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会見・コメント

2018-10-05 12:16 追加

中田久美監督「荒木絵里香には感謝の気持ちでいっぱい」 黒後愛「アジア大会の時に比べ、サーブレシーブのミスが減ってきた」 世界選手権ドイツ戦会見コメント

女子世界選手権 ドイツ戦記者会見コメント

全日本代表 女子

 4日に行われた女子バレーボール世界選手権第1次ラウンド第5戦、ドイツ戦後の記者会見コメントをお届けする。

■中田久美監督

3セット目、少し危ない雰囲気がありましたが、勝ち点3を積極的にとりに行けたゲームだったと思います。一人ひとりが最後までしっかり役割を果たしてくれたので、いい形で名古屋に入れるのではないかと思います。

――3セット目にな長岡(望悠)選手と冨永(こよみ)選手を2枚替えで投入した時、切羽詰まった場面だったと思いますが、どのような思いでしたか?

中田:長岡の調子も上がってきていますし、もう少し早い段階で2枚替えということを考えていました。しかし、2枚替えの使い方は難しくて、流れがいい時にさらに流れを良くする2枚替えもあれば、代えたばっかりにダメになってしまうこともあります。そこは少し様子を見ようというつもりだったのですが、 3セット目、あのような切羽詰まった場面で何かをしなければならないのではないかという思いで、準備はしてもらっていたので思い切って起用しました。成功してよかったなと思っています。

――以前の会見で2枚替えをすることにより新鍋(理沙)選手が外れると、古賀(紗理那)、黒後(愛) 、石井(優希)はサーブレシーブがそれほど得意ではないので不安が残るとおっしゃっていました。 そのようなリスクを踏まえ、どのような判断で2枚替えを行ったのか教えてください。

中田:確かにサーブレシーブミスで連続失点はしていたのですが、 何だろう? 勘?  行くしかないなっていう感じでしたね。すみません(笑)

――前の2試合(メキシコ戦、カメルーン戦)が少々バタバタしていて、スッキリ勝てなかったというところから、今日の試合はみんなの状態が上がっていて、とても良い形で試合ができたと思うのですが、昨日の試合が終わってから今日の試合が始まる前の間に監督の方から選手たちに何か言葉をかけたり、選手たち自身でしていたことなどがあれば教えてください。また、第3セットの21-16の場面で黒後選手を石井選手と交代させましたが、その時の意図を教えてください。

中田:まず前の2戦を終えて、選手たちを集めたりして何かを話したことはないです。個別には選手と話しましたが、今回は私はそんなに動いていないです。 それから、黒後のサーブはミスが目立ったりしたことと、ディグの部分で少し動きが遅れる場面があったので、そこは石井に代えてディグを固めようというところです。ただ、黒後のバックアタックは決まっていたので、 そこをなくしてしまうのはどうなのかという考えもあったのですが、 石井のサーブとディグで固めようという気持ちだったと思います。

――交代することにより、試合の流れが切れてしまうという不安はありませんでしたか?

中田:それは常に考えています。メンバーチェンジをする時はリスクもそれなりにあるので、慎重になりすぎて場面を逃すということも今までにもありましたし、いつもそれは考えます。

――2枚替えの際、セッターの田代(佳奈美)選手にも頭を休ませて切り替えてほしいという思いはありましたか?

中田:それもゼロではなかったと思います。コート内の雰囲気が押され気味で、静まり返っていたというか、コミュニケーションがうまく取れていなかった部分もあるので、田代を休ませたいというよりも、流れを変えたいという考えでした。

―― 今日3試合ぶりに荒木(絵里香)選手がコートに入ったことで、守りの部分に安定感が出たと思うのですが、荒木選手に対する評価を教えてください。

中田:いいところでブロックをしてくれたと思います。 メキシコ戦、カメルーン戦の2日間は休ませようと最初から決めていて、今日の大事な1戦だったので、そこにしっかりとコンディションを合わせて臨んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今日いいところで点数につなげてくれたプレーもありましたし、非常に頼もしいです。

―― 古賀選手は第1次ラウンドを通して、安定した活躍を見せてくれていますが、成長を感じる部分と監督からの評価を教えてください。

中田:今シーズンに懸ける彼女の思いや、何かを変えたい、吸収したいという気持ちがあることを日頃の練習から彼女を見ていて感じます。壁にぶつかってうまくいかないことなどもありながらの今日なので、バレーに対する取り組み方を変えたことによって、プレーに幅ができたと思います。1本1本、打ち方だったり、タイミングを相手のブロックを見ながら外したりとか、 カンチャン(ブロックとブロックの間)に打ったりだとか、いろいろな工夫をしているように見えます。今日の試合も派手さはありませんが、波の少ない安定したプレーを見せてくれているというふうに思っています。

―― 今日のドイツ戦に向けて、選手たちにここだけは注意してほしいということを何か伝えましたか? また、2次ラウンドに向けての方針を教えてください。

中田:いちばん危険なパターンは、サーブで崩せなくて、速攻を中心に相手にゲームを組み立てられた時だと考えていたので、 サーブがかなり機能していたという意味では相手のやりたかったバレーを半分防ぐことができたのかなと思います。これからの戦い方については、ちょっと時間をください。しっかりと戦い切れるように頑張ります。

――カメルーン戦ではコンビミスが多かったとおっしゃっていましたが、今日の試合の田代選手のトスワークについてどのように評価されていますか?

中田:昨日よりは波が少なかったと思います。しかし、やはり大事な場面で若干のトスのぶれがあり、スパイカーが打ちきれなかったこともありましたが、かなり落ち着いてトスを上げていたと思います。

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