2016-03-04 17:07 追加
セッターとして、チーム最年長として-木場田和希・浜崎勇矢
V男子
-チームが非常に若くなって、ヤカンさんあわせて3人が最年長…というのもちょっとびっくり、まだベテランという年でもないのですが、若いチームの中で、最年長として意識してやっていることはありますか。
木場田「いっぱいあるんですよね…そこでいま壁にぶちあたっているというか。
まあ、最年長といっても僕らもまだまだ未熟ですし、人間としても選手としてもまだまだ足りない部分がいっぱいある中で、立場としては一番上で、若い選手たちがいっぱいいる中で、バレーももちろんそうなんですけど、人として、とか、社会人としてのあり方だったり、バレーボール選手としてのあり方とか、欠けている部分がいっぱいあって、そういうところをこう、僕らは、別に上から目線で言うわけではないんですけど、トップのチームでやっていた経験とか、僕らの学んできたいい部分というのを下に教えていきたいんですけど、それがうまく伝わってないとか、背中を見せられてないとかで…組織の難しさを感じています」
浜崎「下の人間はまっしろな状態で入ってきたわけで。僕たちも最初はまっしろで、途中でいろんなこと書き込んで、こうやって勉強というか成長できている部分はあると思うんです。その部分を、伝えられる伝え方というのが、組織の中でも難しいなというのがあって。
伝わりやすくするために、僕がずっと心がけているのが、1日1回は全員と話すとか。心がけてはいたんですけど、まあ、難しいですよね。伝えるのって。ひとを変えるのって特に難しいじゃないですか。そこは自分で変わってほしいし、僕らは仕事しながらバレーボールしているわけで、仕事もバレーも100%でしないといけない。どちらかがおろそかになってはだめだし、応援してくれる人も患者さんでいるわけで、そういう人たちに「あの子はだめだ」とか言われると僕も心痛いですし。言われないためにやるわけじゃないですけど、人として最低限のこう、ひとになれるように僕らも声掛けしていかなきゃならないというのは、日々感じながら、生活しています」
-それぞれ、いわゆるクラブという形態の…堺とかつくばとかから三好にこられて(戻られて)、移籍前のチームと較べて戸惑ったことはありますか。
木場田「いちばん戸惑ったのは…堺はバレーがほんとに仕事で、ほんとにバレーに打ち込める環境が整ってましたし、純粋にバレーボール選手として努力できる環境だったんですが、今は仕事もしながらという中で、バレーボールもがんばっていかなければならないという、三好を否定するわけではないんですけど、やっぱ、環境は劣るというかその中で、努力のしかたというか、また違った角度でON/OFFをしっかりつけないと、きついのかなというのはあります」
浜崎「それぞれのクラブというかチームによって考え方だったり、全部が違う部分があって…バレーボールは一緒ですけど…チームの中でも時の流れによってまた違ってくるし、そのへんが…。僕はつくばにいて、大分のほうが、環境はバレー昼からもできるし、1日じゅう仕事するわけではないというのはいいんですけど、下の人間が多く、僕らにかかるストレスは多いじゃないですか。どこでもそのチームによってかかってくるストレスというのは違うので、そこをうまく利用する…というか、そのチームによって順応していかないと、自分は生きていけないと思っているんで。
それで1回、豊田合成の時に僕は正直失敗してるんで。いろいろ先輩から言われて、反発してみたりとか、そういう部分もあったんで、(合成から九州の)大分に戻ってきて、すごい、環境的には豊田合成よりは」
-そこですか
浜崎「まぁまぁまぁまぁ…堺といっしょで、(合成では)バレーしかしないんで、違いますけど…そこに合わせてやっていくしかないんですよ、はい」
-最初に豊田合成から三好にきたときと、つくばを経て戻った時とで感じ方変わった感じですか。
浜崎「そうですねやっぱり…」
-立場も全然違いますし。
浜崎「いきなりいちばん上になりましたし。つくばのときはほとんど上だったんで」
-あれ?真ん中くらいじゃないですか。
浜崎「あ、真ん中だったんで、五十嵐さんとか吉野さんとかそのへんがしっかりしてたし、バレーボールの話をするのがあっち(つくば)ではすごく多くて、バレーに対して、こっちが真剣味がないというわけじゃないけど、内容とか全然ちょっと違うなと。たぶん、木場田も堺とか経験してるから…」
木場田「そうですね…ちょっとこう返ってくるかんじ(笑)
時代というか、今の若い子たちは、悟り世代とかいろいろあるじゃないですか(笑)。ほんとにその通りというか、その壁にもぶち当たっていて。私生活でも、コートの中でも、厳しさがないと…。その厳しさというはコートの中での1本1点につながると僕は思ってて。練習で1本のボールを簡単に落としてしまうとか、それが絶対に試合に出るんで。それをどう伝えていくかとか。なんか、その伝え方がわからないから僕らはちょっと迷走してるんですけど…難しいですね…」
-そういった中で、チャレンジリーグもあと2試合で、来週チャレンジマッチという状況ですが、それぞれV・プレミアリーグでの経験をお持ちの中で、プレミアというのはどういう場所であり、いま三好が昇格をするにあたって必要なのはどんなことだと感じていますか。
浜崎「どのプレーでも、今の段階で、もうひとまわり、強くならないとというか、レベルを上げないと、太刀打ちできないし、高さもあるし。それに、ないなりの作戦というか、ち密な戦略を立てていかないと、来週、痛い目を見てしまうので、今からでも遅くはないと思うんで」
木場田「正直言うとレベル、技術的にも精神的にも、チームとして劣る部分というのは相手よりは多いと思うので。でも自分たちは失うものは何もないんで、その舞台だし、相手のプレミアのチームとやる機会はめったにないことだし、そこで僕らの力というのを100%出して、戦う、その100%の力を出すというのはほんとうに難しいことだと思うんですけど、まずはメンタルな部分で、しっかりそこは準備していかないと。戦うにふさわしいチームで臨みたいですね」
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