2018-02-25 11:55 追加
東レ・黒後愛「自分たちのいいところが出ていたのに勝ち切れなかった」 デンソー・鍋谷友理枝「サーブで崩し、拾って切り返すという展開がうまくいった」
V1リーグ 女子
■デンソーエアリービーズ
・川北元監督
一進一退の攻防が続くと予想していたので、東レさんはサーブがいいし、とにかくそこを何とか凌ぐことが大きなポイントになるのではないかと思っていた。案の定、サーブで崩されるケースが非常に多かったが、選手たちが本当に粘って、悪い状況の中でもアグレッシブにプレーしてくれたことがよかった。今日の勝ちは今日の勝ちとして、また明日があるので、一喜一憂せずにとにかく明日の試合にすべてをぶつけられるように頑張りたい。
――今季、サーブの強いチームが多い中で、パスをする選手が崩れてしまった時にどう立て直すように意思表示しているか?
ボールは変化しやすいし、レセプションをする選手たちはプレッシャーを感じながらプレーしていると思う。多少崩されても、崩された後に攻撃が決まっている時もたくさんあるので、必ずしもAパスではなくても大丈夫だよと。とにかく攻撃ができる状況までみんなで持っていこうということをできるだけ心がけて声掛けをしている。技術的なことにこだわると、細かいことを気にしてプレーに集中できなくなるということがあるので、今まで練習してきた中でシンプルになすべきことをできるように声を掛け、必要以上に完璧なパスを求めてプレッシャーを与えることがないように心がけている。
――明日のトヨタ車体戦に向けて。
相手は攻撃力があり、総合力の高いチームなので、我々はどういう状況になってもチームで戦うということを念頭に置き、出場した選手が活躍できるようにサポートして戦うのみだと思っている。
・坂本奈々香選手
自分の中では東レさんに対して苦手意識を持っていたが、とにかく今日はファイナル3に向けて自分がどうしたらいいのかということを考えてプレーできたのがよかった。
・鍋谷友理枝選手
今日の試合は自分がサーブレシーブで崩されてしまったが、周りの人がカバーしてくれて、サイドアウトを切ることができ、うまくブレイクもとれていたし、自分たちがサーブで崩して、拾って切り返すという展開がうまくいっていた試合だったと思う。
――鍋谷選手に。今日の試合のようにサーブで狙われている時、大崩れしないためにはどのようにしていきたいと考えているか?
今日の試合は、東レさんのサーブは速くていいサーブというイメージがあって試合に臨んだが、思ったよりもスピードがきていなかった感じもあり、自分の中でタイミングが合わなかったという印象。スタッフや周りの選手にも「速いサーブを意識して、待ちすぎている」と言われていたので、そこをもう少し修正しなければならないと思った。
こういう試合が増えていく中で、自分はもっと拾っていかなければならない選手だと思うので、サーブレシーブで狙われている時に攻撃で切り替えてやっていくのではなく、レシーブをしっかり立て直していけるように、狙われてもそこはしっかり重点的に頑張っていかなければならないと思う。
――坂本選手に。鍋谷選手の対角に入り、パスなどでフォローされている部分もあると思うが、鍋谷選手の存在をどのように感じているか?
鍋谷さんと対角を組ませていただき、正直、いつも頼ってばかりで、いつも支えてもらっているし、自分のプレーがうまくいかない時にカバーもしてもらっている。チームでいちばんスパイクもレシーブも安定していて、波があまりないところが自分にとって目指すところでもあるし、同じチームの先輩として尊敬している。
――鍋谷選手に。第3セットで競っている場面から、鍋谷選手のサーブで連続得点を奪ったが、その際にどのようなところを意識して狙いを絞っていたか?
相手側のレフトが2人並ぶところで、自分にとってやりやすいローテーションだった。普通にレフト側に打って崩すのもありだったし、ミドル側のスペースが広く空いていたので、そこの場面ではレフト2人の間を狙ったりもした。ちょうど堀川(真理)選手が前衛に上がってきたローテだったので、ライトに行く進行方向にサーブを打って、そちらに(体を)開けないようにすることも考えた。自分としてはいろいろなシチュエーションを想定して打つことができたと思う。
――坂本選手に。今日はコンディションが非常によく見えたが、心がけたことは?
コンディションの部分に関しては、リーグも長くなってきたので、とにかく体力をつけるということで走り込みなどをした。また、感覚が大切になってくると思うので、サーブレシーブやスパイクのタイミングなどをしっかり合うまで意識して練習した。今日の試合ではとにかく高い位置から打つことを意識した。
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