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インタビュー

2019-02-05 08:00 追加

新主将に聞く 久光製薬・岩坂名奈(後編)「崖っぷちなのは自分が一番わかっている。でも逃げない。走り続けて周りをギャフンと言わせたい」

新主将に聞く 久光製薬・岩坂名奈(後編)

V1リーグ 女子

中田久美監督の下、バレーボール日本代表のキャプテンも2シーズン務めてきた岩坂名奈選手。世界バレーではコートに立つ場面も少なく、キャプテンとして思うような結果を出すことができず悔しい思いもした。周りからは厳しい声も。インタビュー後半では日本代表のキャプテンとして今どんな思いでいるのか。東京オリンピックへの思いは? 正直な胸のうちを語っていただいた。

──日本代表の話になりますが、結果が出ないこともあり「キャプテンとしてふさわしいのか」といった意見や声も正直ありました。どんな思いで戦っていましたか?

岩坂:くじけそうにはなりました。日の丸を背負い、キャプテンなのでみんなが見ているし……。そういう意見や声があったからこそ踏ん張れた部分と打ち勝てなかった自分がいて、自分の甘いところが出た、技術不足だからこそ試合に出られないと痛感したからこそ、周りの人を“ギャフンと言わせたい”と思っています。

すぐにでも変わらないといけないですが、変化するのには時間がかかりますし、やれることはやって悔いなく走り続けたい。いろんな声は入ってきますが、すべての意見を聞いていたら自分がもたないですし、自分で決めた道だからそこで負けたくない。周りがどうこうではなく自分が周りをギャフンと言わせる行動やプレーをすることでそういう意見も減っていくと思いますし、もっともっと一流のアスリートになるために、プレーもそうですが、キャプテンとしての人間性の部分やリーダーとしてチームを引っ張る力も、いろんなことをこの半年でやっていかなきゃと。

結果が求められるシーズンということはわかっています。ブロックやブロードなどももっとものにしないといけない。遅いって言われるかもしれないですが、今が自分自身変われるチャンスだと思って頑張りたいです。

──それはオリンピックという目標があるからですね。出場できるのは12人。キャプテンでも選ばれる保証はない……と?

岩坂:はい。保証もないですし、だからこそいろんなことに対してもっともっとやらないといけない。恐れていたら何も始まらないですし、自分が後悔するだけなので、残されたバレー人生、後悔だけはしたくない。逃げるのは簡単だから、どんなに苦しいことがこの先あったとしても、それを打ち破れたときには、また強い自分になっているだろうし、視野や考え方も変わるのかなと思っています。どうなるかわからないですが、後悔しないように逃げずにやろうと。

──「(キャプテンを)辞めます」と逃げることはせず、2シーズン戦いました。キャプテンについて、今の状況についてどんな思いでいますか?

岩坂:キャプテンを2シーズンやって苦しいこともありましたけど、それは自分だけではないですし、一人ひとりいろんなことに苦しみながら最後まで戦えたと思う。自分はほんとに甘かったなって……。崖っぷちなところにいると思うので。それは周りから言われるより自分自身が一番わかっています。だからこそ周りをギャフンと言わせたい。

──期待しているから周りも言うんだと思いますよ。

岩坂:言われなくなったら終わりだと思いますので、言われた方がいいと思うのですが、ほんとに自分自身が一番わかっているので。悔いが残ってしまうと、バレーを終えてからの人生でも思い続けてしまうと思うので、もっともっと自分を追い込んで悔いなくやっていくしかない。

──やはりオリンピックへの思いは?

岩坂:1年1年が勝負だと思いますし、オリンピックに出るということを目標にやっているので、そこは最終的にどんなことがあろうとブレずに走り続けなければならないと思います。そこらへんにチャンスは転がっていると思うので、そのチャンスを自分でどう掴むかがこの先重要になってくると思うので、悔いなく、自分で掴み取ると思いを持って無駄なく過ごしていきたいです。

【プロフィール】
岩坂名奈(いわさか なな)
1990年7月3日生まれ。福岡県福岡市出身。2009年、東九州龍谷高から久光製薬スプリングスに入団。
ポジションはミドルブロッカー。187cm/71kg

写真:黒羽白、堀江丈

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