2018-02-06 10:58 追加
V・チャレンジリーグⅡ女子 GSSが首位の群馬銀行を3-1で破る
V女子
■群馬銀行
磯野明日香選手
今日の試合は(今シーズン)唯一負けたチームが相手ということで勝ちたい気持ちがみんなにあったが、それがうまく表現できずに自分たちでゲームを壊してしまった。
相手に何かをされてセットを取られたのではなく、自分たちでミスを出したり、うまくゲームメイクができなくて、やりたいことができずに試合に負けてしまったと思っている。
最終戦はストレートで勝つということを目標にしていかないと、この負けが意味のあるものにはならないと思うので、(今日の敗戦を)そういうところにしっかりつなげていきたいと思った。
古市彩音選手
磯野選手の言うように自分たちでミスを出してしまって、その悪い流れを切れなかったったいうのが今日の敗因かな、と。
昨日ここで話したことだが、自分の役割として(悪い)流れを切る、変えることを期待されていると思っている。自分もその気持ちでコートに入っているのだが、今日は役割を果たせなかったので、自分の反省点としてしっかり考えたい。
まだ試合が残っているので切り替えて全員で(強い)気持ちを作っていきたいと思う。
寺坂茜選手
優勝優勝と高いところばっかり見てしまった。GSSとの試合は勝つことばかり(が主題に)になってしまって、(試合の中で)何をやろうという部分が全然できてなかった。
私たちは高さがあるので高いところから打つのを目標にしている。ブロックの部分でも相手の打つコースを限定させるという狙いがあるのだが、(今日は)相手にどこでにも打てるという(自信を持たせてしまっていた)ので、ブロックからしっかりやって後ろのレシーバーとの関係性をもっと上げていきたいと思った。
―― GSSがサーブで攻めてきたが?
磯野選手
サーブで崩されて速攻を使えなかったりワンレッグに入れない状況もあったので、セカンド(テンポの)トスに呼び変えたりするが、トスが高いと相手が2枚付いてきたりとか、自分たちの出したサイン通りには回らないことがほとんどだった。
相手の意図を考えてやらないといつまでも崩されたままで今日みたいな試合になってしまう。何を狙ってきてるのかそういうところまでしっかり考えてゲームを進めていかないとやられっぱなしであっという間に終わってしまう。(今日は)GSSさんの取ってきた戦術に対応できずに終わってしまった。
古市選手
1本目(レセプション)で崩されてなかなかミドルが使えないという状況があった。2本目(セット)を上げるのは私なので…。高いトスであったり、ミドルへのセカンドテンポのトスであったり(を試みたが)…。
1本目が良くなくて2本目も良くないという状況になってしまっていたので そこは反省したい。1本目が良くなかった時の2本目というのを練習でやっていきたいと思う。
――群馬銀行のストロングポイントは高さ。相手にもっと高い選手(張心穆意選手)がいたが?
磯野選手
あまり相手の身長を意識しても勝負に行けないし、私たちも対策しているので。
高いところから奥を狙われたら取れない部分もある。そこに一喜一憂していたら自分たちのやりたいことができないので、捨てるボールは捨てるという気持ちで臨んだ。
決まりごとを作って練習してきたので、張選手にこうされたら嫌だ、ああされたら嫌だということばかりに意識はしていなかった。いつも通り自分たちのやるべきことを(練習、対策として)やってきたので張選手がいるからどう、ということは私にはなかった。
古市選手
Aクイックなどは使いづらかった。全く気になることはなかったといえば嘘になるが、(過度に)意識しないようにはしていた。
石原昭久監督
今日の感想。完敗。以上(苦笑)
バレーボールインテリジェンスはGSSさんの方が圧倒的に上。それぞれのメンバーのバレー偏差値が非常に高いので、こちら側の弱いところ、チーム全体としてだけじゃなくて個々の弱いところをちゃんとよく見抜いて動いてくる。ディフェンスしかり。オフェンスも(狙いを)悟られないということを前提にして攻撃を仕掛けてくる。
今日は難しい試合になると予想はしていた。1敗しかしてなかったチームなので、周りも含めて優勝という方向に高まっている。気持ちが浮ついてくるのは否めないのかな、と。(気持ちが浮ついている時は)攻め入られると硬直してしまう。
それでもチャンピオンになるには背負っていかなければならないものなので…。棚からボタ餅を待つのではなく、もう一段自分たちで登れるかというところ。チャンピオンになるには相応の試練を乗り越えなければならないので、奮起を期待したい。
●2月4日現在の順位(ポイント)
1 群馬銀行(33)
2 柏(32)
3 GSS(19)
4 プレステージ・インターナショナル(16)
5 浜松(14)
6 大阪(0)
取材・写真:堀江丈
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