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2017-07-14 20:40 追加

全日本男子、柳田のサーブで世界選手権出場権に王手 談話 出耒田 柳田 山内ら

男子世界選手権予選第3戦

全日本代表 男子

14日、全日本男子バレーボールチームは、オーストラリアで行われている世界選手権予選第3戦を戦い、タイにストレートで勝利。台湾が今日の試合に勝利し、今日はオーストラリアの試合がなかったため、まだ出場権獲得には至っていない。15日の日本-オーストラリア戦の前に、タイvs台湾戦でタイが勝てば、日豪戦を待たずに日本の出場権獲得が決まる。

柳田将洋のサーブで連続得点を重ねてタイを突き放し、1セットを終えるが、2セット目、大竹壱青の調子が上がらず、出耒田敬をオポジットとして投入。3セット目は競り合う展開になるも、李のサーブ、石川祐希のスパイクで引き離し、今大会まだ失セット0のまま試合を終えた。

中垣内祐一監督
昨日までよりはサーブがよかった。明日の試合の前には出場権が決まって楽な気持ちでやりたいですね。

柳田のサーブがようやく火を噴いた。こんなに楽に勝てるとは思いませんでしたが、そうそうにタイは勝負を投げたような感じを受けた。我々のサーブとディフェンスがよかった。今日の試合の戦略はいつもと一緒の準備です。

――2セット途中から大竹壱青選手に替えて出耒田敬選手をオポジットとして起用されましたが、昨日の出耒田選手のオポジットとしての起用を活かしたのでしょうか。

突然大竹がネットをこえなかったり、シャットアウトと3本くらい急ブレーキだったので、出耒田を使いました。セッターが上手にいいところで使っていたと思います。

――明日に向けての課題は。

明日もサーブですね。サーブと、ディフェンスが中盤ぼちぼちとあがってきましたが、それまでにこぼれ球、タッチボールを逃しているのが何本かあった。それはゲームのクォリティを上げるためには、逃してはならない。

出耒田敬
自分自身、大竹の調子のあがらなさを見て、早めに準備をしていた。打数は(多く)なかったけど、しっかり決めきれることができた。何はともあれ、3-0で勝ち切れたことが大きかったと思います。

李博
競った場面もあったんですけど、最後は自分たちが集中力が持続していて、それぞれの役割を果たせたと思います。

出耒田選手へ
――昨日オポジット(セッター対角)で出ていたのは大きかったか。

昨日(オポジットとして)でていた分、ちょっと余裕があったのかなと思います。もともとオポジットの経験はありますが、すこしずつ感覚を思い出しながらやれた。

李選手へ
――この大会はどういうモチベーションで戦っていますか。

世界での経験がないので、まずどれだけ通用するのかから始まっていて、そこまでプレッシャーなくやっています。自分のできるのは速い攻撃、東レでもずっとやってきている。やるべきことをしっかりやっていこうと思っています。

――3試合やってみた感じは。

サーブの大事さを痛感しています。サーブでしっかりと崩して、2段をブロックとレシーブで上げたり、シャットすることが大事だなと。そこが上のチームと試合をする上でも、大事だなと分かりました。

出耒田さんに
――チーム内での競争意識はありますか。

もちろん試合期になると、サポートするメンバーとその試合に出るメンバーに分かれるが、出てないメンバーも一緒に戦っている意識は強く持っている。でも直前の合宿は自分がスタートになるためのアピールをしています。自分はミドルとして虎視眈々と李博と山内の座を狙っていますし、ライバル関係と思っている。

柳田将洋
自分たちがサーブで効果的に相手にプレッシャーをかけられた。ディグ(スパイクレシーブ)も上がり、トランジションアタック(スパイクレシーブからの攻撃)も生まれた。
明日はワールドリーグでも何度も戦ったオーストラリアですが、勝って終わりたい。

山内晶大
自分たちのサーブが攻められていたので、そこからディフェンス、ブロックとレシーブの関係がよかった。サイドアウトもよかった。途中サイドアウトがとれなかった時が苦しかったが、なんとか集中を切らさず、とりきることができたのが良かった。

柳田選手へ
――昨日一昨日はサーブが調子が上がらなかったようですが、今日はたくさんブレイク(サーブ権があるときに得点すること)をとっていましたね。

おっしゃるように昨日一昨日はそんなにサーブがよくなかった。毎日連戦が続く中で、うまく修正できた。明日また落とさないように、更に上げられるように準備していきたい。

山内選手へ
――ここにきてブロックが決まっているが、工夫しているところは。

点数にはつながっているんですけど、まだまだ自分の中では評価は低い。手を前に出すというのは意識しています。ガッツポーズは意識はしていないけど、自然に出ていますね。

――山内さん自身のジャンプフローターもよくなっている印象を受けます。

ブランさんからの指導があって、上から速いサーブを打つというように心がけていた。それを上手く実行できている感じです。
ある程度のリスクを負って打っているのでミスが出ることもありますが、攻めているときのミスは悪い評価にならないので、そこをある程度コントロールしていいサーブを打っていける。こちらとしてはとても打ちやすい状況になっている。

――明日のオーストラリア戦に向けて。

柳田
オーストラリアは、遠征、ワールドリーグと何度も戦っている相手で、お互いに手の内も大体分かっている。つなぎとかしっかりやれば、ある程度手の内を読まれていても大丈夫だと思います。いかに自分たちらしいバレーができて、データと自分たちの意識とで相手を上回れるかですね。勝って終わります。

山内
明日勝って全勝で気持ちよく切符をゲットしたいですし、今後強豪国と戦う機会もあるので、その前にオーストラリアをホームでもう一度倒したいと思います。

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