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2025-12-07 11:18 追加

首位攻防戦の第一幕はアリーズに軍配。心の交流で信州Aries・目黒愛梨がコートを駆け巡る V女子

V女子

注目の1戦、信州Aries対JAぎふの試合後コメントを紹介する。

■信州ブリリアントアリーズ

●高野夏輝主将(リベロ)
今日は2セットダウンからのスタートになりました。ぎふさんは自分たちの対策をすごくしてきているという印象を強く持ちました。自分たちのやりたいバレーがなかなかできない展開でした。
決まったと思ったボールが決まらず、ラリーが長くなって、プッシュでやられたりストレスの多い試合でした。
最終的に勝つことができましたが、まだまだ修正が必要な試合だったと感じています。

●山村涼香選手(ミドルブロッカー)
首位攻防戦。自分たちが押される場面も想定していましたが、第1、第2セットはそれ以上に押される場面が多く、コートの中で上手く攻撃を作れませんでした。
でも、控え室に戻った時に選手たちは全然落ちていませんでした。
「まだまだやれる」とお互いが言い合えました。
第3セットから切り替えて戦えたのはすごく良かったと思います。
自分たちはこの1週間、ブロックとディフェンスの関係を重点的にやってきたので、最終的にそれをしっかり出せたのは良かったと思います。

●目黒愛梨選手(アウトサイドヒッター)
フルセットで勝ち切れたのは今シーズンの力になる大きな手応えです。
選手一人ひとりが自分の持ち味を出し切って、目の前の1点を取り続けた結果がこの勝利につながったと思います。
それが今シーズン勝ち続けている一つの理由だと思います。

●田中瑠奈選手(アウトサイドヒッター)
第1、第2セットはどこか粘り負けをしていたり、いつもなら決まるボールが決まらないというストレスが積み重なってブレイクが取れなかった場面がありました。
第3、第4、第5セットは、自分たちがなんとか上げたボールを丁寧につないで、そこからハイセットで決め切るケースが多くなりました。やっと自分たちのリズムに持ってこれたという感じです。
明日もさらにタフな試合になると思いますが、自分の強みをしっかり出せるように、良い準備をしていきたいと思います。

●成田郁久美監督
非常にタフなゲームになりました。本当にドキドキするような試合展開でしたね。
リザーブの選手たちがしっかり仕事をしてくれて、チーム全員で勝ち切ることができました。
今年のチームの成長だと感じています。
第1セットに鍵がありました。相手がうちのブロックに対して正面から勝負してこなくなったときに、その対応が遅れてしまった。プッシュやタッチで逃げてくるボールを上げきれなかったり、ブロックミスになってしまったところが今日の大きな反省点です。その流れが第2セットにも続いて相手のペースになってしまった。
相手が狙ってきているところへの対応をもっと早くできていればと思います。

■JAぎふリオレーナ

●山本裕香選手(オポジット)
どちらのチームも好調が続いている中での試合。周囲からはすごく期待の声をたくさんいただいた試合でした。
ただ、自分たちはいつも通りの準備をして、いつも通りの試合に向けた入り方を意識して臨みました。
最初はその上手く流れを持ってこれていましたが、セットを重ねるにつれて相手に先に対応されて、自分たちが後手に回ってしまったような状況が続いてしまったかなと思います。

●水野梨加選手(アウトサイドヒッター)
フルセットで負けたってのがとても悔しいです。でも、その負け方はチームにとってはプラスな面が多くありました。
押されて負けたというわけではなく、自分たちも攻め続けて練習してきたことを出せたと思っています。
最初の2セットを取って、後の3、4、5を取られたのは、自分たちのこれからの課題です。しっかり修正して、明日は絶対勝ちたいと思います。

●髙石明美選手(ミドルブロッカー)
苦しい試合展開になり、フルセットを勝ち切れなかったのは素直に悔しいと思いました。
試合内容としては自分たちが引いていたわけではないし、最後まで取りに行く姿勢がチームにはありました。
ただ、最後の1点が、なかなか取れなかった。明日も苦しい試合にはなるとは思いますが、細かいところをしっかり修正して、いい形でつなげられたらと思います。

●中尾千尋選手(セッター)

苦しい試合になることは想定していました。
第1、第2セット取っても、最後は思うようにいかなかった。実力がある信州Ariesさん、本当に強かったなという印象です。
大きい選手が多いので、セッターとしてはなるべくブロックを1枚にしてそこで攻撃できるように意識していました。
最後はミドルが使えてきましたが、第3、第4セットあたりは少しサイドに寄り気味だったので反省しています。
信州Ariesさんは速攻でもしっかりブロックついてきました。選択肢の多いトスを上げられるように意識していきたいと思います。

●川口太一監督
自分たちが展開したいバレーボールが第1、第2セット、そして第5セットではしっかりできていました。そこはすごい良かったなと思っています。
この試合に限らず、毎試合、選手はしっかりと準備してくれています。今日も最初から最後まで全力で戦ってくれたと思っています。すごく感謝していますし、その選手たちを誇りに思っています。
2セットを先行して、若干安心感みたいなところは出ていたのかもしれません。
タイムアウトの時の声かけだったり、戦術が不十分だった可能性もあるので、自分自身も改善が必要かなと思っています。

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