2017-11-29 17:30 追加
変幻自在のマジシャン、ミハウ・クビアク(パナソニック)「(越川)優とはお互い初めての海外シーズンで、多くの時間をともにした。良き思い出、良き仲間です」
ミハウ・クビアクインタビュー
V1リーグ 男子
昨季からパナソニックでプレーする、ポーランド代表キャプテンのミハウ・クビアク選手にお話をうかがいました。これまでのキャリアについてや、日本と海外のリーグの違い、プレーについて、そして優勝に向けての意気込みなど。
(この記事は、昨シーズンの終わりに取材したものに、追加取材したものになります)前編では、越川優選手との絆についても。
——これまでのキャリアについて教えてください。ポーランドリーグと、トルコリーグでプレーされていたのでしたっけ。
クビアク:その通りです。そのほかにイタリア、イスラエルも、です。
——それらのヨーロッパのリーグと比べて、日本のリーグの印象を。
クビアク:日本のバレーボールと欧州のバレーボールは大分違うので、比べるのはなかなか難しいと思います。もちろん違いはありますが、どちらが強いというのも難しい。お互いのトップチームで試合をした場合には、どちらが強いかは試合の結果としては見られるけども、それがどう違うかというのは表現しづらいし、良いとか悪いとかという話でもありません。
——ヨーロッパでは、大体週に1回試合がありますよね。日本とはそこも違うのでは。
クビアク:欧州では3日に1回試合があります。水曜日に試合があったら、次は週末というサイクル。日本は週末に2試合連続で試合、しかもどこもディフェンスの良いチームで、力の差があまりありません。なので、身体的にも気持ち的にもとても大変な状況が続きます。ただ試合数が違って、日本では優勝するまでに31試合必要です。しかしポーランドでは優勝するには、45試合をこなさなければいけません。試合数からするとポーランドで優勝する方が、結構タフになってくるのではないかと思います。欧州ではチャンピオンズリーグといって、各国で優勝したクラブチームがそこで戦わなくてはいけない。各国のトップチームが集まってくるので、勝ち進むのは本当にレベルが高くて大変なリーグです。
――日本のリーグでの外国人選手の役割について。
クビアク:外国人選手をすごくたくさん使うチームがあるので、そういうチームでは確かに重要なポジションだと思います。ただパナソニックに限って言うと、とてもバランスのとれた攻撃をしていると思います。今までやってきたチームもそういうやり方なので、そこに大きな違いは感じません。
同じカテゴリの最近の記事
- サーブランキング2位。負け続けた中で輝いた個人ランクとチームの真髄。”沈着冷静なミドル”伊藤摩耶が見せたアランマーレ山形の矜持 SVリーグ [V1リーグ 女子] / 2024.09.10
- とれたて新米キャプテンの挑戦。ブレス浜松・西行米「素子さんから自分たちの武器を持つ大切さを教えてもらった」、狩野亜衣「ミドルがポイントゲッターになる」 [V2/V3 女子] / 2024.09.02
- 美しく勝利せよ!新主将に就任したヴィアティン三重・浅川希「勝利する姿をファンに届けたい。主将として迷わず引っ張っていく」 Vリーグ女子 [V2/V3 女子] / 2024.08.16
- 次の舞台はポルトガル。”旅するバレーボーラー”埼玉上尾メディックス・花澤佳奈「欧州選手権に出るのが今の目標。ヨーロッパに自分を知ってもらいたい」 [Others,V1リーグ 女子] / 2024.08.15
- ヴィアティン三重のPDMに就任した大山加奈さん「PDMはアスリートの人生全てをより良くするための伴走者みたいな役割。選手に寄り添って力になってあげたい」 [Others,V2/V3 女子] / 2024.07.22
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.