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会見・コメント

2025-11-12 21:30 追加

東京GB・古賀太一郎主将「開幕直後のタイミングで難しい試合を最後までみんな戦えたことはチームにとって大きな一歩を踏み出せた」 SV男子会見

東京GB会見 SVリーグ

SV男子

11月01日にAsue アリーナ大阪(大阪府)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、サントリーvs東京GBの試合後、東京GBの会見をお届けする。

■東京グレートベアーズ

●ヤン・コザメルニク選手(ミドルブロッカー)
いい試合だったと思います。
1セット目に関しては、やるべきことが相手をどう止めればいいか、そういった点において固まったアイデアがありませんでしたが、第2セット目以降明確になった後に関しては楽しい我々らしいバレーボールをしっかり披露できたかなと思っております。
第5セットは忍耐力が試されるセットでしたが残念ながらそこを落としてしまいました。
明日も頑張りたいと思います。

●深津旭弘選手(セッター)
第1セットこそ得点差がついた形になりましたが、そこから全員でアイデアを持って戦えていけたのが良かったと思います。
悔やまれるとしたら、第4セットの終わり方、第5セットにつながるような終わり方ができる場面だったところで失点が多かったのが流れとしては良くなかったです。
そうは言っても第5セットも戦えていたので、自分がトランジションをしっかりアタッカーに出して、明日もまたチャンスはあると思うので今日以上の試合を全員でしたいと思います。

●古賀太一郎選手(リベロ)※主将
第1セット自分のレセプション(サーブレシーブ)を耐えられなくてチームとしてすごい不安定な状態でスタートしました。
僕自身第2セットから自分の取る範囲とこの役割分担を明確にしたところから好転していきました。
自分ができるところと人に任せるところとチームを信用するところとそこを明確にすることによって、これだけのプレーヤーがいるのでレベルが高くなれば高くなるほど個人技では打開できないところがあります。
そういったところを学んだ試合でした。
最後そこからカムバックしてチームとして戦えました。
シーズンは長いですがこのタイミングでこれだけ難しい試合を最後までみんな戦えたことはチームにとって大きな一歩を踏み出せた試合でした。

――古賀選手に。昨シーズンとレセプションに入るメンバーが違う中で第2セット以降役割分担が明確にできたのは先週の経験も踏まえることができたからか。
古賀:試合によっていろんなストーリーがあって、誰かが調子いい時もあれば苦しんでる時もあります。
相手サーブがいい時もありますし、いろんなシチュエーションがあります。
どうやって打開していくかの答えは引き出しが多ければ多いほど良いです。
先週東レさんと試合したときの課題とまた違う課題が今日出ました。
試合の中で修正できたのは、自分たちは経験ある選手が多く下振れを防ぐためにいい選手がたくさんいます。
そういった人たちの知恵、経験を借りながら試合に入っていった感じです。

――今シーズンからサーブトスの瞬間からポジション移動ができるルールが変わったところを使ってレセプションのポジションを入れ替えることをしているがルール変更の部分を積極的に利用していく考えか。
古賀:自分がレセプション、ディフェンスを責任を持って組織作りしていくところを監督が任せてくれてます。
そこは自分もその期待に応えられるようにいい数字を出したいです。
ルールが変更された分を最大化するために今模索中です。
結果が出るように追求していきたいです。

――深津選手に。今日は先週とメンバーが入れ替わり、試合途中もメンバー、ポジションが変わるなどセッターとしては大変だったと外からは見えたが、シーズン前に準備をしていたか。
深津:いろんなアクシデントがある中で重要なのは普段の練習でどれだけ外国籍選手も含めてチーム全体、選手の特徴をイメージできるかです。
その点で開幕2週目ですが今日はヤン(コザメルニク)、ルチ(ルチアーノ・ヴィセンティン)だったり、僕の中ではイメージがありました。
こうやったら決まるというところがありました。
いろんな選手がいるから(外から見ると)しんどい、難しいと思うかもしれないですが練習などでそうやってちゃんとやっていました。
その辺は心配なく、他の日本人選手も含めてある程度作れるんじゃないかなっていうイメージありました。

――ミドルブロッカーの2人のコザメルニク、村山(豪)選手は今シーズンからのメンバーだがどのようなイメージを持っているか。
深津:ヤンは高さ、コース幅があるのでそこで優位に立てると思っていました。
村山選手はスピードがありますが、今日は少し合わない部分がありました。
そこは僕の責任だと思うのでもう少し良くなると思います。

――ヴィセンティン、コザメルニク選手の活かし方をどのように考えているか。
深津:ヴィセンティン選手は、高さ、コース幅があるのでそこを活かしたいと思いました。
グレートベアーズのスピードのある速いテンポの攻撃で彼の一番の強みをなくしたくなかったです。
どっちも取れるちょうどいいところがあると思います。
練習中もやってる感じは良くなってきたので、今日は今まで1番良いコンビを作れたと思いました。
速いコンビをして長所を殺すのは良くないと思います。
速いコンビの中で長所も活かせればよりいいと思ったのでそこだけを意識しながらやりました。
それはヤン選手も一緒で、彼らの高さは絶対活きる部分だと思います。
プラススピードも求めている感じです。

――サーブが良かったが狙いどころは。
深津:古賀さんにここ打った方が良い言われています。
(古賀選手が)コントローラーをもって僕が動いてるだけみたいな感じでした(笑)。
(古賀選手に)でも動かしてるよね。
古賀:動かしてる僕の方も難しいですから。
これをそのままやるのも難しいですよ。
だからスキルが必要なんです。
深津:古賀さんの手柄ということで(笑)。

――コザメルニク選手に。今日は多くの観衆(6988人)中でプレーしたが日本のSVリーグの印象について。
コザメルニク:今回こういった大きな体育館でプレーできたことは初めてでいい経験になりました。
皆さんに応援していただくことで選手としてもパフォーマンスがあがります。
観客の皆さんも応援メッセージでポジティブなエネルギーをチームにもたらせてくれました。
こういった点はヨーロッパとは1つ違う点で、日本のバレーにおいては、大きい体育館でも基本的に満員状態でバレーをすることができます。
日本に来るときの楽しみにしてきたことの1つでもあります。
プレーできてよかったです。

――(最近国際大会でプレーをしていない)(ドミトリー)ムセルスキー選手とブロックチェンジを含めてブロックで対峙したがプレーをした印象は。
コザメルニク:彼は本当に特殊な選手の1人だと思います。
高さがありパワーがあります。
ブロックディフェンスにおいてスマートに機能させていく必要があります。
彼のアタックを限定して我々に対するダメージをしっかり限定していくのが目的でしたが今日は良くできたと思います。
ディフェンス後のプレーに繋げられたので、こういった意味でいい経験でした。
チームとしても彼に対してすぐに対応できたので、そういった面でも良かったと思います。
明日に関しては今日明確になった部分がたくさんありますので、その上で彼をどう止めていくかを試行錯誤として明日に臨んで頑張っていきたいと思います。

――深津選手とのコネクションの部分でまだ多く合わせていない状況だが今はどのような段階か。
コザメルニク:皆さん経験豊富な選手です。
そういった意味でいいコネクションができてます。
コネクションを作る際にはベース作りが大切になってきます。
何をベースに使っていくのかで、その上で自信のあるスパイクを築いていく。
それができるようになってから初めて、クリエイティブな、サプライズ要素をそのコネクションの中に入れていきます。
そういった意味では今のコネクションはその段階にあるかなと思っています。
ベースも見つけられていますし、コネクションが作れないこともありますが、それも普通です。
そういった時にもイライラせず、ポジティブにサポートし合う姿勢が大切になってくるかなと思います。
このまま継続できれば将来的に良いコネクションが作れると思いますし、明るい将来が待っていると思います。

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