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インタビュー

2019-04-04 18:00 追加

東レ「今年のチームのスローガン『執粘』をコートで表現したい」堀川真理、黒後愛、中田紫乃、菅野監督 新Vリーグ初代王者への思い

東レ 優勝決定戦に向けて

V1リーグ 女子

写真:堀江丈

 今シーズンから新しく生まれ変わったバレーボールのV.LEAGUE、「DIVISION1(V1)」女子の優勝決定戦「ファイナル/グランドファイナル」が6日、幕を開ける。東レアローズは持ち点0からのスタートながら「ファイナル8」で6勝1敗の2位となり、その勢いで「ファイナル3」でも昨シーズン準優勝のJTマーヴェラスを、先勝されながらもゴールデンセットの末破り、ファイナルへの切符を掴み取った。2012/13シーズン以来となるファイナルの相手は女王・久光製薬スプリングス。決戦を前に、菅野幸一郎監督、堀川真理主将、黒後愛、中田紫乃選手のタイトルへの思いをお届けする。

堀川真理主将

ファイナルが決まって率直に嬉しいという気持ちでした。今季からキャプテンをやらせてもらって、うまくいかないことがほとんどで、チームをうまく回すこともできず、夏場も結果を残せなかった。自分としても、バレーから離れなければならないくらいのけがをして、いろんな意味で感情のコントロールが難しくて……今も正直、嬉しい気持ちもあれば、 やっぱり(自分がコートに立てず)選手として悔しい気持ちもあります。でも、「それは選手として戦っている証拠じゃない。そう思うのは普通だと思う」とある方に言ってもらって、選手である限り、それでいいのではと思い始めて……「コートには入っていないけど、キャプテンとしてこのチームを作ったのはジュリだよ」とたくさんの人に言ってもらったことで、今は前向きに考えています。

リーグで試合を積み重ねていくうちに、『チームで戦っている』っていう感じが出てきて、それが自分たちの武器やよさになっているので、久光さん(久光製薬スプリングス)は個々の技術もすごいし、経験もすごいし、何で勝るのか、何で勝つかと考えた時、『個で戦う久光さんに絶対チーム力で負けない』と。ファイナル3も、コートの中だけでなく、外もベンチも応援もみんなが頑張っての勝利で、自分たちが勝つのってこういうスタイルで、こういうふうにしないと自分たちは勝利できないんだと改めて感じました。

東レ(アローズ)では、私と大野(果歩)がファイナルを経験させてもらって、伊藤(望)もいましたが、他の選手は決勝という舞台を経験したことがないので、ファイナル8初戦のNEC戦やファイナル3の JT 戦、開幕戦も硬くなりましたが、ファイナルはそれ以上にガチガチになるだろうなと想像ができます。 緊張した選手を活かすためにどうしたらいいか、声をかけたり雰囲気を作ったり、そういうのがカギになると思います。

やっているのはコートの中のメンバーですが、周りの選手やスタッフは、チームがよい状態でプレーできるように、いくらでもできることがあると思うので、それをしっかり探してそれぞれがまっとうして、コートの中のメンバーが結果を出すのを手助けしていきたい。そういう準備はしておきたいと思っています。

自分たちが自分たちで決めた「執粘」というスローガンをプレーで表現するというのはすごく難しいことですが、それをファイナルの舞台でできる、その切符をもらったので、粘り強さや最後まで諦めない気持ち、チームの一体感、そういうのを応援してくれる人たちに見てもらいたいですし、 一人でも多くの人に、『バレーボールのトップの決勝ってすごい。また見たい』と思ってもらえるような試合をしたいです。

やってきたことを自信にできたり、皆さんに恩返しができるのは、やっぱり結果だと思います。結果を出せなくて苦しいシーズンが続きましたが、今季はずっと「常勝チームを作り上げよう」と口にしてやっていますし、その1年目ですが、タイトルを取れるチャンスがあるので取りに行きたい。そのために「目の前の勝利を掴みに行く」。それが今の私たちのスタイルだと思っています。ファイナル8もポイントゼロからで全勝しないとファイナル3に行けるかわからないという状況からでしたので、ファイナルも、目の前の1点、1勝を掴みに行きます。まずは6日の1戦目を全員で勝ち取りたい。そうすることで優勝という結果に結びついたら本当に嬉しいです。

黒後愛

初めてのファイナル。チームのほとんどが経験したことのない舞台なので、雰囲気作りや、また1戦(ファイナル)やって1週間後にグランドファイナルという戦いなので、試合に向けてどう気持ちと体を上げていくのかということをチーム全員で考えながらこの(決戦の)2週間を過ごしたいと思っています。

ファイナル3はすごく緊張して(負けた後の)2試合目はさらに緊張していたんですが、同じコートに立つメンバーの顔を見ていたら落ち着きました。ファイナル8からファイナル3まで段階を踏んで、一つ一つの試合で強くなっていけたかなと実感しているので、ファイナル3で初戦をフルセットの末に負けても、その後しっかり勝ち切れたということを無駄にしないように、ファイナルでもう一回チームで固まって戦い抜けたらと思います。

ファイナルも、一つの試合ということは変わらないですが、やっぱり決勝戦ですし、いろんな思いがありますし、勝ちたいという強い気持ちはどの試合よりもあると思います。

やっぱり自分たちの強みであるサーブは頑張りたいと思っていますし、サーブで崩してもハイセット(二段)でも決められている時があったので、そこをしっかりチームで固めていきたい。前回のファイナル8での試合でサイドのユキさん(石井優希)にすごく点数を取られたので、そこはもう1回確認してブロックとディフェンス、相手が嫌がるディフェンスをもう少ししつこくできたらと思っています。

見てほしいバレーは今年のスローガンである「執粘」という言葉をプレーで表現できたらと、チーム全員で思っていますので、どんな1プレーでも、そういうものを感じられるプレーにしていきたいと思っています。

ファイナル3を勝って、たくさんの人からメッセージをいただいて、こんなに自分のことを、自分のチームを応援してくれる方がいるんだと実感しました。やっぱりその期待に応えたいですし、自分たち自身もここまで来たからにはという思いも強いので、今リーグで試合を通してスタメンで出るのは初めてという選手がほとんどですが、ここまで来たというのを自信にして勝ちたいです。

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