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バレーボールマガジン>インタビュー>川村慎二 パナソニックの、生命線。第2部

インタビュー

2014-08-02 17:38 追加

川村慎二 パナソニックの、生命線。第2部

V1リーグ 男子

IMG_2945-s―全日本についてお伺いしたいんですけど、全日本に行きたいという思いはありましたか?
ありましたよ、やっぱり。若い時はあまりなかったんですけど、最近よく思いましたね。植田さんに会うたびに「植田さん(僕が)入ってないですよ!」ってよく言いましたけど(笑)。

―1回呼ばれた事があったそうですが、手術があったと。
そうですね、肩の手術とちょうど重なって行けなかったです。

―南部さんが全日本の監督に決まった時は、パナソニックの監督、次は川村さんってあったんでしょうね。
あったんですかね? けど僕はそれを聞いてなかったので、南部さんが監督なった時にみんなから呼ばれるんちゃうかって言われましたよ。

―私も思いましたよ。川村さんにとってすごくチャンスだなと。
ゲーリーさんになる前も南部さんかもっていう噂も出るじゃないですか。公募だったから。その時もチームみんなが(南部さんになったら)川村さん呼ばれるんちゃうん? 荻野さんみたいな役割するんちゃうん? ていう話はでましたけどね。僕もそうだったら良いなぁて。叶わなかったけど。

―まさか自分が監督に就任するとは。
そうなんですよ。

―でも南部さんは、今ちょっと後悔してらっしゃると思いますよ。
南部さんからよく電話かかってくるんですよ。この前も冗談で「お前入るか?」て。「入りますよ僕!」って(笑)。
ただ、もちろん南部さんも全日本を単年では考えてなくて、若いやつを育てていきたいっていう思いでいますから、今は我慢の時だと思います。これからですよね。

―オリンピックへの思いみたいなものは。
やっぱり全日本に入りたいっていうのもありましたし、荻野さんが38歳でOQT勝ちとってっていうのはあったので。リオオリンピックのOQT考えたら僕は38歳。選手をやるからにはオリンピックを目指したいというのはありました。今回、監督やってくれって言われた時、部長にも言ったんです。「僕はオリンピックを目指したいんです」と。「おまえ全日本入ってへんやんけ」て言われたんですけど「いやいや、入らなくても、もし可能性があるならそこまでは現役でやりたいんです」って言ったんです。オリンピックは行きたい。できれば選手で行きたい。

―ロンドン五輪前に全日本女子のスタッフを務められていましたが、真鍋さんのつてで?
真鍋さんがそこそこの身長でミートが良い奴をって探していて。僕結構ミートが良いんで呼ばれたんです。

―スパイクマシーンだったんですか。
もう全力ですよ。

―女子選手にスパイク打つのって勇気いりませんでしたか?
初めはそうですね。僕の中で7、8割でしっかりミートしてこの辺に打つって決めてたんですけど、だんだん上げてくるんですよね、佐野さんとか竹下さんとか木村沙織さん。あの辺は上げてくるんで、だんだんムキになってくるんですよ。くそぉって、でも「この辺」っていうのは決めてるんです。で、ばっかばか打ってて。最終的にゲームするんですけど全力で打ったやつ上げましたからね。彼女達はすごいですよ。

japanbronz―その全日本女子がロンドンでメダル獲って。ごらんになってました?
テレビで見てました。やっぱり思い入れもありましたし、すごいなぁって。
最後メダルを獲るまでの過程、真鍋さんの中で全てストーリーが作ってらしたんですよ。そのストーリーが完璧にレールに乗ったんですよね。あれはすごいと思いました。一緒にやってきたメンバーも多かったので嬉しかったですね。

―本当は自分もその場へ行きたいと。選手として。
選手として本当に行きたいと思いましたね。

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