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インタビュー

2016-07-30 09:30 追加

『つなげたから』 五十嵐元 引退記事(3)談話・ほか

V男子

つくばユナイテッドSun GAIA 丸山祥二コーチ

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(豊田合成で、そしてつくばでプレイを共にした)

元さんとは大学時代に何回か対戦していました。自分が試合に出るようになった頃にはキャプテンで、非常に上手く、嫌らしい感じの選手という印象でした。

その後、豊田合成に(2年後に)入ったのですが、僕が内定で入った頃、元さんはケガをしていて、ちょうどケガから復帰していったところを見たけれども、いろいろ辛そうな感じでした。大学時代に見たときより、ジャンプが出来ない状況などを見ていて…。

プライベートではダーツをしに行ったりしていました。それから、仲の良い6人組でキャンプをよくやっていました。元さんは料理にこだわりが強くてよくつくってくれましたが、味は…(笑)。バレーでもそうですが、すごくこだわりが強く極めていく人です。

その後、2012/13シーズンに、元さんとは同じタイミングでつくばに入団したんです(丸山コーチは学生時代につくばに在籍していたので、復帰ということになる)。ちょうどつくばの選手構成が学生と半々くらいの頃でした。いろいろお互いを知っている仲ですし、プレミアで一緒にやっていたということで、上を見てやっていける感覚がありました。 元さんは、大学の時とはまた違うスタイルではありましたが、サーブレシーブは安定していますし、頼りになりました。

コーチとしては、元さんはコートの中でプレイしながら気がついたことをフィードバックしていって、僕は怒り役というか、外から見てという感じでコンビネーションを取っていました。

2015ファン感謝祭にて

2015ファン感謝祭にて(ミッキー丸山&ミニー五十嵐)

思い出に残っている試合としては、やっぱり三好戦ですね…元さんにとっては古巣ですし。中でも2013/14シーズンの最終戦、加藤(陽一)さんがリーグ最後の三好戦。いいところまで行きましたし、元さんとても調子が良くて、決めてくれたりしていたのですが、余計悔しい、つらい試合でした。

現役引退おつかれさまでした。元さんはバレー指導者としてやっていける力があると思うので、今後いい選手をどんどん育てていって、テレビで指導者としての元さんが見られることを、楽しみにしています。

つくばユナイテッドSun GAIA 菊池孝一監督

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(つくば移籍のときは)自分と年齢が近い選手だったんですが、大分三好からの移籍で、そこでキャプテンをやっていたので、しっかりした選手だなという印象がありました。ほんとうに真面目な選手で、若手の育成にも力を注いでくれました。(兼任)コーチという立場としても、自分としては安心できる、安定した選手だった。もともと期待はありましたし、実際に期待通りの働きをしてくれました。

4シーズンの中で印象に残っていることとしては…具体的なことだと、最初のシーズンは控えで、本人も年齢そこそこいっていて、体が苦しい状況でやってたのですが、その中でも、ピンチサーバーとかで出て、そこでサーブポイントを取るという、勝負どころでの強さがありました。2012/13シーズン、下館の体育館でやった試合で、トヨタ自動車との試合だったと思うんですけど、そのときに五十嵐がピンチサーバーで出てサーブポイントで25点目取ってセットが終わった、というのがありました。そういうところで信頼を得る選手だなと思いました。

2シーズン目(2013/14)以降はレギュラーで、守備も安定しているし、攻撃ももちろん素晴らしいものを持っているんですけど、やはり、そのディフェンス力というのは、吉野、白石とともに、守りを固めるという意味でほんとうに欠かせない選手だったなと思います。

大学院に行っていましたので、その先のことは考えていたのでしょうけど、おそらく指導者になるんじゃないかなとは思っていました。そんな会話もしましたけれど、結局2015/16シーズン限りということになりまして…。若手も入ってきまして、その中で、2015/16シーズンに関しては後半消化試合みたいな感じになってしまいましたし、最終週とか、これからの世代に経験を積んでもらうためにも、ということで、若い選手中心に起用したんですが、でも、五十嵐も、コートに欠かせない選手なので、どういった形で貢献してもらおうかと考えたときに、…もちろん、白石もよかったんですけど、五十嵐の動きだとかコートの中での存在感だとか、安心感、というのを期待して、リベロとして起用しました。

五十嵐はバレーに限らず、しっかりした人間なので、新しい環境でも、その持ち味を生かしてがんばって、みんなに慕われる指導者になっていったらと思っています。

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