2017-08-25 03:53 追加
全日本ユース女子 セルビアにフルセットで勝利し、ベスト8に進出(ゲームレポート)
世界ユース女子選手権大会(U-18)の結果
全日本代表 女子 / 高校バレー 女子
全日本ユース女子チームが出場している第15回世界ユース女子選手権大会(U-18)は、23日、アルゼンチンのロサリオでラウンド16の試合が行われ、日本はセルビアと対戦。3-2(25-21、25-18、26-28、19-25、17-15)のフルセットで競り勝ち、ベスト8入りを決めた。
スターティングメンバーは、曽我啓菜、伊藤麻緒、高柳有里、西川有喜、山田二千華、中川つかさ、水杉玲奈。
この試合からは負けたら優勝の可能性が潰えるトーナメント戦になった。1次リーグ戦C組3位のセルビアとの対戦は、両チームともにミスが目立つ出だしとなったが、セルビアにブロックが出て6-8で最初のタイムアウトに。一進一退のまま進行し15-16で2度目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、17-17から長いラリーを日本が制して流れを掴み、19-17とリードを奪った。曽我のスパイクで21-17と一歩抜け出すと、最後は曽我、西川の両エースが得点し、25-21で第1セットを取った。
第2セット、セルビアのサーブが強みを増す中、日本はディフェンスが機能し、8-6で1回目のテクニカルタイムアウトに。セルビアのミスが目立ち始めると日本ペースで試合が動き、15-12でセルビアがタイムアウトを要求。テクニカルタイムアウト後もセルビアにミスが出て、17-12と大きく引き離した。中川のサービスエース、伊藤のクイックで完全に流れを引き寄せると、22-14とさらに点差を広げた。セット終了間際に連続でミスが出たが、25-18でセット連取に成功した。
第3セット、セルビアは立ち上がりからサーブとブロックで日本を苦しめ、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトとなった。9-9と同点に追い付くと、中盤はサイドアウトを取り合い、24-19と日本が勝利に王手をかけた。ところが、ここからセルビアがエースSara Caric(#1)の奮起で5連続得点。デュースに持ち込まれると、勝利目前から一転、26-28で第3セットを落とした。
第4セット、息を吹き返したセルビアがCaric(#1)を中心に思い切ったサーブを武器に強気で攻めてくるが、日本も負けじとレシーブで応戦。8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返すと、2枚替えで流れを引き寄せようと試みるが、14-16とセルビアのリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。点差を詰めたい日本だが、逆にセルビアの高いブロックが機能して17-22とリードを広げられた。終盤も流れは変わらず、19-25でセルビアに第4セットを取られ、フルセットに持ち込まれた。
第5セット、セルビアにサービスエースで先制されるが、曽我の踏ん張りで4-1と日本がリードし、たまらずセルビアがタイムアウトを要求。さらに西川がサービスエースを決め、7-4とリードを広げると、セルビアは2回目のタイムアウトを切った。8-5でチェンジコートの後、連続サービスエースを奪われ、8-8と追い付かれた。その後は拮抗状態が続き、13-14でセルビアにマッチポイントを取られ、窮地に追い込まれたが、曽我の活躍でデュースに持ち込むと、最後はセルビアのスパイクミスで17-15でゲームセット。フルセットの末に勝利し、ベスト8入りを決めた。
次戦はクウォーターファイナルラウンド(1-8位)となり、25日(金)20時 (日本時間翌8時)より、ロシアと対戦する。
写真:FIVB
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