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インタビュー

2016-03-09 18:21 追加

越境バレーボーラー 古賀太一郎inフィンランド「目標はオリンピックでプレーして活躍すること」

古賀太一郎インタビュー

Others / V・プレミアリーグ 男子

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――まず、フィンランドリーグでプレーするに至った経緯を教えてください。

今年フィンランドに来たんですけど、会社の方には2年前に打診していたんです。きっかけとなったのはアンディッシュ監督が豊田合成に来て、バレーボールの対する考え方であったりアイディアであったりコンセプトであったり、いろんな新しいアイディアをチームにもたらして、自分もそれを吸収しながら1年間過ごして、ちょっと海外に興味を持ったこと。海外とはどういうコンセプトで、どういうプレーヤーがいて…っていうのに興味を持ったっていうのと、もうひとつは、自分のバレーボールに対する目標があるんですけど、毎年ステップアップしていって、その目標が達成できるっていう計画があったんですけど、2年前ぐらいからステップアップできていないっていう現実と理想とのギャップを感じて、もっとチャレンジしないとその目標を達成することは難しいかなと思って、この挑戦をしようと思ったんです。

­­――最初からフィンランドで、と決めていたのですか?

チームのロゴ

チームのロゴ

いえ、ヨーロッパもいいチームもあればそうでないチームもあって、やみくもに海外行くのはよくないっていうアンディッシュの判断がありました。ヨーロッパに精通している彼のフィルターを通して、このチームだったら行く価値がある、このチームだったらステイした方がまだ勉強になる、というのから1年目はコンタクトが折り合わず行くのを断念したんです。今年はこのチーム(コッコラ)からコンタクトがあって、今年CEV CUPも出ますしちゃんとした環境ということで、行ってくるか、とこのチームになったんです。

――アンディッシュ監督に出会わなければ、海外に興味は持っていませんでしたか?

そうですね、きっかけは。でも、もう一方で豊田合成のチームで自分の活躍の場を見出せていなかったので、もしかしたら出会っていなくても別の方向からアプローチして、海外挑戦したかもしれないです。

――フィンランドリーグと日本のリーグと違うところは?

小学校の体育館を借りて行われているホーム戦。オープニングは照明を落して選手を迎え入れる演出で盛り上がる

小学校の体育館を借りて行われているホーム戦。オープニングは照明を落して選手を迎え入れる演出で盛り上がる

国内リーグは強いチームと弱いチームと2極化があって、全部の試合が充実したものではないんです。フィンランドリーグのいいところは、若手とベテランが混在したチームというところ。若手って言っても昼間学校に通う高校生もいて、若手のうちに経験積んで、中堅になったらヨーロッパ各リーグで成熟して、そのあと国内に戻ってくる。それによってフィンランドリーグのレベルは保たれていて、いい循環しているなと思います。日本って大体活躍している選手は内定の時から試合出ていたりだとか、ずっと試合に出てる人は出てますし、出てない人は出てないですよね。なので一回外に出てまた戻ってくるっていう循環がないので、どっち優劣つけるのは難しいですけど、いいシステムだなと思います。

――日本のバレーとあまり変わらないところはどんなところですか?

豊田合成もアンディッシュ監督が来てスライドしてきた部分があるので、こっちに来てトレーニングの量や練習の量がちょっと足りないなっていう感じはしなかったです。アンディッシュと同じ量で練習できています。日本バレー低迷したとか言われますけど、こっち来るとそうじゃないなという風に思いましたね。一緒に肌身合わせてプレーしてもそうですし、いざCEV CUPでフランスの現時点で1位のチームとやっても、特別凄いと感じるわけでもなく、日本のリーグと比べて凄いなーという風には思わなかったんです。あとは、自分はナショナルチームでプレーしているわけではないので分からないですけど、どれだけ自信を持って信じ合って戦えるか。やっぱり一人じゃ勝てないですし。技術が劣った、高さが劣ったという感じじゃないような気がします。こっちに来てそう思いました。

それこそ今年合成が強いのは監督と選手の信頼関係があるから同じ方向を向いてるので、強いような気がします。

――今のチームコッコラもそんな感じですか?

各選手とコート内でもコミュニケーションをとっている古賀選手。この日は格下チーム との対戦ということで若手中心のスタメン。お兄さん的な立場で声をかけていた。 3番の選手は今年ナショナルチームにも選抜。片耳に障害があり補聴器をつけてプレイ

各選手とコート内でもコミュニケーションをとっている古賀選手。この日は格下チームとの対戦ということで若手中心のスタメン。お兄さん的な立場で声をかけていた。
3番の選手は今年ナショナルチームにも選抜。片耳に障害があり補聴器をつけてプレイ

そうですね。でも、意外とそれが難しかったりします。負け続けるとミスした人に目がいって、その人のせいにしたりだとか、そんな風に人間なりがちなんで。

――そういうときはどうするんですか?

それこそ、思考は現実するじゃないですけど、そういう風に思わないと思うことが大事だと思います。本で読んだことですけど考えていることって現実化されるので、こいつミスしそうだなって思ったらミスしちゃいますし、やっぱそういうのは考えないように考えることが大事ですし、プラスのことはもっと考えるように考えることが大事だと思います。

――今リーグ中に心がけているんですね。

そうですね。日本にいるときはそういうのは全然感じなかったんですよね。そういう風に感じなかったっていうか、メディアが「男子バレーが低迷した」ってそういう風に取り上げていたんですけど、こっち来ては肌身合せてやってみるとそうじゃなくて、そういうところの組み合わせがうまくいってなかっただけであって、そこは思考によって変えていける。もちろんハードワークも大事ですけど。

――日本と世界の違いをあげるとしたらそういうところですか?

そうですね。石川君なんていい起爆剤になると思います。石川君、柳田君なんていうのはいいことしか考えてないでしょうし、若いのでまだ他の邪念がないので素晴らしい。プレーも素晴らしいですけど、歳を重ねるといろんな邪念が入ってきて、そういう志向があるとまたそういうプレーになっちゃうんです。いい起爆剤になっているんじゃないですかね。

――チーム内、ベネズエラの選手などいろんな選手と仲良くやっているように見えましたが、馴染んでいますか?

公私ともに仲良しのベネズエラ選手と。試合の合間にはふざけ合う姿も見られた

公私ともに仲良しのベネズエラ選手と。試合の合間にはふざけ合う姿も見られた

チーム内でもいろいろあるんですけど、問題っていうか…各国によって個性が違う。アメリカ人だった絶対自分のミスは認めないんですよね。来る前に何かで読んだんですけど、よく言えば海外は自己主張が強い、まぁでも自己主張ととらえるか、言い訳ととらえるかそれもまた難しいところです。ベネズエラ人と自分は同じ感覚を持っていて、ミスは自分の中で消化すべきであって、人のせいにするべきじゃない。ミスしたからああだこうだいうんじゃなくて、次に次に次に…っていうところでフィーリングが合ったり、そういう感じでいい関係でできているように思います。

――プライベートでも付き合いがあるのですか?

そうですね、ラテン系なので話しやすいんですよね。彼も若いうちはフランスでやっていて、今30ちょっとなんですけど、もうフランスでやっていたら体が持たないっていって、こっち来ている。フィンランドに来て選手生命を伸ばそうじゃないですけど、いろんな目標目的がある。トップリーグでお金もらうのが一番じゃなかったり、いろんな国でバレーしたいっていう選手もいますし。

 
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