2018-06-11 19:55 追加
中垣内祐一監督「柳田の復調、西田のサーブ開眼、ディフェンスがよかったことなどが勝因」 柳田将洋主将「厳しい状況でもやるべきことができた」
全日本代表 男子
■柳田将洋主将
今日の試合は本当に厳しい状況だったんですけど、自分たちのやるべきことはその状況でもやることができましたし、そのことによってこのあとのネーションズリーグまだ続きますが、ドイツに移動してもやっていけると思いました。
■関田誠大
僕自身途中出場だったのですが、結果的に勝ててよかったです。チーム全員で戦っていかないと勝つことができないと実感したので、残り2週もしっかり戦っていきたい。
■西田有志
今日の勝利は本当に大きかったですし、日本ラウンドで勝利できたことは一番良かった。最初のブルガリア戦はチームとしてもあまり良い状態から始まらず、昨日のポーランド戦では少しずつチームとして機能し始めて、最終戦で勝つことができました。これをドイツでもこのまま持っていけるようにしたいなと思います。
今日の試合では、本来のチームの姿が出たと思います。
――西田さんに。ご自身のサーブの前にタイムアウトをとられたのと、監督が日本に帰ってきてからサーブの感覚をつかめたと言ったとおっしゃっていましたが。
今日はタイムアウトを自分の前にとられることが多かった。自分はそれはチームにプラスになることができた。
ブランコーチに何回も言われたことを今日はしっかりやっとやれた。タイムアウトをとられるのはそんなに嫌ではなく、「あ、仕事できているな」と思いました。
――西田くんに。サーブレシーブで時々入っていましたが。ご自身のサーブレシーブに対する考え方。
自分がサーブレシーブに入るのは、本当に自分としては、何ていうんですかね…何ていうんですかね…(言葉に詰まって本人も会場も笑いに包まれる)、本当にリスクのある行動だと思うんですけど、今日は自分のところに飛んできても上にあげられればいいかなと思っていたのですが、1本も飛んできませんでした。イタリアの20番のサーブのときに入っていたのですが、自分が守るエリアができることによって、他のレシーバー3人のレセプションの範囲が狭まるので、ミスが少なくなる。自分は立ってるだけでもいいかなと思っていた。チームに対してそういうプラスになることができたのでよかった。
――柳田選手に。すごくフェイントを多用されたが、ご自身の判断か、チーム的にイタリアの2枚ブロックにつくことにしたのか。
僕の判断でやっています。今速いバレーにとりくんでいるなかで、イタリアの判断として1対1でブロックについてくることが多い。ニアサイドにセットされたらミドルがきっちりついている。その状況で無理やり打っても被ブロックされる。それよりは冷静にラリーに持ち込んだほうが有効かなと思っているので、逃げというよりは、引き出しの中でフェイントをしています。ポイントもできているので、そこまで消極的なプレーだとは思いません。
――関田さんに。西田くんが今日決定率が良かったと思いますが、終盤レセプションが乱れてレフト側にとんだボールを強引にアンダーで西田選手にあげていましたが、西田くんは決めてくれました。チームの中でレセプションが大きく乱れたら、西田選手にあげるということにしているのか、関田さん自身がそう判断したのか。
それは僕の判断でチームとしての判断ではない。ハイボールになったら西田選手が結構決めてくれる印象があったので託した。
写真:黒羽白、FIVB
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