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2025-11-02 06:39 追加

才能開花、オポジット足立溜奈が止まらない! ブレス浜松がホームで快勝。ヴィアティン三重は負傷の森谷友香が帯同し声援を送る V女子第3節

Vリーグの結果

V女子

11月1日バレーボール女子・V.LEAGUE WOMENは第3節GAME1を開催。

ヒルズはねっこアリーナ(宮城)、猫田記念体育館(広島)、上田市自然運動公園総合体育館(長野)、浜松アリーナ(静岡)にて計4試合を行った。

「足立溜奈が止まらない」
ブレス浜松はヴィアティン三重とホームで対戦し、ストレート勝利。
今季ヴィクトリーナ姫路から期限付き移籍中の足立溜奈がバックアタック7点を含む25得点。アタック決定率58.1%で攻撃をけん引した。
姫路時代はミドルブロッカー登録で、出場機会に恵まれなかったがブレス浜松で活躍の場を得て一気に開花の気配を見せている。
開幕戦はアウトサイドヒッターで出場したが、結果を残せなかった。しかし、2戦目以降はオポジットに入り、フロントでもバックでも得点を量産。
濱田義弘監督も「よくぞうちに来てくれた」と相好を崩す。

数字も優秀だが、それ以上の存在感がある。相手にボールタッチを許さず、一撃必殺でコートにボールを突き刺していく。
「上がれば決める」といった印象で、2段トスや高いトスにも対応し、ブレスの高速バレーの中で大きなアクセントになっている。
その様は点取り屋の外国籍選手、例えればシルビア・チネロ・ヌワカロール(NEC川崎)がそこにいるかのような強烈なインパクトがあった。
「得点を決めることでノッていけるタイプ」だと自らを分析する足立溜奈。ブレスの新たな顔として人気も急上昇中のようだ。

対するヴィアティン三重はブレスの高速攻撃と前述した足立溜奈の活躍に苦戦を強いられた。
2節までトップスコアラーだった新鋭、浮ヶ谷夏未を封じられ、攻撃の手を欠く。
2セットを先行された後のインターバルで立て直し、第3セット序盤はポイントで先行したが中盤に追いつかれ突き放された。

苦戦のV三重だがチームの結束は固い。
ベンチアウトしたリザーブメンバーがコート横で高らかにチャントを歌い、ブレスの大声援に対抗した。
前節のホームゲームで試合中に左膝を負傷したミドルブロッカーの森谷友香も遠征に帯同し、松葉杖姿でチームに声援を送った。

V三重は今季20人の大所帯。GAME1の後は現地に宿泊せず、三重に帰るという。
V三重は男女両チームを保有するが、男子はSVリーグ昇格を目指すチームが集う新リーグ「SV.LEAGUE GROWTH」にライセンスを申請した。
その陰で女子は今回の申請を断念。組織としてコストを調整せねばならず、苦慮の跡が見える。

コートの中、相手チームとの戦いだけでなく、資金、環境、地域の声、あらゆるものと向き合って、それを乗り越えていく努力を求められるのがスポーツチームなのだと改めて実感した。

以下、2チームのGAME1会見コメント、試合に対する所感部分を抜粋する。

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