2015-01-26 09:26 追加
モデナ石川祐希、初フル出場でストレート勝利
セリエA1モデナに留学中の石川祐希出場動向
Others / 全日本代表 男子
イタリア時間1/25(日)18:00、ミラノからほど近いモンツァで行われたセリエA1後半第3節、Vero Volley Monza(モンツァ) 対Modena Volley(モデナ)は、際どい攻防でありながらも3-0のストレートでモデナが勝利しました。石川選手のサーブから始まった第一セット、一本目、相手のレセプションを崩しダイレクトで戻ってきたところを攻撃に変え、モデナの一点目となります。これで流れを作るかと思われたモデナですが、モンツァも簡単に流れを渡せず一進一退の攻防に。
その中をレセプション、ディグと初のスタメンで登場した石川選手の活躍で、ペトリッチやベットーリが得点を重ね、第一セットを26-24でとりました。
第二セット、モンツァに押されながら引き離されまいとするモデナ。オポジットのべットーリが決めきれず、ラリーとなると石川選手にもトスが上がり攻撃にも参加。ネット際の攻防も落ち着いた対応で点数を重ねてゆき、27-25デュースの末連取しました。
第三セット、ビデオチェックによりエースとなったコースを狙ったサーブや、ラリーを制するスパイク等で存在をアピールする石川選手。レセプションの際にはブルーノやベットーリからの指示を受け、コミュニケーションを図りながらコートを守ります。
サーブで崩されることがあったものの、マイナスポイント以上にプラスの攻撃力が目立った石川選手は、この日スパイク決定率62%、14得点とチームの勝利に大きく貢献。モデナバレーに日本バレーの存在をアピールしました。
試合直後「楽しかったです」と爽やかな笑顔で答えていた石川選手。同ポジションのヌガペット(フランス)やコバチェビッチ(セルビア)の故障により、初のスタメンとなったものの、今後の活躍も期待されそうな模様。
優勝争いに食い込む勢いのモデナ、世界レベルのリーグの勝利の行方を握っているのは、もしかしたら日本人選手かもしれません。
文責:宮﨑治美
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