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インタビュー

2018-06-13 12:00 追加

カーテンコール 竹田沙希さん 「自分と関わってくれる人を元気にできるような人でありたいです」(後編)

SV女子

──今までの現役を振り返ってみて、思い出すのは? 印象に残っていることはどんなことですか。

竹田さん:やっぱり入れ替え戦(2014/15シーズンのチャレンジマッチ)の2日目ですね(トヨタ車体は前日2-3で敗れたJTに3-1で勝ちプレミアに残留)。勝たなきゃいけないという気持ちもありましたけど、それ以上の感覚、言葉にできない感情でバレーをしていました。あの試合は忘れられないです。1年目にも入れ替え戦をやったのですが、そのときはけがをしていて出ていなかったので、「独特だよ」って聞いていましたが、実際にそれがよくわかりました。なんとも言えない、勝っても当たり前で喜べない、負けたら何も残らない、すべて失う大会だから。今思っても、ゾッとしますね。

──見ている側からすると、竹田沙希選手というのはかれるほど声を出して盛り上げてという感じですが、竹田さんから見て、竹田選手はどういう選手だったと思いますか。

竹田さん:うっとうしいだろうなと思います(笑) うるさい! でもそう思ってほしかったから。自分としても、『こいつがコートに入ってきたらチームをうまく回されて、こいつに決められているわけじゃないけどチームが乗るな』って思われるようなプレーヤーになりたかったから。なれていたかはわからないですけど……。

──なれていました、なれていました。

竹田さん:なれていましたか? 自分がどうというよりはチームがうまく回るという選手ではいたかったから、技術どうこうよりも、いい意味でうっとうしい、うざい選手だったのかなと思います。

──「竹田選手が入ったらチームが変わった」とよく言われていました。 

竹田さん:そうですね。言われてはきましたが、技術はそんなにないので、『あいつにだけは決めさせるな』と思われていただろうなとは思います。あいつにも決められ始めたらたいへんだから、あいつにだけは決めさせるなと。自分が相手だったらそう言うと思いますね(笑)

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