2017-06-01 17:26 追加
吉原知子監督に聞く リーグ振り返りとJTから選出の全日本代表5人への期待
V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子
──今年度の全日本の登録選手が発表され、JTマーヴェラスからは5人が選ばれました。吉原監督も日本代表として戦ってこられたので、チームから全日本へ選手を送り出せるというのは嬉しいですよね。
吉原監督:まあ、選ばれて喜んでいるようじゃダメなんですけどね(笑)私としては一人でも多く東京オリンピックで活躍してほしいなと思いますし、日本が勝つために少しでも多く選手を送り込めたらと思っていますので、選ばれたことはすごくよかったなと思っています。
──日本代表としての5人に期待することは。
吉原監督:しっかりまず、全日本で「自分がどうなりたいのか」「何を要求されているのか」をきちんと把握して、それに対してしっかりやってもらいたい。みんながレギュラーを獲りにいっているわけだから、そこをぶれないように、一人ひとりが自分の技術を磨くのもそうですし、人としても成長して帰ってきてほしいなと思います。
──吉原監督からみて、それぞれの強みは。
吉原監督:それぞれ特徴があるので。コトエ(井上琴絵)は瞬発力があるというのはいいことだと思うので、それを強みに変えてほしいと思います。リーグの後半、ピンチサーバーという位置に変わりましたが、効果的にいいサーブを打って役割としてチームの力になっていたと思います。
マイ(奥村麻依)は自分の能力をもっと信じて、いろんなことにもっともっとチャレンジして自分の技術を一つでも多く磨いてほしい。よくなってきているので、レギュラーポジション狙ってほしいと思います。
マコ(小幡真子)はコミュニケーション能力が高く、チームを一つにまとめていくという部分ではリーダーシップのある選手、それはすごい強みだと思います。
ミズキ(田中瑞稀)はまだまだちょっと遠慮している、控えめなところもありますが、だいぶ自信がついてきている部分もあると思います。ただやはりあの身長だと打って拾ってというのが要求されると思いますので、そういう部分でももっともっと磨きをかけてほしいなと思います。
ミサキ(田中美咲)はセッターというポジションはすごくたいへんだと思いますが、まず周りとコミュニケーションをしっかりとって、自分のよさだけでなく、アタッカーのよさを引き出していけるようなセッターになってほしいと思います。
──日本代表でやることの面白さは?
吉原監督:意識の高い選手が集まっているので、お互い刺激になる部分があると思います。
──地元である東京オリンピックについては、吉原監督も思いがあると思います。日本のバレーボール界にとって大きなチャンスでもあります。
吉原監督:私はまだ生まれていませんでしたが、前回の東京オリンピックで女子バレーチーム「東洋の魔女」が金メダルを取られて、そこから始まっていますから、また東京でオリンピックが開催されるということで、バレーボール関係者はみんな金メダルを取ってほしいと願っていると思います。それに対して、私は今、指導者という立場で関わらせていただいているので、メダルを取るための力になれる選手を育てて、一人でも多く全日本に送り出したいと思います。
写真:JTマーヴェラス提供
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