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インタビュー

2019-11-06 00:27 追加

辺野喜未来さん「行動しなければ始まらない」 土田望未さん、吉村志穂さん 埼玉上尾メディックスOGミニインタビュー

埼玉上尾メディックスOGミニインタビュー

V1リーグ 女子

 10月19、20日。埼玉県立武道館で開催された埼玉上尾メディックスのホームゲームにはチームOGである土田望未さん、吉村志穂さん、辺野喜未来さんがイベント応援に姿を見せた。合間を縫って御三方にお話を聞いたので、ご紹介したい。

●辺野喜未来さん

当日券販売所にて。

――まさか当日券を辺野喜さんが販売されていらっしゃるとは思いませんでした。シークレットゲストという形になりましたが、実は前から参加が決まっていたんでしょうか?

辺野喜:話がついたのは、本当に最近だったんですよ。来て欲しいとはずっと言われていて。ただどういう形で参加するかは直前に決まったんです。何をしたらみんなに喜んでもらえるかを考えたときに、「それなら受付でファンの方やいつも応援してくれる方を出迎えるのはどうですか?」と言っていただきました。だから今日はここで当日券の販売をしています(笑)

――そうだったんですね。ファンの方々も驚いているかもしれませんね。よろしかったら近況について教えてください。

辺野喜:バレーボールを1年半前にやめて…母体である上尾中央病院の事務で残りました。でも、土日にバレー教室とかをやったりしたいなって思っていて。それで休日に融通の利くような仕事を探していたんですけど、縁があってバレーの活動を応援してくれるところに再就職ができました。今は平日働きながら土日祝日にバレーのイベントで動いたりしています。11月2日、深谷の試合でV.TVの解説をやります。(取材時。次回は11月23、24に予定)11月の中旬にはエビさん(櫻井由香さん 元デンソーエアリービーズ。現在Vリーグ機構所属)と一緒に沖縄の名護市に行ってバレー教室をしてきます。新たな試みも徐々に、ですね。それからウェア提供スポンサーでトレスジャパンさんがついてくれました。私のデザインしたウェアを出してくれています。それを私が教室で着たり一般販売もやったり。
バレー選手って現役をやめた後は、みんなどんなことしているのかなかなか知られていないというか。曖昧な世界ですよね。自分も未知の世界にはいるんですけど。実際、バレーから離れちゃう人も多いじゃないですか。それってもったいないな、って思っていて。メディックスも中央病院の事務職で残れたりはしますけど結果としてバレーの活動から離れてしまう方も多くて。微々たる活動ですけど今こうしてバレーに携わっていけています。いずれはバレーの仕事だけでやっていけたらいいなと。現役をやめた後もこういう道があるんだって思ってもらえたら…みんなでバレーを盛り上げていけるなって。

――PFUブルーキャッツの坂下(麻衣子)コーチも以前はチーム広報をされていました。その時にお話を伺ったのですが、OGがどんどん裏方に回ってきて欲しいと言われていました。チームスタッフになりたいとは思いませんでしたか?

辺野喜:そうですね。チームに残るのは…もちろんそれもありだとは思いますが、私個人はもっと世界を広げたいな、と。(チームを離れて独自に)バレー教室を開催したり、いろんなところへ行ったり。今、本業として別の仕事もしているわけですけど世間を知ることができて良かったな、と思えるところもあって。メディックス時代を振り返ると自分は社会人らしいことが一つもできなかったんですけど、電話対応も覚えたし、挨拶とか身についたというのはありますね。基本ですけど相手の気持ちに向き合うのってすごく大事だなって。

――言葉では理解しているつもりでもなかなか社会に出てみないと実感としてわからない部分ですよね。

辺野喜:選手だとチームに守られてしまう部分もあって、そういうのになかなか気がつけないんです。社会に一回出てから何か活動した方が今後のためになるのかなというのはすごく思いました。

――なるほど。今、充実を感じていますか?

辺野喜:土日祝はバレーに動けているので。遊びですけど自分のバレーもやってるし、やっぱりバレーは完全には引き離せないなって(笑)

――引退されて戻ってくる選手もいますしね。

辺野喜:多いですよね。一回離れてみて気がつくものって絶対ありますよね。

(話の途中で、お客さんにお弁当売り場を尋ねられる)

辺野喜:こう言った対応力も試されますね(笑)現役時代はバレーだけに集中していましたが、今はそうはいかないですから。

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