2018-03-11 09:02 追加
久光製薬・石井優希「前半はサーブで相手を崩し、ブロックとディフェンスがよく機能した」 JT・吉原知子監督「戦術を立て、対策をしてきたが、それがうまく機能しなかった」
V・プレミアリーグ女子 ファイナル第1戦会見コメント
V1リーグ 女子
3月10日に日本ガイシホールで行われたV・プレミアリーグ女子ファイナル1日目は、久光製薬がJTにストレート勝ち。試合後の両チームのコメントをお届けする。
久光製薬スプリングス
酒井新悟監督
JTさんのブロック&ディグ、そこからのミハイロビッチ(ブランキー)選手の攻撃力をどうやって崩せていけるかというところと、前回(ファイナル6)の戦いの中でサーブで押されている部分があったので、サーブでどうやって主導権を握れるかといった部分を練習してきました。
いま言った部分が1セット目から機能し、サーブでも終始、主導権を取れ、ブロック&ディグに関してもうまくいっているケースが多かったと思います。途中、ミハイロビッチ選手のバックアタックに対して2枚しか(ブロック)がつけず、決められるケースが増えてきたが、中盤から後半にかけてはそこの部分もしっかりと3枚つく形でプレッシャーをかけていくことができたと思います。
また前半、JTさんのサーブがいいので、崩されるケースが多々ありましたが、セッターからの排球ではなくて、リベロの戸江(真奈)や周りの選手がカバーしながら、サーブレシーブが乱れたときにもしっかりといいトスを上げてブレイク率を下げなかったということも大きなポイントだったと思っています。初戦をいい形で取れてアドバンテージとしては大きなものですが、本当の勝負は来週の試合(ファイナル2戦目)だと思っていますので、もう一回気を引き締めて、神戸に戻って準備をしたい。相手もいろんな形で戦術も変えてくると思うので、そういったことにしっかり対応できるように準備したいと思います。
──3セット目に、JTに先行された中盤で新鍋選手のレシーブから逆転。チームにおける新鍋選手の存在の効果について教えてください。
ファイナル6は体力的にもしんどい部分がありましたが、ファイナル3のトヨタ車体戦、きょうのゲームも、試合にあわせてフィジカルな部分でもいい形で持ってきていると思います。そういったところがプレーにつながっていますし、彼女の1本目の精度はかかせないもの、そこがあるからこそ、アキンラデウォ選手をたくさん使えたり、レフトの攻撃が多くとも単調なレフトではなくクイックを絡ませたレフト攻撃に持っていける。彼女の役割は大きなもので、きょうもいい仕事をしてくれたと思っています。いつもより打数が多かったですし、決定率も高かったので、いい材料として来週に持って行けると思っています。
──ブロックとディグがかなりよかった。前回、敗れた対戦からどういう対策を立てましたか。
(ブロックの)間を締める、抜かせるところをしっかり決める。前は当てられて吸い込んだり出されたり、嫌なブロックアウトをされることが多かったので、間を打たれように詰めていったり、よりブロックをコンパクトにするなどの修正をしてきました。前回の戦いでは芥川、奥村選手に決められるとともに、それ以外の選手にも決められたので、センター以外の選手をしっかり抑えていくというのが共通認識にあったので、うまくプレッシャーをかけていけたのではと思っています。途中、芥川選手のワンレッグを1枚にしてしまった場面がありましたが、そこもチームの中で修正しながら、プレッシャーをかけていく方向に持っていけたので、継続してやってきたことが逆転につながったのではないかと思います。
──第3セット、14-17となったときに初めてタイムアウトを取られました。そのときの指示は?
岩坂名奈、野本梨佳の2枚攻撃のS2 、あれ以上点数を離されると、終盤、外国選手にトスを集められるとしんどいと思ったので、作戦タイムを取りました。ブランキー(ミハイロビッチ)選手が後ろだったので、攻撃をしかける中で、組み立てだけでなくしっかりと高さを出していこうと。それでサイドアウトが取れたと思っています。連続失点してしまうと速さにおぼれてバタバタしてしまうことがあったので、セッターもそういうところを理解しながら、うまく修正できたと思っています。
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