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会見・コメント

2025-11-21 00:05 追加

東京GB・バルトシュ・クレク「何かを達成するために1人の力では達成できないというのがバレーボールの素晴らしさ」 SV男子会見

SV男子

●カスパー・ヴオリネン監督

皆様来てくださりありがとうございます。ホーム開幕戦に多くの記者の方々がいらしてくれることを嬉しく思います
今日は難しい1戦でした。
我々としてもこうなることは分かっていました。
長野さんは強いチームですし、以前とは全く違うチームだと思っています。
より良いセッター、外国籍選手、チームのシステムで強いチームになると想定していました。
実際、開幕2週間で他のチーム(日鉄堺BZ)勝ってきましたし、どのSVリーグのチームにも勝つ可能性があるチームだと思っています。
それが分かった上で準備をしてきたものの、試合の流れの方向性を決める第1セットは残念ながら取ることができませんでした。
ここからは激しい戦いがありましたが、トランジションの部分で苦戦ました。
そこから選手を入れ代え流れを変えることができました。
村山選手が第4セットの相手のマッチポイントの追い込まれたところで我々のモットーであるブレイクザリミットを体現し、そういった意味でも試合だったと思います。
明日もまた新しい1日になります。
どういったコンビがうまくはまるかは分からないですが、分からないからこそ全員が準備して全員で挑む必要があります。
そういった意味で長野さんにはすごくリスペクトしてますし、明日も頑張っていきます。
今日のチームの成果には満足してます。

――外国籍選手4人(同時出場の規定は今シーズン2人(アジア枠の選手がいる場合は3人だが東京GBは当てはまらない))をどのように起用しようと考えているか?
ヴオリネン:今シーズンに関して外国籍選手の採用基準は才能、技術、パワーの他に強靭なメンタルを持っていることでした。
柳田(将洋)副キャプテン、ポーランド代表主将のクレク、コザメルニク、経験豊富なアレックス(フェレイラ)、それに加え現在進行形でメンタル面も含め成長しているルチアーノ(ヴィセンティン)。
テクニカルだったり、戦術も色々使い方の話もあります。
リーダーシップの絶えないチームだからこそロッカールームで起こってるサポートし合う姿勢、諦めない気持ち、メンタルの強さがあるからこそ逆転ができました。
先週のサントリー戦も同様でした。
コザメルニクがプレーする場合は日本人のアウトサイドが必要になります。
選手層が暑いですのでえ、日本人アウトサイドでも可能です。
今日に関してはコザメルニクがプレーをせずえ、ルチアーノを使った形になりました。
今日コザメルニクがプレーしたポイントは僅差の接戦の難しい場面でしたので大切な1点だったと思います。
最後にアレックスについて付け加えると現在怪我をしてますが、残念ながら世界選手権の前に怪我をする形になってしまいました。
彼は復帰のために今全力でリカバリーに取り組んでいます。
彼自身もプレーしたいとそういう風に思っていますし、我々も彼を必要になってくると思っています。

――後藤(陸翔)選手がサーブで狙われている中、使い続けた理由は?
ヴオリネン:我々のスタッフ陣はSVリーグの中でもトップの知識量があると思っています。
多くのアシスタントコーチ、充実したアナリストを含め1つのチームに集結させることができたって思っています。
第2セット後にアシスタントコーチから色々な助言をいただきました。
助言を聞いた上でえ、実際にそれを取り入れるかは決断にはなりますが、やはり意見というのはすごく大切だと思います。
後藤に関してはプレーが良かったえ点もありますし、うまくいってない分野もありました。
そこはチームスポーツでサポートし合う姿勢が大切です
その上で我々は彼を信じ続けました。
判断に関する最終的な責任というのはえ監督にありますけども判断できるのはサポートしてくれるスタッフがいるからです。
そういった意味で満足しています。

――昨シーズンに比べ外国籍選手が遅い時期に合流しているが、今シーズンは試合を消化しながらもっと良くなっていくイメージを持っているか?
ヴオリネン:おっしゃる通りだと思います。
シーズン通して1番成長したい、そんなチームを目指しています。
これ達成することができればえいい結果が待っていると思っています。
だからこそ、常に忍耐強く細かいところの修正が必要になってきます。
日々大切なことはありますが、今日は試合前に大切なミーティングがありました。
チームスポーツにおいて形成期(Forming)→混乱期(Storming)→機能期(Performing)(※1)があります。
その中で我々はFormingとStormingの中間あたりにあるのかなと思っています。

※1タックマンモデルのチームビルディングの5段階(5段階目は後で追加された)(Forming(形成期), Storming(混乱期 (対立期)), Norming(統一期 (規範期)), Performing(機能期 (達成期)), Adjourning(散会期 (解散期))のうち3つを取り上げている

写真:黒羽白

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