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インタビュー

2017-04-29 12:00 追加

石井優希「東京でメダルを取るために。中田監督の全日本でも『軸』になる」

SV女子 / 全日本代表 女子

sPIC_0121──久光製薬スプリングスでの指揮を終えられた中田監督へはどんな言葉を贈りたいですか。

石井:久美さん(中田監督)がコーチで来られたときから、(自分のことを)支えていただいて個人的にも相談して助けていただいたり。監督になられてからは「私とミユを育てる」とずっと起用していただいて、ほんとに波があって大変だったと思うんですが、メンバーチェンジもそこまでせず、崩れても我慢してスタメンも外すことなく使い続けてくださって。久美さんの思いもわかっていましたし伝わっていて、何回も厳しいことも言われ続けて、正直、言われることに対しては真っ当な部分もあり、悔しいから「何くそ」と思ったこともいっぱいありました。

でもそれが今につながっていると思いますし、それがあってのオリンピック代表だったと思うので。バレー人生17年になりますが、その中の久美さんとの6年はすごく濃くて、全日本やオリンピックを経験できたのは本当に久美さんのおかげだと思います。

これから全日本でもお世話になりますが、育てていただいたシーズンを全日本につなげなければならないですし、言われたことにプラスアルファ、自分でもアクションを起こさないといけないと思います。久美さんの私に対する思い、何を任されているのかを感じて、言われなくてもやっていかなければ。名指しで言ってくださると思うので、全日本でも「軸」にならないと。東京オリンピックで金メダルを取るための3年間、どういう過ごし方をしていくかがすごく重要になってくると思います。

──石井選手には、「自分がやる」というのを期待されているように思います。

石井:そうですね。「もっと、もっとやれ」って言われます。

──長岡選手のことは心配ですが、「東京オリンピックの景色にミユは絶対いる」と石井選手は話してくれましたし、大丈夫ですよね。

石井:はい! います、います。ミユは東京(五輪)には絶対います! 今回のけがは絶対、何か意味があるので焦らず、へんに考えすぎず、東京オリンピックを一番に考えてそこで最大のパフォーマンスができるように今は治しつつゆっくり休んでほしい。ミユも「考え方を変えるきっかけになった」と言っていたので、復帰を楽しみにしています。

──では最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

石井:いつも応援ありがとうございます。リーグは最終的に悔しい結果に終わりましたが、ファンの皆さんの支えがあっての準優勝だったと思いますし、その悔しさを世界クラブ(選手権)や個人的には全日本にぶつけるだけだと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

写真:久光製薬スプリングス提供

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