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バレーボールマガジン>インタビュー>久光製薬 新主将の栄絵里香、石井優希、野本梨佳「悔しさは優勝して晴らす!」(後編)

インタビュー

2017-11-08 12:00 追加

久光製薬 新主将の栄絵里香、石井優希、野本梨佳「悔しさは優勝して晴らす!」(後編)

同期座談会

V1リーグ 女子

 バレーボールの2017/18V・プレミアリーグ女子が開幕。昨シーズン、天皇杯・皇后杯5連覇を達成しながらプレミアリーグはファイナルでNECレッドロケッツに敗れ、女王の座を明け渡した久光製薬スプリングス。酒井新悟監督のもと、今シーズンに懸ける思いは強い。今シーズンから新しくキャプテンに就任した栄絵里香、日本代表の石井優希、野本梨佳の同期3人がリーグタイトル奪還への思いや、それぞれに期待すること、久光製薬スプリングスの強みなどを語った。

■石井優希選手について

──すごいなって思うのはどんなところですか?
野本:ディグ! ディグすごいって思うことがめっちゃあります。グラチャンでもめっちゃ上げてたときがあったし。グランプリのオランダラウンドは外から見ていたんですけど、ユキ(石井)がスタートから入ってて、“やっぱりすごいな”って。私じゃできないことが普通にできるし、全日本ではディグができないと使ってもらいにくいなって見ながら感じていました。

石井:ええー……。

野本:パスもできるしディグもできるし、私にないものがたくさんあります。器用!

石井:言ったらオールラウンドかもしれないけど、全部が中途半端もよくないよね。

野本:ぜんぜん中途半端じゃないよ。

石井:一つが飛びぬけているとかのほうが……。あ、またすぐこうやって自分を否定に走る(笑)

栄:器用だから、セッターからしたら、言い方はよくないかもしれないけど、「使いやすい」「動かしやすい」。リカとタイプが違う。リカは高さ、ユキは速さ、パスして速い切り込みもいけるのでバランスよく! 身長が高い人ってどちらかというとスパイクだけ頑張ろうって人が多いと思うし、小さかったらレシーブ頑張ろうってなりがちだけど、ユキはスパイクだけじゃなくてサーブレシーブやディグへの意識もすごく強い。そういうのは全日本で世界を経験して感じたから頑張っているんだろうなと。

──面白いなって思うところは?
石井:ないよね……?

野本:え、言い間違いが多かったり。

栄:あはははは。

野本:言葉自体が違う。似てて、あ、惜しいなって。難しそうな言葉使うけど、そっちじゃない! とか(笑)

石井:あはははは。そうそう、使ってみるけど違う、みたいな(笑)

野本:でも何を言いたいのかはわかるっていう(笑)

石井:間違ったとき、優しさでそのまま流してくれるときもあるし、ちゃんと修正してくれるときもある。

──伝わればOKってことで(笑)では、リーグでの期待は?
野本:どういうメンバーでやるかわからないし、ポジションもわからないけど、(ユキは)パスができるので、私はパスがそんなにできないので、もしパスに入ることになったら、ちょっとカバーしてもらいたいです……。

全員:(爆笑)

石井:そこの期待?(笑)

野本:違う?(笑)

石井:いやOKだ。

野本:自分も頑張るけど、ちょっとこう安心感を求めたい……っていうか。隣にいったときにこう……

石井:安心できるぐらい?

野本:やっぱり経験もあるから。私はぜんぜん経験がなく(パスをしながら)フルで出たことがないから自分自身がどうなるか不安もあるので、今までの経験から助けてもらえるところは助けてもらいたいし、助け合いながらやっていきたいなって。あ、期待になってない?

石井:いいよ!

栄:この3人の中だとユキが一番経験豊富だと思うから、私も助けてもらえるところは助けてもらいたいし、逆に私もユキを助けられるように頑張るから、攻守ともに頑張ってチームを引っ張ってもらいたいです。

石井:プレーでも言葉でも両方で引っ張っていけたらいいな。もっと安定感のあるプレーができるように頑張ります!

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