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バレーボールマガジン>インタビュー>サントリー酒井大祐「この人とやれてよかった」と思われる指導者になりたい 後編

インタビュー

2018-08-11 12:00 追加

サントリー酒井大祐「この人とやれてよかった」と思われる指導者になりたい 後編

SV男子

 

――初優勝は素晴らしい経験だと思いますが、その直後の人生が(JTとの契約終了で)変わってしまいましたが、そのことについてはどう受け止められましたか?

酒井:あの時は、もう全然受け止められなかったですね。

 

――優勝して次の日に契約終了でしたっけ。

酒井:そう、次の日です。次の日にしてもらったのは自分なんですけどね。リーグのファイナル6ではもう決まっていたので。地獄は決勝の日の2週間前からくらいですね。そのころ3日間くらい練習を休みました。ちょっと自暴自棄になっていました。その3日でなんとか消化できて。モチベーションを保つのが大変でしたが、一緒にやっていたやつらには伝えて、一緒に頑張りましょうって言ってくれて。

今は移籍して更に経験できたことが大きかったし、全日本に行けるという何ヶ月間はでかかったですね。

 

――引退も頭をよぎりましたか?

酒井:よぎりましたね。いよいよもって就職活動しなければいけないかと思いました。

 

――ブログを拝見したのですが、ずっとJT一本でやってこられて、そこに骨を埋めるつもりできていて、契約終了の宣告は、ショックだったのではありませんか。

酒井:ショックは大きかったですね。「裏切られた」というと言葉は強すぎるかもしれませんが、「ああ、見捨てるんだ」というのはちょっと思いました。勝てなかったら仕方ないと思うんです。勝てないから、力不足でもう終わりだよって言われるのは。でも、そこもちょっと反骨心はありましたね。解雇と言われたけど、最後まで勝って終わるんだ!という。

でも、外に出てゼロからコミュニケーションをとって始めるのは、力が付きますよ。

 

――サントリーさんからお話きたときは嬉しかったですか。

酒井:嬉しかったですね。ただ、JTにそのまま自分がいたら連覇もあり得たかなとか思うときもありましたけどね。まあもういい思い出です。

 

――サントリーではどんな役割を果たしてきましたか?

酒井:あんまり全日本と変わらないです。

 

――みんなのママ的な?

酒井:ママというかパパというのか(笑)。当時ジルソンとか河野さんとかいましたけど、まとめるとか、発言するとか、統制するとか、とにかく覇気を求められていると思っていました。1年目はしんどかったですけどね。コミュニケーションゼロからですから。すごく毎日気疲れしてました。

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