2018-03-21 20:43 追加
あと一歩だった豊田合成 高松卓矢「……言うことはないです」
SV男子
トミー監督「4年連続で素晴らしいステージに立てて誇りに思う」
チャンピオンになったパナソニックにおめでとうと伝えたい。第1戦の名古屋で負けて、我々は作戦を少し変えた。とても良い準備ができて試合に臨んだが、勝てなかった。試合の重要なところで1、2点が入っていれば、ここに笑ってこれたかもしれない。これがバレーボール。そこで取れなかったから負けてしまった。今日の試合に関しては最後の1点まで、我々は戦い抜きました。だから後悔はありません。また近い将来みなさんに会えることを楽しみにしてます。4年連続でこのような素晴らしいステージに立てている。そのことをとても誇りに思う。今年も良いシーズンにできたことを嬉しく思います。
――2点。名古屋に負けて作戦を変えたと臨んだということですが、前回の試合はブロックの本数が多かったと言っていた。どういうところを変えて、どういうところに効果があって、どんなところで足りなかったと思ったかが1点目。2点目は、いろんな選手が決勝で出て、選手の方々も最後に一つになったと言っていた。改めて、この1年チームの成長があったのか教えてほしい。
トミー監督:今シーズンを見て、パナソニックがどの試合も良い準備をしていた。我々の着目点は、パナソニックがどのようなことをしているのかということに着目して対策を立てた。我々のチーム選手全員が、チームに対して何かを出せる、試合前に言ったのも、ひとりひとり持ってるものを出して欲しいとは言った。選手それぞれが良いものを出してくれると信じた。
――イゴールは間に合わなかったのか?椿山、山近選手を途中投入したが、彼らの働きぶりについての感想を。
トミー監督:イゴールに対して、試合に強行出場させて、今後大きなリスクを背負うことを避けたかった。ファイナルに関してはパナソニックの清水選手、イゴールと怪我したが早く回復することを祈っている。椿山、山近はとてもよく活躍してくれたと思う。二人を投入したことで違った特徴を持っているので、持ち味を出してくれたと思う。どの選手にも平等に試合出場できるチャンスがあるわけでない。ある選手は、山近のようにファイナルでプレーする。ある選手は最後の最後でプレーする機会しかないものもいる。我々18人いるが、全員が常に試合にのぞめるように準備しています。それを信じているし、見ている。
――3セット目と4セット目でローテを変えて、5セット目に戻したがその理由は?また、近選手を序盤に山近選手に変えて、後半でサーブでまたに戻すという起用の意図を教えてください。
トミー監督:両チームともに一番したいマッチアップがあったと思う。そのことを考えてそうした。山近の投入の理由は、近とは違った攻撃のバリエーションがある。いつもプレーしているのは近。相手チームにとってあまり情報がない。そこで何か起こってくれればなと思って期待した。
――今日の采配、監督らしくないと思いました。選手起用にしても、黒澤選手や山近選手の投入だったり、本来だったら前田選手から内山選手に変えるタイミングで変えなかったり。トミー監督が落ち着いて采配できてなかったのではと感じた。なぜいつもと違った采配をしたのか。
トミー監督:(通訳に)Today is different? (通訳)He analyzed so. 完璧に回答できるかはわからないが。私はベストのターム(瞬間)で決断をしないといけなく、チームを助けたいと感じている。選手起用については、その時が、黒澤に関してもその時がベストだと思って起用した。シーズン最後の試合だというのもあったけど、その起用に関しては。それ以外にも決勝の第2戦ということで、一番大きなゲームだったが、皆がいつもの平常心ではなかった。自分を含めて。ビッグステージで、いつもの平日練習のようで出るのはどうかなと。そこで緊張するのが普通なのではないか。そこで何も感じなく、奮い立つものが何もなく、いてる人もどうかな。(注:一部監督本人の英語から補足)
――1シーズン通して学んだこと、そしてVリーグの感想を。
トミー監督:Vリーグはどのチームも劣るチームがない。結構厳しい印象。試合で色々なところに行ったのも良い経験。このVリーグも、日本のバレーボールも、一つのパーツ。今後も日本のバレーボールがより良くするために一緒によくなっていければと思う。選手もスタッフも少しずつ日々頑張って努力して、よくなろうとしているので、そういうことで、良いリーグになるのではないでしょうか。
写真・文:大塚淳史
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