2018-02-25 10:06 追加
NEC・柳田光綺「個人的な工夫やチーム力の部分で崩れてしまった」 トヨタ車体・荒木絵里香「ミドル中心で勝てたのは今までにないパターンだった」
V・プレミアリーグ女子 NEC対トヨタ車体会見コメント
SV女子
2月24日に川崎市とどろきアリーナで行われたV・プレミアリーグ女子第1試合、NEC対トヨタ車体の試合後の会見コメントをお届けする。
■NECレッドロケッツ
・山田晃豊監督
1セット目の入り、ネリマン選手に連続得点を取られ、先行される形になり、相手にとって楽な展開となってしまった。いろいろバリエーションを持ちながら試合を進められてしまい、うちにとってはそれが反省点。2セット目からもう一度主導権をとるということ、相手に1本で決められないということ、ブロックやディフェンスで粘り、何とかいい形で決めさせないということができ始めてきて、セットは落としたものの、1セット目よりはいい展開でできた。3セット目はサーブレシーブが乱れ、サイドアウトをとれなかったことが敗因だと思う。それ以外のプロセスは意識してできたが、サーブレシーブの乱れにより、狙ったことができなかった部分があった。反省の多い試合だったが、明日の最終戦、とにかく切り替えて入りたいと思う。
――ファイナル3進出ができない中で、どのようなモチベーションで戦うか?
ファイナル6に入り、1勝もしていない。今季のこのメンバーでファイナルステージで勝ち切るということが目標になると思う。内容がどうのこうのではなく、どんな形であれ、勝つことが必要だと思うので、そういう試合にしたい。
・柳田光綺主将
今日の試合を振り返って、まだファイナル3進出の可能性が残っており、最初から最後まで攻めていこうという気持ちで入ったが、心のどこかでもう1本というところで硬さがプレーに出てしまい、相手にいいスタートで走られてしまった。2セット目で自分たちのやるべきことを立て直し、3セット目に自分たちのいいリズムで試合展開できたが、あと一歩というところで個人的な工夫やチーム力の部分で崩れてしまったのが敗因のひとつではないかと思う。
・古賀紗理那選手
今日の試合はストレートで負けてしまい、社員やファンの方々がたくさん応援に来てくださっていたが、そういう人たちに申し訳ない気持ちでいっぱい。明日も試合はあるので、もう一度みんなで心をひとつにして頑張りたい。
・山口かなめ選手
今日の試合は何としてもポイント3を獲得し、ファイナル3や明日につなげたい一戦だったが、スタートから硬さが出てしまったり、簡単なボールを落としてしまったりといったところから、自分たちのリズムをつかめずに1セット目をとられてしまった。2セット目はやるべきことをしっかり取り戻そうと臨んだが、大事な場面やここ1本という時に、私も含め、1点を獲る力が足りなかった。ファイナル6の課題としていた部分がそのまま残ってしまった試合だったと思う。たくさんの応援してくれる方々や仲間の思いを背負ってコートに入っている分、申し訳ないし、悔しい気持ち。でも、まだ明日試合が残っているので、その中で自分たちのいい部分や支えてくれている方々への感謝の思いなどをボールにつないで、しっかり勝ちにいきたい。
――古賀選手に。相手がサーブで攻めていたが、パスをする側として感じていたことは?
2セット目の途中くらいから前後で揺さぶりをかけられて、少し後ろにサーブが行っていたので、自分たちでは意識はしていなかったが、無意識のうちに少しずつサーブレシーブのラインが下がってしまい、これにより、いつもの位置で構えてたら普通にレシーブできていたボールを前に落とされてしまったり、「前に来た」と思って、前にラインを上げると、今度は後ろに打たれてしまったりなど、相手の思うつぼになってしまっていたかと思う。
――山口選手に。3セット目、点差をつけてリードしながら逆転されてしまった原因は何だったと捉えているか?
ブロックが2枚来ているところにトスを上げてしまったり、その後にブロックを見過ぎてしまい、私の持ち味である高いところからのセットではなく、低いところから上げて、アタッカーが打ち切れなかったりとか、上げ急いで、トスがショートして、中に打つしかない状態にさせてしまったりしたので、そこが原因かと思う。
――柳田選手に。3セット目はチームの雰囲気がいい方向に変わっていたと思うが、チームへの声掛けや自分自身のプレーで心がけたことは?
1セット目から3セット目まで気持ちの面では同じで、「とにかく攻める」ということをぶれないように、毎セット入るように自分の中では意識していた。2セット目くらいからディフェンスからのコンビが機能し始めていたので、1本目からしっかりセッターに高さを出して持っていくというところを意識した。そのためには硬くなっていたら、相手のやってきていることに対応できないので、もう一度落ち着くというか、しっかり地に足をつけて、ディフェンスの部分で楽にということを心がけた。声掛けの面でも落ち着かせるというのを意識して、タイムの時などに毎回声掛けをしていた。
いい時はみんなで空いているコースや相手のディフェンスがどう動いているかなどを声をかけ、助け合ってできていたが、劣勢になったり、追いつかれたりした時はそれがうまく機能しなかった。古賀が前衛にいて、相手のディフェンスがしっかり古賀をマークしてきた時に、周りからどこが空いてるとかなどをコールすることができず、古賀にすべて任せてしまうという場面が最後にあったので、そこはチームの課題だし、自分にとっても周りへの声掛けが課題だと思う。
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