2021-10-31 08:45 追加
サントリー・藤中謙也「第4セットまでで終われなかったのはチームとして反省するべき」V1男子会見
V1男子 サントリー会見
SV男子

10月30日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)(大阪府)で行われたバレーボールV1男子、サントリー対ジェイテクトの試合後会見コメントのうちサントリーの模様をお届けする。
●山村宏太監督

苦しい試合でしたが勝てたことが一番ですし、ジェイテクトさんが粘りのあるディフェンスから宮浦(健人)くんの強烈なスパイク。
去年とオポジットは違っているんですが、若手の選手村山(豪)くんがコートの中で活躍している姿を見て新しい力を感じています。
うちのチームも今日小川(猛(MB))をスタートメンバーで行きまして、活躍してくれたのが収穫です。ピンチブロッカーで入れた彭(ポン)(世坤)くん。チームに合流して間もないですが、ポテンシャルの高さを見ることができました。
サンバーズもこの勝利の気に乗っていきたいと思います。修正しなければいけない点は当然ありますが、今日勝てたことを喜びたいと思います。
――昨シーズンと同様、シーズン当初外国人選手の出場が少ない中で勝ち星を重ねているが手応えは?また今後の展望は?
山村:去年と同様ディマ(ドミトリー・ムセルスキー選手)がいない中でバロッティ(・アルパッド)選手がチームに合流してくれています。徐々に上がってきてはくれているのですがコンディション面が上がり切っていません。
まだコートの中でパフォーマンスを上げてくれるレベルではない判断で控えに回っています。これが上がってきたときにまたサンバーズは違った形になってきます。
またこの苦しい試合を勝ち切っていることが自身に繋がりますし、いい意味で「昨シーズン勝てたことが当たり前ではなく」てひとり一人の役割を果たすことが勝利に繋がるということの再認識に繋がります。
決して楽ではない試合を勝ち切っていくことを思い出す試合になっています。今後バロッティがコートに入ったとき、ディマが帰ってきたときに違うサンバーズになるでしょうし、ひとり一人が成長するチャンスだと思います。
――喜入(祥充)選手をリベロに入れているがその成長は?
山村:喜入に関しては先々週から(試合でリベロとして)コートに入ってもらっています。リベロの育成はサンバーズのひとつの課題ですのでそういう意味ではどんどんコートに送り出していきたいです。
その中で今日はディフェンスでチームに貢献してくれています。彼の成長できる部分を含めてまだまだ褒めたくはないです。
彼の今のパフォーマンスがチームにとって「必要な最低レベル」という意味では「これぐらいの仕事はできる」という判断をしてコートに出しています。
彼には今のパフォーマンス以上のものを獲得してかないとVLEAGUEのリベロとして活躍するのは難しいといつも口を酸っぱくして言っています。慢心することなくひとつ一つ成長してほしいと思います。
――改善してほしい点は?
山村:喜入はディフェンスに定評がありますが、サーブレシーブが課題になっていると思います。
――女子のJTマーヴェラスとのコラボをしての感想は?
山村:日本代表の活躍を機にバレーボールの熱は間違いなくあると思うので、VLEAGUEでもその波に乗り盛り上げていきたいというのはあります。
サンバーズは大阪をホームにしていますので、JTさんやBリーグの大阪エベッサとコラボをしたりいろいろな競技ともファンをシェアしながらともに拡大してくことがスポーツ界に必要になってきます。
バレーボール男女関係なくいろいろな方に見ていただける環境を作ることによっていろんなファン層を取り込んでいくことが狙いだと思います。
僕自身もいろいろな方に見てもらえるのはうれしいですし、会場に来て頂いて有観客でできるありがたさも含めコロナ禍の中でもスポーツは力を持っていると思いますしそれをいろいろな形で発信してくれようとしている事務局の方、ファンの皆様にも感謝しています。
――小川選手をスタメンで起用されましたが?
山村:練習でもブロックの形が一番綺麗になっていて、ブロックに期待をしていました。今日は最後ブロックでシャットアウトこそありませんでしたが、ワンタッチからのトランジションに貢献してくれています。
MBとしては日は浅いですが凄く貪欲です。仕事、活躍をしたい、いろいろなことを吸収する姿勢は「成長するに値する取り組みをしているな」と評価しています。
その中でフル出場してフルセットで勝ち切ったということが彼の自信になって欲しいです。取り組んできたことが結果に繋がることによって選手は簡単に化けたりすることがあると思うのでこの試合を機にMBとしてのポジションを確立して欲しいです。チームの助けにもなりますし、活躍を期待しています。
――彭選手への期待は?
山村:彼の高身長から繰り出される高いスパイクと、ブロックというのは昨日(2週間の隔離が終わり)初めて練習に参加したばかりですが既に発揮してくれています。
今日もピンチブロッカーでコートに送り出しましたがあれだけのパフォーマンスができるというのはサンバーズの特にブロック面では期待しています。
――MBの人数が多いが?
山村:まずは人数で悩まされますし、一人ずつ違った特徴があります。その日の体調や対戦相手を見てコートに送り出すのが僕の仕事です。
また(競争により)モチベーションの維持も難しくなってくると思うので、その辺りも含めて僕もMBだったこともあるのでよく話はしていますし、期待、修正するところをコミュニケーションを取りながらやっています。
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