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コラム

2020-09-09 16:47 追加

ハイキュー!!コラボイベントを元Vリーガーが紐解く 玄人編 北沢浩のバレーボール質問箱

V1リーグ 男子

第3set目(動画100分30秒~126分00秒)
11-11まで一進一退、どちらも譲らずサイドアウトの応酬が続きます。
その後、(白)11-13(黒)からアドラーズが3連続得点で14-13となり、試合が動きました。
ブラックジャッカルのサーブミスで12-13、次のサイドアウトでは(黒)No.16森崎選手のクイックを(白)No.2富松選手がブロックシャットでブレイク(白)13-13(黒)。
3連続失点は避けたいブラックジャッカルだが、(黒)No.2永露選手は次もNo16.森崎選手を選択。
ブロックはほぼノーマークだったが、そのスパイクがバックセンターに配置している(白)No.7迫田選手の真正面となり拾われてしまう。
そして、2段トスをライトバックから(白)No.9池田選手が見事なコントロールショットを決めて3連続得点の完成。

その後、15-15からさらに4連続得点で(白)19-15(黒)と一気にアドラーズ優勢となりました。
(白)No.2富松選手のクイックが決まりサイドアウト。
1度テクニカルタイムアウトを挟み、次は(黒)No.5松林選手のレフト平行を(白)No.8佐川選手がブロックシャットしてブレイク(白)17-15(黒)。
次に(黒)No.15喜入選手のライト平行を(白)No.8佐川選手が拾い、(白)No.10井上選手がナイストスで繋げてNo.9池田選手が決めきり3連続得点の完成(白)18-15(黒)。
ここでブラックジャッカルは悪い流れを断ち切ろうとタイムアウト。
しかし、流れはアドラーズ優勢のままで、次はNo.4高野選手のクイックが決まるかと思いや、(白)No.7迫田選手のワンタッチとNo.10リベロ井上選手のファインレシーブ、それをNo.9池田選手が決めきる(白)19-15(黒)

その後も優勢のアドラーズが2回ブレイクをし、試合はアドラーズの勝利(白)25-19(黒)

<北沢の感想> 
第3set目のポイントは2つです。
1つ目は(白)12-13(黒)での(白)No.2富松選手のブロックポイント。
2つ目は(白)No.9池田選手が大事な場面での勝負球を決めきった事。

前半は一進一退でどちらかと言うとブラックジャッカル寄りの流れがでしたが、それを打開したのは(白)No.2富松選手のブロックポイント。
そこからアドラーズはブロックやレシーブが機能するようになり、最後のフィニッシュをしっかりとNo.9池田選手が打ち切って決めきる。
この2つの要素がアドラーズを勝利に導いたと僕は考えています。

一方、ブラックジャッカルも(白)No.2富松選手のブロックシャットは仕方ないとしても、No.9池田選手がライトからクロスコースを中心にスパイクを決めていた事に対応をして、連続失点をした2つの場面で、拾う、またはブロックが出来ていれば、展開は違ったかもしれません。
*因みにサーブミスは両チームともに3本でした

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