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会見・コメント

2025-10-30 12:45 追加

東京サンビームズ・森田英莉主将、久保木若菜、小泉海藍、ハンダスレン・ガントグトフ、今村芽維「こちらが先手を取っていく、そしてボールを落とさない執念をもってどんな相手にも立ち向かっていく」 V女子

東京サンビームズ 会見コメント

V女子

10月26日中野区立総合体育館(東京都)で開催されたバレーボールVリーグ女子 東京サンビームズ対カノアラウレアーズ福岡(GAME2)の試合後会見から、東京サンビームズのコメントをお届けする。

東京サンビームズは前日の開幕戦を見事に勝利。対して、GAME2は悔しい結果となったがまずは上々の出だしであろう。
元ポーランド代表であるアンナ・クレクの加入も決まり、ホームゲームでのお披露目も果たした。

サンビームズの今後に期待しつつ、開幕節を振り返る。

東京 1(23-25、25-23、19-25、12-25)3 カノア

●森田英莉主将(リベロ)

開幕戦は勝利しました。でも、今日は常に相手のリズムでバレーが進んで、ずっと受け身の状態になってしまいました。
攻めのバレーができなかったので、気持ちが後ろになってしまった時に立て直せなかったのが一番大きな敗因だなと思います。
今日は悔しいというより、自分たちの一番情けない部分が出てしまった試合でした。
今シーズン始まってまだ2試合ですが、他のチームも人の入れ替わりが激しいですし、これからいろんなチームと戦っていくことが楽しみです。

――受け身になってしまったのは連勝を意識したから?

森田:いや、意識の問題ではなく、相手がしっかり自分たちを分析してきた結果だと思っています。

――今季はまずプレーオフ進出が目標だとおっしゃっていましたね。

森田:自分たちも含めて、完成されているチームってまだないと思うんです。それぞれがこれから試合を重ねて完成させていくと思います。
ただ自分たちは今季はそこまで人の入れ替わりはなかったので、阿吽の呼吸でバレーボールを展開できればな、と。そうすれば強い東京サンビームズをお見せできると思います。
自分たちは粘ってなんぼのチームだと思うので、1本を落とさないっていう気持ち、ボールに食らいつく気持ちを常に持ち続けていきたいですね。
「落とさなければ負けない」、そういうバレーを自分たちの武器としてどのチーム相手にもひるまずに戦っていきたいです。

●久保木若菜選手(アウトサイドヒッター)

通用していた攻撃が相手に拾われて、決まらずに焦りだすというのが自分たちの負けパターンの一つです。
そこは自覚していましたが、結果的にムキになって打つ、打てない時にはフェイントする、そういった単調な攻撃になってしまった結果が今日の敗戦だと思います。
自分たちはサイドに高さがないのですが、その分動いて点を取るという特徴があります。
そこがもっと多く使えてたら今日の結果は違ってきたのかなと思います。
相手のエース、12番と8番の選手が思いっきり打てるシチュエーションを作ってしまいました。
もうノリノリになっちゃってましたね。全部そこで得点を取られたという印象です。
昨日はそういう状況を作らなかったから勝てたと思うので、相手エースを乗らせないことが大事だなと改めて思いました。

――今季、副キャプテンに就任。主将をどうやって助けていきたい?

久保木:エリさんはリベロなのでコートから離れる時間があります。エリさんがコートにいない時は、自分がみんなと目を合わせて声をかけるように心がけています。
副キャプテンとして、得点でもそうですし、チームの柱になるように責任を持ってプレーしていきたいです。

●小泉海藍選手(アウトサイドヒッター)

第1セット、第2セットではオープンだけではなく、ライトからブロードを仕掛けたり、ライトの裏のセミを呼んだりしていました。
それに比べて、第3、第4セットでは「オープンで決めたい」、「まずはオープンで決めて、自分の波を作りたい」という気持ちが強くなっていました。
でも相手もガッツリ2枚ついてきましたし、ワンタッチを取られて、自分自身にも焦りが出てしまいました。
「決まんない、どうしよう」みたいな感情でした。
前日は、クイックにも入ったりして、相手のブロックを散らすことができていたので、それが今日できなかったのが自分の反省になります。
相手のライトの選手が変わって、攻撃パターンも変化が出ていました。もっとバックで拾えたら…という気持ちです。

――昨季は怪我を抱えながらのプレー。オフの期間はリハビリに充てて開幕戦に合わせてきましたね。

小泉:半年ぐらいファンの方に自分がバレーをしている姿を見せることができませんでした。
今回、初戦がホームゲームということもあって、たくさんのファンの方が来てくださる中、どうしてもスタメンで出たいっていう気持ちもありました。スタメンで出たらたくさんいいプレーを皆さんに見せるように頑張ろうと思って平日の練習を頑張ってきました。

――怪我の内容は?

小泉:疲労骨折です。背骨の4箇所。発覚したのは年明けすぐでした。
でも自分としてはそこで休みたくなかったし、なんだろう、まだまだいけるかなって。
でも、休まずにもう骨がくっつかない状態まで来てしまって。3月のリーグ終了まではそれでもやるって強い意志を持って昨シーズンは乗り越えてきました。
その後トレーナーさんと話し合って、リーグが終わってからはもう一切バレーをやらずにリハビリ期間を半年ほど設けてもらって…。
骨がくっついてない状態なのでインナーで補正して腰を反らないようにしたり、それでも痛みが出るようだったら局所麻酔とかを打ちながらやることを考えています。そこで今シーズンも乗り切れたらいいなって思ってます。

●ハンダスレン・ガントグトフ(ミドルブロッカー)

高校と大学を日本で過ごしました。日本語も話せますし、習ったバレーボールは日本のスタイルです。
そこから台湾とかフィリピンとか一度母国(モンゴル)にも戻って、4年ぶりに日本に帰ってきました。
ブレス浜松に在籍していたこともありましたが、コロナ禍時代でしたので、初めて、お客さんがたくさん来てくれた中での試合でした。
すごくワクワクしてプレーしました。
個人的には力が入りすぎてしまったかな。まずは個人のプレーに集中して、そこからみんなと合わせていきたいですね。
ミドルとして相手にいっぱいプレッシャーをかけて、ミドルを意識させたい。
開幕戦の昨日はチームの雰囲気も良かったし、ファンの方々もすごい声をかけてくれていい日になりました。
ただ、今日のように負けた試合はすごく悔しい。
負けたのは誰かのせいじゃない、勝ったのは誰かのおかげじゃない、バレーボールの良いところは全員で勝つ、全員で負けるところだと思っています。
今日の前半(1・2セット)は粘って昨日のような自分たちのプレーを出せていましたが、後半は受け身になっていたと思います。守って守ってみたいな、攻撃的にも回らずに、相手チームはすでに2枚で待ってる感じでした。

サンビームズにトライアウトで来て、このチームの仲間たちがネガティブにならずに、すぐに笑顔で切り替えることができるのでそのことが印象に残りました。
自分も一緒に楽しんじゃおうって。シーズンは長いのでこれから直すところを直して、みんなで乗り越えていきたいですね。

●今村芽維(セッター)

昨日の勝ちも簡単な勝ちではなかったので、今日苦しくなることは想定していました。
相手も昨日以上にやることを増やしてきて、こっちの対策もされましたし、先手で攻撃してきました。
でも、それは分かっていたこと。昨日もエリさんが試合の途中で言ってくれたのですが、
「後手にならないで、こちらが先に仕掛けて先手先手でバレーボール組み立てていく」
事が大事でした。
どこのチームも昨季と今季では別のバレーボールをしてくると思うので、ホームでもアウェイでも、自分たちのバレーボール、普段の練習でしていることをやっていきたいです。こっちから先に攻撃する、対策する、先手を取ってゲームを展開できればいいなと思います。

――開幕節のセッターを任されましたね。

今村:スタートで出ても、交代で出ても、やるべきことは決まってるし、チームの軸となるものも変わりません。開幕だからというわけではなく、スパイカーを信頼して、そこにしっかり合わせていくんだという気持ちでした。

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