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インタビュー

2017-05-08 12:00 追加

新監督に聞く 久光製薬スプリングス・酒井新悟監督

新監督に聞く

V・プレミアリーグ 女子

s酒井監督バレーボール女子の代表監督に就任した中田久美氏の後を受け、V・プレミアリーグ2016/17から久光製薬スプリングスの監督に就任した酒井新悟監督。
男子バレーでは堺ブレイザーズや「Team CORE」で監督を務めてきたが、女子は「未知の世界」。監督を受けるにあたっては葛藤もあったと話す。今リーグを振り返りながら、久光製薬スプリングスへの思い、選手や中田監督への期待など語っていただいた。

──V・プレミアリーグお疲れさまでした。準優勝という結果についてはどう感じていらっしゃいますか。

酒井:連覇を目指してやってきたので、準優勝という結果には誰も納得はしていないと思います。優勝できるチームだったと思うので優勝できなくてやっぱり残念ですが、けが人が出たりという状況の中で、選手たちは最後まで頑張ってくれたと思います。そういったことも含めて次につながるリーグだったんじゃないかなと。

──改めて振り返ってどんなリーグでしたか?

酒井:久美さん(中田前総監督)が全日本の監督に就任されることに伴って、開幕直前に私が久光製薬スプリングスの監督に。そんな状況で少なからずも選手には動揺があったと思うのですが、キャプテンの長岡(望悠)を中心に今やるべきことをしっかりと話してくれて、周りのスタッフ陣も協力してサポートしながら、6勝1敗で首位と非常にいい形でリーグのスタートが切れました。それにプラスして皇后杯でも5連覇の懸かるプレッシャーの中で最後までしっかりと戦って5連覇を達成することができた。その反面、けが人や病人が出たり連敗したり、苦しい場面もあった。皇后杯が終わって、1月ぐらいの一番しんどい頃にはチームでミーティングをしたり、選手たちも泣きながら練習したり……。そういうところをみんなで乗り越えて「ファイナル」進出を勝ち取った。そんなリーグでした。

──泣きながらですか。

酒井:そう。「勝ちたい」気持ちのぶつかり合い。このチームは「勝ちへのこだわり」がすごいのでそういうところは本当に素晴らしいです。そうやってお互いに言い合いながらもきっちり試合をこなせるというのがまた強みでもある。どういう状況であっても誰が出てもチーム力を落とさない、勝っていくというマインドをしっかり持てた。代わって出た選手が活躍して、チームの苦しいところを乗り越えたというのは大きいと思います。水田(祐未)や野本(梨佳)や古藤(千鶴)、そういうスタメンでない選手が途中から出て活躍してゲームを勝ち取ってくれるパターンもたくさん出ましたし、一つのリーグの中で山あり谷あり、プラスアルファいろんなことがあった中での「ファイナル」だったと感じます。

──それは土台的にそういうマインドを中田前総監督が作ってこられたことも大きいでしょうか。そこに酒井監督が新しく就かれて「監督がプレッシャーを感じているから頑張らないと」と選手の皆さんもそんなふうに……。

酒井:そうです、そうです。選手たちが話してくれていましたね。今リーグ、私が新しく監督に就きましたが、リーグの中で何かを変えようという気持ちはなくて、選手たちにまず伝えたことは「今までやってきたこと、今まで中田久美さんが築いてきた久光製薬スプリングスのバレーを、このリーグでもしっかりと体現し続けよう」ということ。選手たちはぶれずにやってくれたと思います。
もちろん選手起用やメンバーチェンジや、マインド的なことは私も伝えましたが、大半のベースはそこ。しんどい時期がありましたが、久美さんが総監督としてチームに携わって、いろんな場面で選手たちやチームをフォローしてくださったので、それは非常に大きかったです。私はまだ女子バレーに来て1年目ですし、女子バレーの世界ではまだ右も左もわからない感じでしたので、特にメンタリティーの部分で久美さんにフォローしていただいて、いい結果にいい方向に向いたと本当に感じました。

──自分になったらやり方やバレーをまったく変えるという監督もいますが、引き継いでプラスしていくという選択をされました。

酒井:そうです。もともと優勝しているチームなので力もありますし、久美さんのバレーは外から見ていて私も評価していました。いい選手がたくさんいるというのもわかっていましたから。直前に監督が変わったといった状況でもリーグで結果を残すためには、変えていくことよりも逆に今まで築いてきたことをやるべきだと。素晴らしいバレーをしてきたチームなのでそれを出せるかどうかだけに集中してやっていこうと。

 
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