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会見・コメント

2018-03-25 12:55 追加

Vリーグ機構・嶋岡健治会長「ホームゲームを増やし、地元の人たちに観てもらえるリーグに」

Vリーグ機構・嶋岡健治会長 囲み会見

V・チャレンジリーグ 女子 / V・チャレンジリーグ 男子 / V・プレミアリーグ 女子 / V・プレミアリーグ 男子

 一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)の嶋岡健治代表理事会長は、24日、2018-19 V.LEAGUE参加チーム発表会見後に囲み取材を行った。その内容は、以下の通り。

――新リーグへの思いや抱負は?

嶋岡:新リーグでは、地元と一緒にリーグが活性化していただきたい。それが地域の皆さんの喜びになってもらえればありがたい。ファンファーストのリーグ戦ができればと思う。
1年目からはホーム&アウェイは完全にはできないが、今まで以上にホームゲームを増やし、地域のみんなと一緒にリーグを活性化していきたい。それがリーグのレベルアップにつながり、なおかつ国際レベルにも近づくことだと思う。そういうものを目指して新しいリーグを作っていきたい。

――形になるまでいろいろなことを乗り越えてきたと思うが、いちばん苦労された部分は?

嶋岡:リーグに参加しているチームはいろいろなカテゴリーがあり、企業チーム、クラブチームとさまざまな形態があるので、それぞれのチームの思いをうまく調整する点は少し苦労したところ。ただ、チームは本当にみんな何とかリーグをいい形にしていきたいという思いは共通したところがあったので、何とかここまでこれた。

――トップであるV1リーグに入ったチームとそうではないチームの差はどこにあるのか?

嶋岡:強化の方針がなかなか定まらず、いちばん上を目指すには少々時間がかかるというチームも中にはあった。ただ、そこに向けて今後努力してもらうことがいちばん大切なことなので、各チームの強化を我々が後押ししていきたい。

――昨今、お客さんの入りが寂しい部分もあるが、改善策は考えているのか?

嶋岡:ホームゲームはチーム独自の色を出してもらい、大会を開催してもらうことをお願いしている。チームによりいろいろなやり方があると思うが、自分たちのホームをいかに盛り上げていくか、チーム自身が考えてもらうように努力していきたい。

――同じ室内競技のBリーグが大変な盛り上がりを見せているが、意識したり、参考にしている部分は?

嶋岡:やはり先行してスタートされているので、参考にさせていただける部分は大いにそうさせていただいている。やはり地域にどう密着していくかというところがいちばんポイントになるが、チームがどのようにそこを目指していくかという点で、一緒に頑張っていけたらと思う。

――改めて、半年後に迫るV.LEAGUEをどのようなものにしていきたいか?

嶋岡:全体の競技レベルをどう高めていくかがいちばんのポイント。そのためには外国人枠や移籍など、柔軟に対応できるようにしていきたい。それが2020年、東京五輪にいちばん近いところで成果が出てくれるといちばんありがたいと思う。その後の2024年も含め、リーグで育った選手たちがどんどん活躍できる五輪になってほしいと思っている。

――地域密着ということだが、チーム名に地域名が入ったチームが今後増えるのか?

嶋岡:企業名、クラブ名にどのように地域名を付加するのかは各チームに任せている。今までのように企業名だけでなく、地域名を入れることも我々は許可している。どのように地域と一緒に盛り上げていくかは各チームにお任せしている。

――女子が1チーム減ってしまったが…?

嶋岡:チームさんの事情があり、そうせざるを得なくなってしまった。無理にチーム数を揃えることにより、デメリットがあるのであれば、我々はそれをよく見ていかなければならないので、苦渋の選択をさせていただいた。

――地域密着を謳っているが、具体的には?

嶋岡:今までホームゲームがレギュラーラウンド21試合中、2、3試合しかできていなかった。これでは地元の方たちが応援に行きたくてもなかなか行けないという声もあった。これを5試合、6試合と少しずつ増やすことにより、地元の人たちが応援に来てくれるようになることが地域密着のいちばんの目標。それと自治体さんがバックアップしてくれるので、自治体さんと一緒になって盛り上げるということもひとつの大きなポイントになっている。今までは企業の応援が主だったチームも、地元の一般の方たちに会場に足を運んでもらえるように、普段のチームの活動が大きなポイントになると思う。チームは自治体さんの活動に自分たちの活動をどうプラスして、会場に来てもらえるかということに取り組まなければならない。

――女子だけ東西カンファレンス制となっているが、男女で異なる理由は?

嶋岡:男女それぞれの考え方をチームなどとよく対話して考えた結果、女子は2つに分けた方が活性化につながり、男子は全国をひとつにしてやっていく方がよいという結論に至った。それぞれの男女の特徴を出していこうと考えた。

――女子は東西の交流戦はあるのか?

嶋岡:もちろん実施する。女子の場合は、今のところ、それぞれの地域で3レグ行い、交流戦を1レグ行って、従来とは違う試合の形式をとっていく。

――男女の考え方の違いとは?

嶋岡:そこはそれぞれチームのいろいろな思いがある。女子は各チームと対話した結果、変えていきたいという思いを尊重し、東西に分けることにした。

――アジア枠の制約について、女子チームに中国、韓国、台湾が含まれない理由は?

嶋岡:女子全チームの総意でそのように決定した。

――具体的にはいつまでにホーム&アウェイの完成形を目指すか?

嶋岡:残念ながらホームアリーナがないので、各自治体さんのアリーナを使用することになり、他競技との兼ね合いなどがポイントとなる。他競技さんとも調整をしながら少しでも多くのホームゲームをできるようにしていきたい。チームによっては自前のホームアリーナを持つことを計画するような動きも出ている。

――今後、同じ日に同じ会場で他競技と昼と夜に分けて開催する可能性は?

嶋岡:それも十分に考えられると思う。そこは各競技の特徴を生かしながら、調整をする必要も当然あると思う。今後、いろいろなことが可能だと思うので、相談しながらアリーナスポーツというものをどう活性化していくかが大事。バレーだけの考え方というのはなかなか通らなくなると思う。その意味でも地域密着化を進め、会場が満杯になる中でホームゲームができるようになればと考える。

――移籍規定の改定については?

嶋岡:大まかな部分では各チームの承認を得られるところまできている。まだ最終的な細部を詰め切れていないところがあり、基本的には各チームの事情を加味しながら、今までよりは柔軟に移籍を可能にできるようにしていく方向で進めている。

――アジア枠を設けたが、アジアに注目している理由は?

嶋岡:世界を目指すのはもちろんだが、日本が置かれている現状に近いアジアの選手たちも非常に力をつけてきている。そういう選手たちを加入させることでアジア全体のレベルが上がっていくことも考慮しつつ、その選手の国の方たちにこのVリーグを観てもらえるチャンスも増えることになるはず。日本に来て、一緒に応援してもらえることが可能になるのは日本から近いアジアの国々ではないかと考えた。

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