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インタビュー

2015-06-08 12:05 追加

秋山美幸×山口かなめ セッター&セッターTALK

NEC優勝特集第二弾

V・プレミアリーグ 女子

IMG_3329-sNECの優勝を支えた秋山美幸キャプテンと、移籍1年目でベスト6入りを果たした山口かなめ選手。タイプの違う2人のセッターにお互いのことやチームへの思いを語ってもらった。(取材日:4月28日)

 

入社8年目で初めて経験した優勝(秋山)

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―秋山選手は入社8年目、キャプテン就任1年目で初めて優勝を経験されたということですが、優勝した瞬間、思ったことは?

秋山 その瞬間は何も思わず、頭の中が真っ白でした。その後、みんなで喜んでいる時や応援席に向かって挨拶している時にだんだん「優勝したんだな」と実感が湧いてきました。

―入社してから優勝まで長く感じましたか?

秋山 はい、長かったですね。

―今年はチームが若返りましたが、ずっと一緒にやってきた内田(現・長谷川)暁子選手がビーチバレーに転向するなど、ベテランが減ったことへの心細さはありましたか?

秋山 最初は不安だったんですけど、やっている時は不安などはなく、みんなだんだんしっかりしてきたし、頼もしい後輩たちが頑張ってくれました(笑)

―山口選手は移籍1年目で優勝し、ベスト6も受賞されましたが、前のチームで苦労があった分、余計嬉しかったのでは?

山口 優勝は嬉しいの一言でした。移籍してきて、このチームでコートの中でトスを上げさせてもらえたこととか、チーム一丸となって、同じ目標をみんなで見て戦えたこととか、それはすごく幸せなことですし、たくさんの人に感謝しています。そして、これからもっと頑張らなければならないなという気持ちがあります。

 

アキさんから学ぶことはいっぱいあります(山口)

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―移籍してきて、同じポジションの秋山選手との出会いがあり、どんなことを学びましたか?

山口 アキさん(秋山選手)の前で言っていいんですか?(笑) (ボール練習のみならず)トレーニングでもみんなを引っ張っていくことだったり、お手本になるところがたくさんあります。私もアキさんくらい、もっと上手くならなきゃと思うところもあるし、キャプテンとして、セッターとして周りを見て、一人ひとりに声をかけたりとか、フォローしたり、引っ張っていったりとか、そういう姿勢もすごくかっこいいなと思ったり、こういうふうになりたいなって思いました。本当に学ぶところがたくさんあり、自分に足りないところをたくさん持っている先輩なので…。

―トス回しなど、プレーの面で参考にしているところはありますか?

山口 (本人の前で)恥ずかしいな(笑)トスでもやっぱり、人を生かすためにどういうところに上げてとか、この場面ではこの選手とか、そういう組み立ての部分でも見てて「ああ、すごいな」って思うし、レシーブもすごく上手で、アキさんが入るとボールが本当に落ちなくなって、1回、上尾と対戦した時に30点超えたセットがありましたが、その時も後ろにアキさん、あかり(近江)、ひな(岩崎)がいて、ボールが本当に落ちなくて。もちろん、ほかのメンバーも拾ってたんですけど、その3人が後ろにいることがすごくて。私だったら狙われて、あのラリーやセットは獲れてなかっただろうなって思うんです。だから、自分の課題はレシーブやつなぎの部分でもっと頑張らなければいけないと思うんで、あの試合はすごく印象的でした。

―その時のことを振り返って、秋山選手はどうでしたか?

必死でしたね、あの時は(笑) 私が入ったら、レシーブやつなぎをちゃんやらないと入った意味もないので、それは日ごろから意識してやっています。入ったら1本でも落とさないって気持ちで入るんですけど、あの試合でもミスもあったりしたので、そういう意味では反省もあり、獲れてよかったなって気持ちもあります。

―昔、全日本の眞鍋政義監督が久光製薬の監督だった時代に取材をさせていただいた際、「よいセッターの条件のひとつはレシーブがうまいこと」とおっしゃっていたことがありました。お二人もそう思いますか?

秋山・山口 はい、そう思います(笑)

―秋山選手が入社された頃のNECの先輩セッターにはどんな方がいましたっけ?

秋山 大貫美奈子さん。内定選手の年はいっぱいいました。梅尾千草さん、石原亜津子さんなど…。

―大貫さんが引退されたばかりの頃に弊誌でもお話を伺ったのですが、「私はセッターをやっていなかったら、もっと性格が悪くなっていたと思う」とおっしゃっていたのが印象的でした。それくらいセッターは気を遣うポジションで、コートだけでなく、コートの外の日常生活でもアタッカー一人ひとりを見てなければならない、と。お二人はセッターとして心がけていることはありますか?

秋山 日ごろからみんなの性格などを把握することだったり、練習の中で「この子はこういう場面でのびのびできる」とか、「こういう場面で緊張しちゃう」とか、そういうところを見て、試合でその情報を生かしてできるようにというところは心がけています。

山口 自分も周りのみんなを見るように心がけているのですが、まだまだだなって思います。

―山口選手は移籍1年目で、初めて一緒にプレーする選手がほとんどだったかと思いますが、短い期間でどのようにみんなの性格やプレースタイルなどの特徴をつかんでいったのですか?

山口 まずは観察したりとか、話してる時にどんな考え方をしてるかとか、あとは周りの人に何となくきいてみたりとか…。

―秋山選手は、山口選手にアタッカーについてのアドバイスをされたりしましたか?

秋山 (山口選手に向かって)したっけ?(笑) 性格については話したかな? 「こういう場面ではこうなっちゃうよね」とか、「こういう表情の時はこんな状態だよね」とか。アドバイスというより、二人で話をしました。

―秋山選手から見た山口選手の自分とは違うところはありますか?

秋山 若さかな?(爆笑) すごい元気がよくて、コートに入るとチームが元気になるので、そういう部分は私にはないなと思います。でも、30歳になって、「元気が取り柄です」っていうのもないですけど(笑)、でも、クウ(山口選手)は元気がありつつ、周りを見てできるので、雰囲気を変えられるセッターです。このチームで1年目とは思えないくらい。随分助けてもらいましたね。

―山口選手はご自身でもコートに入ったら元気にプレーすることを心がけてる?

山口 はい。自分は元気が取り柄だと思ってるので(笑) 誰かが元気にやっていたら、それに巻き込まれて元気になったりすると思うので、それでみんなが楽しそうにとか、思い切って、自分のいいところを出せるように、雰囲気をよくしたいというのは自分の中ですごくあるので。

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