2018-02-18 13:19 追加
V・チャレンジリーグⅡ女子最終日会見コメント 群馬銀行・石原昭久監督「昨年3位の悔しさが糧となり、自力優勝につながった」
V・チャレンジリーグⅡ女子 最終日会見コメント
V女子
17日に最終戦を終え、群馬銀行の優勝が決定したV・チャレンジリーグⅡ女子の最終日会見コメントをお送りする。
なお、最終日の試合結果は以下の通り。
柏 2-3 群馬銀行
プレステージ・インターナショナル 2-3 GSS
浜松 3-0 大阪
■群馬銀行グリーンウィングス
・石原昭久監督
優勝できてほっとしている。苦しい展開は予想されていたがそれを跳ねのけて勝利にこぎつけることができた。選手たちを誇りに思う。
――途中投入した古市(彩音)選手、愛宕(諒子)選手の2枚替えは(今日のための秘策だったのか)?
構想としてはあったが(練習時間が取れず)即席になった。(賭けの部分はあったが)よく機能したと思う。
――相手に先行されたにもかかわらず、2セット目は選手がリラックスした表情でコートに入ってきたように思えるが…?
ここまで来てかしこまったバレーをしても仕方がない、いつも通りやろうということで選手を送り出した。和やかな選手の表情を見てこれはいけるかな、と思った。
――選手にかけてあげたい言葉は?
お疲れさん、と。昨シーズンは最終戦であと1セットが取れずに3位に終わった。そういう悔しさが今シーズンの糧となって自力で優勝を勝ち取ることができたと思う。
・栗田楓選手
序盤から苦しい展開が多かったが(自分たちの強みである)攻撃で押して行けたところが勝利につながったと思う。
――第1セットを柏に取られたことはプレッシャーになったか?
第1セットで思うように体が動かないことはよくあることなので動揺はなかった。セット間に「勝っても負けても最後のなので思いっきりやろう」と話をした。自分たちのやってきたことを全部出し切ろうと。絶対勝つ、というプレッシャーより、良さを前面に出していこうという前向きの感情が上回ってコートに立てた。やるしかない!と
・寺坂茜選手
ラスト1試合全てを出し切ろうと。全員で戦えたと思う。
――(今シーズン通じて)アタックが多彩になった?
狙いどころを変えるだけではなく、打ち方を工夫するなど変化をつけた。
――優勝争いを経験して。
大事なところでの攻め方、気持ちの持って行き方を学べたかと思う。(新リーグで)また違う相手とたくさん試合ができるのでいろいろ吸収したい。
遠いところまで応援に来てもらったファンに優勝という果実をプレゼントできたので良かった。
・三好紗弥香選手
目標にしていたリーグ優勝を果たしてして嬉しい気持ちで一杯。フェイントやプッシュを床に落とさない、チャンスボールを決め切る、などそういった基本プレーをさぼらずに全員でやっていこうと心がけたことが優勝につながったと思う。
(現時点では)上に2つカテゴリーがあるのでここで満足せずにチームとしてもっと上を目指していきたい。個人的には攻守共にレベルアップして来シーズンに臨みたい。
たくさんのファンの方々に応援していただけた事が力になった。チームとしても、個人としても(苦しい状況の時に)周囲の温かい声援で支えていただき大変感謝している。
・愛宕諒子選手
(今シーズン通じて)苦しい状況でも全員でやり抜くことができた。なかなかスタートからの出番には恵まれなかったが、自分が呼ばれる時はなんとしても1点が欲しい時なのでそれに応えるべく強い気持ちで臨んだ。
(今日機能した古市選手との2枚替えは)練習としては昨日のみだったが、もともと中学時代に(選抜などで)一緒にやってきていたので信頼関係はあった。
――移籍してきてチームの感想は?
若くて元気。コートに入れば年齢関係なく声を掛け合って(前向きな)いいチームだと思っている。
・古市彩音選手
(これまでも途中投入は多かったが)2枚替えで入ることはなかったので少し緊張したが、愛宕選手が難しいトスでも決めてくれたので自信を持ってプレーすることができた。
愛宕選手とは昔から一緒にやってきたという信頼関係があったが、自分はもともとアタッカーだったので、セッターとアタッカーの関係で2枚替えでコートに入るのは実は初めてで新鮮だった。
・谷内真美選手
(今日の試合は)スパイカー、一人ひとりが強気で勝負に行っていたので気持ち良かった。
相手のスパイカーの動きをよく見て、自分たちのスパイカーが少しでも時間を作れるようにボールの高さを調整した。それは昨シーズンもやってきたことだが、これまではラリーが長くなったりすると(質の高いパスを)あげきれない部分があった。今シーズンは昨シーズンより(質の部分に)こだわったプレーができたと思う。
――後方から見ていて攻撃陣の成長したと感じる部分は?
苦しい(アタック体勢の)時にアタッカーがブロックの指先をねらって打ったりとか、レシーバーの視点で見ていてやられたらいやだなという攻撃を頑張ってやっていた。
■柏エンゼルクロス
・岩下忠正監督
1セット目はうちの形になっていい流れになった。
1-1で迎えた3セット目、リードしたところでローテーションが回らなくなってしまった。そういう時間帯が来ることは想定していたが手を尽くせなかった。
こうきたらこうする、と、お互いの手を先読みし合う中で群馬銀行さんの手数の多様さを上回ることができなかった。その部分は自分の責任だと思う。
準優勝という結果は(入れ替え戦のない中で)目標には届いていないと思っている。自分たちが努力した以上に努力した相手がいたということ。
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