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バレーボールマガジン>インタビュー>大分三好・石垣公也前主将 引退に寄せて「選手として、出来るのは『その時』しかない」

インタビュー

2018-06-04 12:00 追加

大分三好・石垣公也前主将 引退に寄せて「選手として、出来るのは『その時』しかない」

SV男子 / V男子

--現役最後のシーズンとなりました、2017/18について伺います。新体制、リーグ再編の前のシーズンでしたが、どのように戦ってこようとされ、実際どのように戦ってこられましたか。

シーズンが始まる前、チームをしっかりまとめて、監督やスタッフの意見と選手の意見とを言い合える架け橋になろうかなと思っていたんですが、実際にシーズンが終わって振り返ると、なかなかそれは難しかったなあ、というところがあって。やっぱり、もっと選手の意見をスタッフに伝えるべきだったなあという点もありますし、逆にスタッフと選手との間で打ち解けられないというか、意思の疎通が出来ていないところもあったんです。
でも、スタッフが同じことを考えていて、うまく出来ていないところをそのままにしていたな、そこはもっと自分が(選手の)代表として、ミーティングの中で、スタッフも同じ考えを持っているよ、ということを伝えれば、さらにまとまったチームになったんだろうな、と思います。

--これから、チームはV1リーグで戦うことになるんですが、チームの皆さんへのメッセージがあれば。

引退してわかったんですが、やっぱり、出来るのは「その時」しかないんだと。すごく感じています。
選手というのは、言われてもわからない、毎年のようにシーズンが始まって終わっての繰り返しで、それでも、シーズンを大切にしたい、1日1日を大切にして、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分、というようにいってもらって、最後は、ひとりの個人として完成して欲しいし、チームとしてもどんどんどんどん新しく、強くなっていってもらって。
新リーグ、シーズン始まったら、スタート時点はみんな一緒だと思うんですけど、その中で、今までのキャリアというのが、三好はどうしてもちょっと下に見られるかもしれないんですけど、そこは踏ん張って、三好は強いな、というのを、他のチームに対して示せるようにして行って欲しいと思っています。

--石垣さん個人として、「完成」というところまではできたと思いますか。

実質、V・チャレンジリーグ1で優勝した2016/17シーズンを「集大成」だと振り返った

(今シーズンというよりは)2年前、キャプテンをする前の(2016/17)シーズンで、もう、完成して終わってたと思います。どちらかというと、プレイヤーで引っ張っていくというか、この(2017/18)シーズンで集大成を迎えたという感じではなかったかな…と。

--集大成は、その前だったかもしれないということですね。

そうですね。

--正直、個人的には新リーグでのご活躍を見たかった、という感はあったんですが。

自分はVリーグでずっと戦ってきて、リーグが変わるというこのタイミングで引退、というのは、ちょうどいいのかな、という気持ちでいました。次のシーズン、強豪と戦えるのはすごく羨ましいところもあるんですが、そこはしっかり区切りをつけて、残った選手たちに託したいですね。

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