2020-12-14 20:20 追加
ベテランの意地が窮地を救い、パナソニックが決勝へ FC東京・長友「白澤さん、清水さんが入ることで、僕たちも『あ、入ってきた』という気持ちになってしまった」天皇杯
天皇杯準決勝ゲームレポートとコメント
V1リーグ 男子
バレーボール全日本選手権(天皇杯)ファイナルラウンドは、2020年12月13日東京都武蔵野の森総合スポーツプラザで準決勝を戦った。
第2試合は昨季リーグで準優勝の強豪パナソニックパンサーズと、FC東京が対戦。第1セットはFC東京が終始僅差でリードを守り、古賀太一郎のディフェンスや手原紳のトスワークも冴えてそのままの流れで第1セットを先取。
第2セットでパナソニックはオポジットを大竹壱青から清水邦広に、ミドルブロッカーを小宮雄一郎から白澤健児に代えてスタート。ベテランふたりがチームを引っ張り、今度はパナソニックが一進一退の攻防の中を逃げ切り、第2セットを取り返した。
第3、第4セットはパナソニックが主導権を握り、特に第4セットはワンサイドな展開でパナソニックがリードし、終盤にコートに戻った大竹が何本もサービスエースを決めるなどして連取。決勝への切符をパナソニックが掴んだ。
■FC東京
●長友優磨
今日は1セット目サーブでも攻撃でもいい形でとれたのですが、2セット目以降は相手のサーブに崩されて、こちらのサーブでも攻めきれなかったのが一番の敗因。
――途中で清水さんや白澤さんが入って?
長友:白澤さんが入ることですごくブロックの硬さが出てきますし、僕たちも「あ、白澤さんが入ってきたな」という気持ちに少なからずなってしまいました。清水さんもすごく経験のあるベテランですし、パナソニックさんにとってすごく大きな起用だったと思いますし、僕らも少し気圧されてしまった部分がありました。
――2020年を振り返って。
長友:怪我明けの1年目ということで、すごく楽しくバレーボールをさせていただいています。怪我する前よりはプレーが少し落ちたところがあるかもしれないですけど、今はもっともっとバレーボールうまくなりたいなという気持ちが強いです。
――年明けのリーグ再開に向けてつかめた手応えは。
長友:年明けはまたパナソニックさんと試合をするので、年末年始でサーブの強化に励んで、年明けには絶対勝ちに行きたいですね。
●手原紳
――1セット目すごく良い展開だと思ったんですけど、コートの中で何が起こって、2セット目以降がよくない流れになったのでしょうか。
手原:1よくて、ずっと最後までいい状態を続けるのは難しい中で、それをキープできな買った結果が、2,3,4だった。ちっちゃいミスが重なった。やっちゃいけないミスが積み重なったのがこの結果。それがないようなチームにしないといけない。
――白澤さんとか清水さんが入ることでどんな変化が?
手原:単純に、ミドルがいて小宮選手がいる中で、白澤さんがいるほうがプレッシャーも変わってくる。付き方もあるし、経験もある。圧がかかってくる。若い選手が出ていても、劣勢になれば清水さんや白澤さんが出て流れを変える。そういう選手層の厚さはすごく感じました。見習わないといけない。最初壱青できたと思ったら、すぐに清水さんが出てきて、すごく安定したプレーをされた。ずっと気も張っていけないし、すごくプレッシャーが掛かります。
――今シーズン手応えもあるなかで、年明けどのように?
手原:うちはやっぱりちっちゃい選手が多いので、大きい選手を相手にしていく中で、やっぱり技術だけは負けちゃいけん(ママ)、だけどミスも出したらいけない。少し矛盾するようですが、攻めないといけない中でもミスを出してはいけない。それを突き詰めて、ケツを叩いて頑張らせます! 大丈夫です、古賀さんもいるんで(笑)
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