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インタビュー

2026-09-22 01:08 追加

【中大バレー4年・土井柊汰 インタビュー】主将としての責任、イタリアで培った技術と筋力で目指す頂点

中大4年・土井柊汰主将 インタビュー

大学バレー 男子

主将就任の経緯と、春リーグ・東日本インカレの振り返り 言葉と背中で引っ張る——キャプテンとしての決意


土井柊汰キャプテン  撮影:坂本清

中央大学男子バレーボール部主将・土井柊汰選手(4年)のインタビューをお届けする。

同期が10人いる中で、自分たちの代の主将を決める際にはさまざまな議論がありました。指導陣からは「コート内で指示が通りやすいスパイカーが主将を務めた方がいいのではないか」「リベロは交代が多く流れを作りづらい」といった意見もありました。何度も差し戻されたりもしたのですが、ポジション柄ずっとコートの後ろからチーム全体を支える立場を務めてきたこと、そして同期のメンバーから背中を押してもらったこともあり、主将を引き受けることを決意しました。

主将としてのプレースタイルは、プレーと言葉の「両方」で引っ張ることですが、どちらかといえば言葉で声をかけ、自主トレなどで率先してボールを追う姿勢を見せることを意識しています。コート内はもちろん、日常からチームを鼓舞し、全員がバレーボールを一番楽しめる雰囲気を作っていきたいと考えています。

自滅と隙を見せた年度前半戦の悔しさ


土井柊汰  撮影:坂本清

春季リーグ、そして東日本インカレともに準優勝という結果に終わりました。
春季リーグでは途中まで連勝が続き良い形で進んでいましたが、全勝対決などの天王山で敗れて以降、受け身に回ってしまう展開が増えてしまいました。連勝していたからこその甘さや隙が生まれ、相手にそこを突かれて立ち直れなかったことが反省点です。
東日本インカレでも「勝たなければいけない試合」はものにできたものの、決勝での早稲田大学戦では自分たちのミスやメンタル面の弱さから自滅してしまう場面が目立ちました。この夏を通じて、相手と戦う以前の「自分たちの戦い方・メンタル」をしっかりと鍛え直さなければならないと痛感しています。

イタリア派遣での学び、ユニバーシアード合宿、そして秋への抱負


3名で参加したイタリア派遣

海外で得た「フィジカルの強化」と「二段階上の守備技術」

昨年参加した約3ヶ月間のイタリア派遣は、自分にとって非常に大きな財産となりました。

一番の大きな変化はフィジカル面です。日本では成長期に筋トレをすると成長がそこで止まってしまうといけないからという理由で筋トレを控えますよね。だから僕たちの年代ではまだ体が完成していないことが多いのですが、あちらはそんなことお構いなしに10代からがんがん筋トレしてるんで、イタリアに行った当初は「細いなぁ(笑)」と笑われました。

--石川祐希選手が初めてイタリアにいったときも、モデナの監督に「ガリガリだな。細すぎる」と笑われたんですよ。

え、石川祐希選手もそうだったんですか? 自分も本当にそうでしたよ。現地の選手たちの身体つきやパワーに触れ、向こうの選手に「こんな軽いウェイトも上げられないのか?(笑)」などと煽られて「なにくそっ」と思いながらウェイトトレーニングに打ち込んだ結果、下半身を中心に筋肉量が大きく増えました。帰国後もその成果がしっかりと身体に残っています。
(取材者の偏見では、かつての大型守備型選手の荻野正二さんや、今の代表リベロの山本智大選手など、下半身ががっしりしている選手はレセプションが安定しているという印象がある。もちろん青山繁さんや、今の代表で言えば小川智大選手など、そこまで下半身がガッチリしていなくてもディフェンスがいい選手がいることも確かだが。そういう下半身がっちり型ディフェンスへの信頼からすると、土井選手の下半身の身体づくりは頼もしい限りである)。

技術面では、かねてより課題意識を持っていた「オーバーハンドでのパス(二段トスやレセプション)」の技術を、現地での実戦や指導を通じて徹底的に磨くことができました。また、海外特有の非常に速いサーブやフロータージャンプサーブに対する面作りや受け方を体感できたことも、リベロとして大きな収穫でした。

初陣となる中田監督とともに目指すユニバーシアード

現在参加しているユニバーシアード合宿では、代表チームの主将も任せていただいています。今年から順天堂大学の中田学監督が指揮を執る体制となり、国際大会としての初陣(ういじん)を迎えます。

代表に集まった選手たちは、全員が自チームよりも一段階上の高さやパワー、プレーの精度を持っています。非常にレベルが高く、プレーしていて純粋に楽しい環境です。新体制の初陣を最高の形で飾れるよう、チーム全体をまとめ上げ、結果にこだわって戦っていきます。

*アジア東部地区選手権大会は、フル代表の韓国なども参加したが見事銀メダルを獲得

目標とする選手は古賀太一郎選手

目標としている選手は、現在SVリーグの東京グレートベアーズでも活躍されているリベロの古賀太一郎選手です。
コート上での立ち振る舞い、声の出し方、そしてチームを落ち着かせるリーダーシップなど、ベテランならではの「巧みさ」と「存在感」を持ったリベロです。古賀さん自身も代表経験がありますし、海外でのプレー経験もあります。もちろん現日本代表のリベロの方々もすごいと思いますが、その選手たちとはまた違った強みもあり、チームの核となれるリベロ像を目指して参考にしています。

秋季リーグ、そして全日本インカレへの誓い

現在、自分たち中大の一番の壁となっているのは早稲田大学です。しかし、早稲田だけに固執するのではなく、他のチームもこの夏で確実にレベルアップしてきます。
現状維持では絶対に勝てません。「自分たちをどう高めていくか」を追求し、中大らしい熱く楽しいバレーボールを貫き通します。秋季リーグ、そして最後の全日本インカレで頂点に立つために、この夏でチームを一から鍛え上げて挑みます。

プロフィール 土井柊汰 (どい しゅうた)
ポジション リベロ
生年月日 2004/9/25
学部学科 文学部/人文社会学科/教育学専攻
出身校 東福岡高等学校
身長/体重 173/69
最高到達点 315cm
血液型 B
MBTI ESFJ

取材・文:中西美雁

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