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インタビュー

2015-10-02 17:13 追加

新主将に聞く-つくば・白石啓丈

つくばユナイテッドSun GAIA 主将・白石選手インタビュー

V2/V3 男子

2015/16シーズンから、つくばユナイテッドSun GAIA(V・チャレンジリーグI)の主将となった白石啓丈選手に、お話を伺った。(取材:2015年8月 留萌合宿にて)

IMGP1920

白石啓丈(しらいし ひろたけ)
ポジション:リベロ
身長/体重:175cm/67kg
生年月日:1990年7月10日
出身地:静岡県榛原郡
出身校:聖隷クリストファー高校→筑波大学
バレー歴:小3~
チーム:2012/13~ つくばユナイテッドSun GAIA
背番号:24

 

■チーム激動の中でのキャプテン就任

○キャプテンになった経緯をお聞かせください。

新チームになる前、契約の時、菊池監督から、キャプテンになってみないか?という話があって。

リベロの視点で見えるところを、チームに伝える

リベロからの視点を、チームに伝える

○話があったのは、ことしの4月~5月あたりだったんですか?

そうです。新チームが、誰が残って誰が辞めるのかとかがわからない状況で、やってみないかといわれたんですが、そのときはどういうチームになるのかわからない状況で、すぐYesとは言えませんでした。
ただ、前主将の吉野さんが引退、丸山さんもコーチという形になりますし、浜崎さんとか、上の方たちが抜けて、いわゆるベテランというのは(五十嵐)元さんだけになる、という具合に、段々と新チームの形が見えてきて、僕がやるしかないかな!と思って。

○新チームの形が見えてきて、その中心になって行く、という感じでしょうか。

そうですね。

○今までのバレーボール歴の中で、主将経験はありましたでしょうか。

中学のときにやりました。

○前任の吉野さんもそうでしたが、リベロでキャプテン、というのは、やりにくさなどはありますか。

やりやすさもやりにくさも両方あるというか、常にコートに立っていないというところで、それが良いときも悪いときもあるのかなと思っています。ただ、(コートを)出たときに、客観的に見えるというのもあるので、別にそこまで心配はしてないです。

■昨シーズンを振り返って

○昨シーズン(2014/15)について。振り返ってどうだったんでしょうか。

昨シーズンは、リーグ中に、バレーとは直接関係ないところで課題がたくさんあり、バレーだけに集中出来ない状況があって、選手が迷っているところがあったんです。
そんな中で、吉野さんなどが「バレーで結果を出せば、そういうところもうまく回ってくるから、俺たちは結果だけを求めてバレーに集中するべきだ」と言って。一丸となってやっていたんですが、やっぱり、負けてしまったときに、どんどん崩れていくという感じがして……

○バレー自体にも迷いが出ちゃっていたんですか。

負けが続いて、それが、自力で勝てないということになっちゃったりとか、失敗や負けを気にしすぎちゃうというか、プレッシャーがやっぱり尋常じゃなかったのかなと。絶対勝たなきゃいけないという中で、どんどん悪循環になったというか。やっぱり、何かを変えなきゃというので、選手起用をかえてみたり。こういう状況は仕方ないから開き直ってやろうと言っても、やっぱり、開き直れないというか。
負けが続いている状況で、外から、応援団からもしっかりやれよと言われ、もちろん、そうなんですが、どうしても負けの重みがわかっているから……

リリーフサーバーとして勝利に貢献

リリーフサーバーとして勝利に貢献(2015/1/11大分三好戦)

○難しいシーズンの中で、印象に残った試合というのはありますか。

やっぱりホームゲーム、都澤前理事長が亡くなった翌日の大分三好戦(2015年1月11日)。みんなの気持ちの入り方が違ったと思います。どこに上げても決まるし、それぞれが、100%を出し切ったのかなというのはあるので。
昨シーズンは立ち上がりが悪くて、試合の後半、セットの後半にならないと調子が出てこないというのがあって。自分でスイッチを入れられない。自分たちでスイッチを入れることができれば、大分三好に勝ったときのように、いい試合が出来ると思うんです。

■2代続けてリベロが主将

○昨シーズンの白石さんは、それこそセットの後半でリリーフサーバーとして出てくることが多かったのですが、吉野さんが引退した今シーズン、本格的にリベロとして出るのは、サンガイアとしては初めてということになるのでしょう。今シーズンの意気込みというか、思いとしては違ってくるんでしょうか。

昨シーズンはチームがスイッチを入れられないというか、盛り上がりに欠けるというか、チームとして簡単に試合を進めてしまうというのがあって、相手が活気が出てくると、それに押されるというか。
僕はピンサで入ることが多かったんですが、サーブどうこうよりも、まずはチームを活性化させるというか、ちょっと雰囲気を変えるというのを第一にしてやりました。
今シーズンはリベロで出るので、昨シーズン出来なかった、チームのスイッチを外に頼ることなく、コートの中で切り替えられるようにというところを、まず、担っていきたいなと思っています。

昨シーズンはリベロとして3試合出場

昨シーズン、リベロとしては3試合出場

○リベロとして。白石さんの持ち味は昨シーズンまでの吉野さんとまた違うところがあるかと思いますが、どういうところを皆さんに見てほしいと思っていますか。

吉野さんはすごく上手なので……。僕はどこか突出したものはないかもしれませんが、どちらかというとサーブレシーブをメインというか、安定感というか、安定していつもいけるというところ。
あと、ことしは僕は、セッターよりもパスが出来るリベロ、というのを目標にしていて、二段トスからでもしっかりとコンビが使えるようにそこを認識して練習しています。是非注目してください。

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