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インタビュー

2016-11-24 09:36 追加

古賀幸一郎 勝つのは「いいニュースを会社に吹き込む」こと。連続出場は監督に感謝

SV男子

――クリスチアンソン・アンディッシュ監督について。

裏表がないんじゃないでしょうか。誰に対しても同じ事を要求しますし、ベテランとか若手とか1年目とか10年目とか、ベストリベロだろうがそういうのは一切関係ない。要求する事は要求する。それは一貫していて、こいつはやれば出来るだろうとか、こいつは試合だからできるとかそういうのはない。フラット。

当然イゴールにもレシーブを求めますし、俺にだって当然高いレセプションやそれ以上を求めますし。確かに結果的によかったからいいんでしょうけど、だけどもっと出来るんじゃないかっていうのを常に要求しますね。「これでいいよ」じゃなくて「もっと良く出来るんじゃないか」というのを常に求められますね。いろんな刺激を与えてくれた存在です。

 

――アンディッシュバレーとは?

それを言葉で表すのは難しいですね…。

 

――高松さんは合理的なバレーと言っていましたが。

まぁそれも言えてるんじゃないですか、余計な事しない。今この瞬間の、この時期について何が必要かというのは徹底的にやるけど、それ以外はやらない。バレーボールに必要なものを一貫して繋げていて、ウエイトからアップからパスから、パスひとつでもサーブレシーブの取り方ひとつでもトレーニングとも繋がっていますし、そういう無駄のない部分が多いので確かに合理的。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA――主将はいつから?

アンディッシュが来てからですね。

 

――主将の役割とは? 古賀さんは監督と通訳なしでやりとりしていますよね。

まぁそれは慣れれば出来る事で……。自分で自分の事を表現できるかどうかなので、それが特別すごいってやたらピックアップされるのは(苦笑)。それがピックアップされる事自体、日本人のコミュニケーション能力の低さを裏返して物語っているのかなと。どこの国の人間だって、本当は通訳なしでダイレクトでコミュニケーションとってる。それが当たり前の光景なので、そういうコミュニケーション能力の低さとか自己表現能力の低さっていうのが、よりピックアップされてるのでしょうね。主将としてはどうなんですかね。

 

――ゲーム中は古賀さんが指示を出すことが多く見受けられました。

指示とかは出しますし、一番心がけているのは負けてる時、勝っている時、その時々において、立ち位置とか姿勢がポジティブに周り見られているかどうかというのは結構意識していますね。例えば連敗続いた時に、頭下げてどうしても暗くなる。そういう中でミーティングして、チームの中でアクションを起こしてチームを活性化していくというのは心がけています。

3leg失速して負けてファイナル6始まる前にそういう風なことをしました。その時はレギュラーだけで、あまりにも人数多すぎると散漫なったりするので7、8人でひとつテーブルで小さくやって。そこで何か変えるわけじゃないけど、いままでやってきたことに関して話し合った。

ひとついうならば、レギュラーラウンドで持っているポイントとかを優位に活かすためには、何かひとつ、精神的な話で絶対に諦めない。「どういう場面においても諦めない」ということが一番重要になっていくんじゃないかというようなミーティングをやった。結果的に2戦目のJT戦かな? 1、2セット目を取られて3、4、5で巻き返したのは、ミーティングをやっといて良かったなと。そういう姿勢はチームとして共有できて、進むべき方向にみんなが向いて行けたのかなと思います。そういう風には心がけています。

僕もあんまりルールは好きじゃないので、細かなルールは一切決めないですし、チームでは僕らはコートの中では自分たちでやって、オフの時間にオンがより充実したものになるように自分らが考えればいい話で、プライベートには一切関与しないです。そういう意味ではやりやすいチームだと思います。

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