全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>東レ・戸嵜嵩大「味方を勢いづけるプレーがしたい」、パナソニック・ミハウ・クビアク「大切なのは不調であっても勝利できること」

会見・コメント

2019-12-14 07:00 追加

東レ・戸嵜嵩大「味方を勢いづけるプレーがしたい」、パナソニック・ミハウ・クビアク「大切なのは不調であっても勝利できること」

V1リーグ 男子

■パナソニックパンサーズ

●ミハウ・クビアク選手

先程コートで言ったことと大きな違いはないですが、タイブレークの試合を勝てたことをとても嬉しく思っています。今シーズン初めてのタイブレークでしたし、このようなタフな試合を勝ち切ることはチームを更に強くするためにはとても重要です。もちろん私たちは3−0で勝ちたかったし、相手もそうでしたでしょう。なので今日はかなり苦しみましたが、タイブレークの試合になんとか勝てたことは、とてもポジティブなことです。チームには今年ナショナルチームで活動したり、限界を超えるためハードな練習をしてとても疲れている選手もいます。もう一度チャンピオンになるためには、私たちにとっては1試合たりとも落とすことはできません。これこそ私たちのゴールで、今日はそのために私たちが戦っていることを証明したかったのです。

――今日の試合中でサーブをジャンプサーブからフローターサーブに切り替えて打っている場面がありましたが、それにはどういう意図があったのでしょうか。

クビアク:体に負荷をかけないようにできる範囲で良いプレーをしようとしていました。あのときは肩への負荷をセーブしたかったですし、自分の強いサーブは必要ではないとわかっていたので、フローターを打ちました。また、あのときは自分たちが大きくリードしていた場面だったので、これ以上の怪我のリスクを避けるためにジャンプフローターでいこうと決めました。

――今シーズン初めてのタイブレークでしたが、クビアク選手から他の選手に試合中、何か特別に声をかけられたりしましたか?

クビアク:重要なのは常に勝利のために戦うということです。上手くプレーできたときに勝つことは誰にでもできます。イージーです。すべてが上手く行き、簡単に勝つことができます。しかし、重要なのは上手くプレーできないときや調子が良くないとき、相手の方が上手くプレーできているときに勝利することです。そのためには常に勝利を掴みに行くというメンタリティを持つことが本当に大切です。今日私たちはそれを見せることができました。たとえタイブレークでとてもタフな試合でも私たちは勝つことができます。それが重要なんです。

●深津英臣主将

2レグに入って、2レグの中盤辺りになってきて、正直うちのチームは疲れが出てきているのかなって思いますし、他のチームのプレーを見ても疲れが出てきてるなっていう感じがします。その中で今週大竹(壱青)や渡辺奏吾が出て、昨日の試合を含め、本当に選手層の厚さというのが鍵になったかなと思っています。そういう意味では昨日代わりに入ったメンバーが頑張ってくれたおかげでいつも出ているメンバーが昨日休めて、今日頑張れてと、いいふうに行ったので、そこは監督・コーチのいい判断だったなと思います。
疲れが溜まってきた中でも、これからどういう風に勝っていくかというのを見つけないといけないし、これからもっと勝ち点1点を争う試合が多くなってくると思うので、疲れていても勝てる技術をつけていきたいと思いますね。

――今シーズンはじめてのフルセットということでしたが、第5セットに入ったときのチームの雰囲気というのは深津さんの方からはどう感じられましたか。

深津:試合が始まる前から東レさんというのは伝統的にどんな状況でも最後まで諦めないというのはわかってましたし、そんなに簡単には勝てる相手ではないとわかっていたので、フルセットになったときも焦らずに自分たちのやることだけに集中しようと話し合っていました。その辺はいい準備が試合前からできていたのかなというふうに思います。

――サーブについて、強いサーブと弱いサーブを使い分けていらっしゃると思うのですが、昨日は途中から強いサーブをあまり使ってなかった気がしますが、今日の第5セットはかなり使われていました。その使い分けは対戦相手によって変えたりしているのでしょうか。

深津:僕の強いサーブ、フローターからジャンプに変えるサーブというのは、3枚きれいに相手がサーブレシーブに並んでいると効果がなくて、誰かが前に出てくれたり、間を開けてくれたりしたときに効果が出るものです。FC(東京)さんというのは、僕の速いサーブを嫌がってなのかわかりませんが、昨日は3人レセプションする人たちが並んでいて、間もなかったし、前に詰めてオーバーで取ろうとしている人もいなかったので、そういうところでは変化をつけて崩したかったというのがありました。今日は逆に戸嵜選手がかなり前に出てオーバーで取ろうとしていたので、オーバーで取ろうとしている選手には速いサーブを打ったほうが効果があるので、昨日と今日では相手のサーブレシーブの戦術の違いによってこちらも変えました。

――今日の試合の深津選手のトスの配給も含めた当初の狙いと、それが試合を進めていく中でどうなっていったのかを教えてください。

深津:ひとつは、東レさんはクイックが武器なので、試合前はそのクイックを使わせないようなサーブをしっかり打っていこうということでスタートしました。クイックをたくさん決められたなというのはなかったと思いますが、戸嵜選手や星野選手というアウトサイドの選手がいいパフォーマンスをしてたな、決められていたなというのがありましたし、それがこういうフルセットまで行く結果になったのかなと思います。
自分たちに関しては、サイドアウトを頑張ろうということを、今日に限らず目標としてやっていますが、それが上手くいかなかったです。東レさんに関してはオプションブロック、ブロックをもう本当にかけてかけてかけて先に動いてやってくるというのは試合前からわかっていましたが、自分も何度かはめられてしまうことが多かったです。そういう中でも自分でストレスを溜めながらゲームを進めちゃってたのかなという時間もあったので、自分の中でそうなったときにストレスを溜めないで、自分のプレーに集中するというところを今日の反省として今後活かせていけたらなと思います。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック