2018-07-04 12:00 追加
越境バレーボーラー 内瀬戸真実「イタリアでの経験を全日本でも活かし、守備だけでなく攻撃面でも存在感を出していきたいです」
内瀬戸真実選手インタビュー
全日本代表 女子
2014年から全日本に選出され、昨年は中田久美監督のもと、グラチャン(ワールドグランドチャンピオンズカップ)のメンバーとして活躍した内瀬戸真実選手。在籍していた日立リヴァーレを退団し、昨年度は海外に挑戦。イタリアセリエA2のHermaea Olviaで1シーズンを戦った。そして、今年、6月20日にはトヨタ車体クインシーズへの入団を発表した。
現在は全日本で活動する内瀬戸選手にイタリアでの経験や、全日本での今季の抱負などを語ってもらった。
イタリアでは攻守にわたり、中心選手として活躍
――イタリアから帰国したのは、全日本が始動してからでしたでしょうか?
内瀬戸真実選手(以下、内瀬戸):はい、イタリアのリーグが終わってすぐに、4月11日に帰国して、代表チームに合流しました。
――海外のチームを初めて経験してみて、どうでしたか?
内瀬戸:身長が高い相手と常に対戦できたことは、気持ちの面で自信がつきました。
――チームではどんな役割でしたか?
内瀬戸:今季はイタリアの2部リーグで17チーム中13位というチームでしたので、守備はもちろんですが、攻撃面でも中心となり、試合に出させていただくことができました。
――チームはイタリア以外の国の選手もたくさん所属していましたか?
内瀬戸:基本的にはイタリア出身の選手が中心で、外国人は自分とハンガリー人の選手だけでした。
――コミュニケーションは英語で?
内瀬戸:はい。
――英語は大変でしたか?
内瀬戸:単語だけならまだいいのですが、文法が難しかったです。最初は聞き取るのに必死でしたが、みんなわかりやすく話してくれて、助かりました。
――通訳さんはいなかったんですよね?
内瀬戸:はい、いませんでした。
――イタリア語は覚えましたか?
内瀬戸:挨拶程度です(笑) 「チャオ」とか(笑)
――試合は、シーズン通してフル出場ですか?
内瀬戸:そうですね。
――日本のリーグと比べて、違うところは?
内瀬戸:丁寧さとか、技術の面では日本の方が高いと感じました。でも、身長やパワーとなると、イタリアの2部でもレベルは高かったです。
――高いブロックをかわすのは大変でしたか?
内瀬戸:はい。日本だと速い攻撃が通用しますが、イタリアでは高いボールをどうしても打たなければならないので、そこはすごく大変でした。
――過去に海外でプレーした女子選手が「セッターの技術が低くて、なかなか要求通りのトスを上げてもらえなかった」と話していたことがありますが、セッターとの相性はどうでしたか?
内瀬戸:むこうは速い攻撃をできる選手が少ないので、セッターも高いトスが得意です。なので、高いトスを打っていかなければならなかったです。
――その状況にはすぐ慣れましたか?
内瀬戸:最初は速いトスを要求していたのですが、うまく合わないことが多かったので、トスを要求するよりも上がってきたボールをいかに打つかという考えに切り替えるようにしたら、だんだん自分のプレーも上がってきたように思います。
――セッターは何歳くらいの選手でしたか?
内瀬戸:24歳くらいでした。チームは全体的に若い選手が多かったです。
――日本に帰ってきて、全日本に合流して、日本のセッターの選手のトスが懐かしかったのでは?
内瀬戸:本当に久々に思い通りに打てるトスを上げてもらえる感じで懐かしく、嬉しかったです。
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