2026-08-14 18:50 追加
鎮西高校名将・畑野久雄監督追悼特集 第2回 宮迫竜司監督 諸隈直樹さん
鎮西高校の名将・畑野久雄監督追悼特集 第2回
Others / 高校バレー 男子
2025年11月24日に急逝された鎮西高校バレーボール部の名将・畑野久雄監督。畑野先生の教えを受け継ぎ、第一線やそれぞれの道で活躍する6名の関係者(元日本代表の朝日健太郎さん、後継者として新監督に就任された宮迫先生、諸隈直樹さん、日本代表として活躍する宮浦健人選手、ビーチバレーとの二刀流に挑む水町泰杜選手、中央大学4年の舛本颯真選手)にお話を伺いました。第2回はあとを受け継いだ宮迫竜司監督と、元日本代表の諸隈直樹さんです。
指導者としての原点と引き継がれる信念 鎮西高校バレーボール部監督 宮迫竜司先生

後継者の宮迫竜司監督 撮影:坂本清
畑野先生との時間は、私の指導者としての原点です。現役時代からご指導いただき、コーチとしても長く共に戦わせていただく中で、技術以上に大切なものを学びました。
畑野先生は常に「当たり前のことを当たり前にやる」ことを徹底され、ミスを嫌い、基本を何よりも重んじる姿勢を貫いておられました。その厳しさの中にある深い愛情と、勝負所でエースに託す覚悟は、今でも私の中に強く残っています。言葉数は決して多くはありませんでしたが、一つひとつの言葉に重みがあり、選手や指導者の心に響くものでした。

宮迫監督と鎮西高校生たち 撮影:坂本清
畑野先生と共に経験した日本一の喜び、そして日々の積み重ねの大切さは、かけがえのない財産です。これからは、その教えや信念を胸に、鎮西高校男子バレー部の伝統を守りながら、さらに前へと進んでいくことが私の使命だと感じています。
「生涯現役」を貫いた恩師への感謝と誓い 元日本代表・鎮西高校OB 諸隈直樹さん

畑野先生(左)と諸隈直樹さん
生涯現役を貫いた先生らしさ
突然の訃報を聞いた時は本当に信じられない気持ちでいっぱいでしたが、最後まで現場に立ち、生涯現役のまま旅立たれた姿は、いかにも畑野先生らしいなと感じました。長年にわたりチームをご指導され、鎮西バレーの歴史を築いてくださったことに心から感謝しています。
ミスに対する厳しさと「感度」の高さ
現役時代、先生は決して多くを語る方ではありませんでしたが、試合中にミスをした際、大声で叱られたことが非常に強く印象に残っています。どれほど小さなミスであっても妥協を許さない。その「ミスに対する感度の高さ」こそが、鎮西バレーの精度の高さを生み出していたのだと、卒業した今改めて実感しています。
引退後に知ったお茶目な一面
現役選手の頃は怖さもあり滅多にお話しする機会がありませんでしたが、引退後に何度もお邪魔させていただくようになってからは、本当に色々なお話をしていただきました。現役時代とは違う、お茶目で親しみやすいお人柄に触れ、かわいがっていただいたことは最高の思い出です。
伝統を未来へつなぐ役割
現在は宮迫新監督のもとで新たな歩みが始まっていますが、先生が築き上げてこられた鎮西の伝統や価値をしっかり残していくことが大切だと感じています。私自身もOB会の事務局長として、先生が作られた基盤を大事に守り、引き継いでいきたいと思っています。先生、どうぞゆっくりとお休みください。
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