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会見・コメント

2018-03-02 09:00 追加

V・プレミアリーグ男子 東レ・藤井「試合に勝って勝負に負けた」

SV男子

東レ・小林監督「(選手起用は)我々スタッフの観察眼を鍛えていかないといけない」

小林敦監督

今日のゲームは非常に厳しい内容になりましたけど、最後は東レアローズらしい粘り強いバレーをしてよく勝ち切ってくれたなと思います。ただ、自力でJTさんにまくられる可能性があるので、そういった意味では試合に勝ちながらも、残念な気持ちも少し残っているゲームになってしまった。

 

――途中から伏見選手を入れた理由は?

小林監督:選手起用に関しては、その日のコンディションだったりとか、出来だったりところを重視したり、点を取られた時に、もしかしたら他の選手の方がうまく回るんじゃないだろうとか。戸嵜(嵩大)とか鈴木(悠二)にしろそうなんですけど。そういうことを色々見極めていきながら、選手起用していくので、当然当たることもあれば、外れこともあります。当たることが多くなるようにするのが、我々コーチングスタッフの役目だと思っているので、そういった観察眼というのは鍛えていかないといけないなと思います。

 

ーーいつもだったら、富松選手に変えて伏見(大和)選手だったと思います。今日は李(博)選手との交代でした。なぜでしょうか。

小林監督:李の場合は攻撃が当たらなかったらダメなことが多い。彼はクイックが通常だったら6割7割決まるのが、(クイックもサーブも)どっちも3割くらいしか決まってなかった。彼の良さというのは、クイックだったりとかサーブの強さだったりなんですけど、サーブもあまり効果が上げられなかったし、クイックも決まってなかったんで、であれば、伏見の方がブロック力もありますし、攻撃は李には及びませんけども、最近はだいぶ良くなったので、伏見を起用してチームの雰囲気を変えようと思ったのが、正直な理由です。

 

ーー(ゲームポイントを)3点取るかなと思えば、1点かなと思わせたり。

小林監督:ハラハラドキドキの展開で…。まぁ負けるよりはマシですよね。ジェイテクトさんが2セットを取ればという状況なので、ジェイテクトさんが勝ってくれなかったらダメだとか、フルセットまでいかれたら終わりだとか、という展開にはならなかったんで。一応勝ち切ったんで、望みは少ないかもしれないですけど、ゼロではないので、人事を尽くして天命を待つですね。はい。

 

ーー5セット目に井手(智)選手を起用した理由は?決して渡辺(俊介)選手が悪かったようには見えなかったのですが。

小林監督:悪くはなかったんですよ。悪くはなかったんですけど、井手には特有の勝負強さというか、何かファインプレーみたいなものを魅せる力を持っているので、ああいった4セット目チームがガタガタになったところで、神がかったプレーみたいなものがまたチームがガラリが変わるかなと思って、投入しました。また、彼もあまり出場機会がなくて、悶々としてたんですけど、ああいった場面で投入するとそれを粋に感じてのびのびとやる子なんで、あそこで何か奮起してやってくれるんじゃないかと、井手を投入しました。

取材:大塚淳史

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