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2025-12-16 15:21 追加

男子クラブチーム世界選手権 各チームの紹介 大阪ブルテオンの初戦は試合巧者のサダ・クルゼイロ

各チームの紹介

Others / SV男子


左からOHドウグラス、MBオタービオ、OPオッペンコスキー。
写真:CBV

バレーボール男子クラブチーム世界選手権がブラジルのベレン市で始まる。8チームが2グループに分かれ、3試合を行い、各グループの上位2チームが準決勝へと進む。

A組

南米代表 プライア・クルーべ(ブラジル)
開催国出場 ヴォレイ・レナータ(ブラジル)
アジア代表 アル‐ラーヤン・スポーツクラブ(カタール)
欧州代表 アルロン・CMC・ヴァルタ・ザビエルチェ(ポーランド)

B組

アジア代表 大阪ブルテオン(日本)
欧州代表 シル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(イタリア)
南米代表 サダ・クルゼイロ(ブラジル)
アフリカ代表 スウェリー・スポーツクラブ(リビア)


ブロックに跳ぶルーカス16番とマテウス5番。
写真:Agencia ¡7/Sada

■ブルテオンの初戦の相手はブラジルのサダ・クルゼイロ

前回覇者で5度の優勝を誇るサダ・クルゼイロ。クラブチームとして国内外の様々なタイトルを獲得した強豪だ。現、元ブラジル代表がほとんどで、勝ち方を知っている試合巧者と言えよう。現在ブルテオンのOHロペスもかつて所属していた。注目選手は誰かと一人選ぶのは難しいが、やはりMBルーカスの高いブロックで押してくるチームだ。東京五輪以降、代表チームは固辞しているが、OHドウグラスのキレのあるスパイクも健在。ベテランOPワラセが10月末に膝の手術をしてリハビリ中だが、代わりのオッペンコスキーがベテランに勝るとも劣らぬ活躍を見せている。Sのマテウスの所がブロックが低くなるのが狙い目だが、その後ろに控えるレシーブ陣も侮れない。

しかし、このレベルのチームになれば、誰のブロックが良い、強打を誇るOPなどというのは当たり前のことになるので、いかにミスを少なくするかが勝敗の別れどころになるだろう。ブルテオンは長旅の疲れ、12時間の時差、季節が逆など体調管理が難しくなるが、集中力を切らさずに戦っていきたい。


切れ味鋭いドウグラスのスパイク。
写真:CBV

■開催地のベレン市ってどこ?

男子の試合の舞台は、ブラジルのほぼ赤道直下、アマゾン川河口域にあるパラー州ベレン市になる。なぜこんな所で?と発表があった際は驚いた。ブラジルは国土が日本の約23倍。国内のスーパーリーグではホーム&アウェーが基本だが、なかなかバレーを見る機会のない(チームのいない)地方での開催もシーズン中に1、2回ある。今年2月にベレン市で試合をしたところ、非常に盛成功を収め、また、11月にはCOP30という気候変動や温暖化に関する国際会議の開催でベレン市が注目されたことで、ぜひ今度は国際試合を、という運びになった。

ベレンと言えば、食べ物のアサイーやブラジルナッツ(カスターニャ・ド・パラー)の産地で有名だ。日本でアサイーは、フルーツと一緒にアサイボウルやスムージー、シャーベットという食べ方だが、こちらでは日本と同じように食べもするが、特にベレンでは、魚のフライにどろりとした紫色のアサイーをつけて食べるのが一般的だ。


魚のフライに添えたアサイ―。
写真:M.K

■試合スケジュール(予選ラウンド)
□1試合目
12/16(火)22:00(日本時間)
vs. サダ・クルゼイロ (ブラジル)

□2試合目
12/18(木)1:30(日本時間)
vs. シル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(イタリア)

□3試合目
12/19(金)1:30(日本時間)
vs. スウェリー・スポーツクラブ(リビア)

取材: 唐木田 真里子

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