2018-08-24 10:35 追加
全日本女子、タイにストレートで敗れる 寺廻強化委員長「メンタルの強さも必要」 第18回アジア競技大会
アジア競技大会女子 予選リーグの結果
全日本代表 女子
インドネシアのジャカルタで開催されている第18 回アジア競技大会の女子バレーボールは23日、予選リーグ第3戦の試合が行われ、A組の全日本女子はタイと対戦。0-3(20-25、25-27、20-25)のストレートで敗れた。日本の通算成績は2勝1敗。
日本チームのスターティングメンバーは長岡望悠、荒木絵里香、石井優希、黒後 愛、島村春世、冨永こよみ、小幡真子。
第1セット、先行したのは日本。冨永のサービスエースや黒後のスパイクで8-4とリードして、テクニカルタイムアウトを迎える。
しかし、タイの後方へ伸びるサーブに守備が乱され、攻撃を展開できず、連続失点でタイに逆転を許す。荒木のブロックや石井のスパイクで追いかけたが、終盤にも連続得点で抜け出したタイを捕らえることはできず、20-25でセットを落とす。
第2セットは前のセットで途中出場の鍋谷友理枝をスタートから起用。まず守備を安定させたいところだが、バックアタックもからめた多彩な相手の攻撃を止め切れず、序盤からタイに先行を許した。
追う展開を強いられた日本だが、鍋谷のサーブで崩し、荒木のブロックポイントで連続得点して16-15と逆転に成功。さらに途中出場の新鍋理沙がスパイク、サーブで流れを引き寄せ、22-18とリードを広げる。
しかし、タイの攻めのサーブに攻撃の選択肢を絞られて1 点が取れず、連続失点。逆転され、再び追いついてジュースにもつれ込んだが、25-27で第2セットも失った。
第3セットは第2セットから投入した新鍋、キャプテン・岩坂名奈がスタートから入った。岩坂のスパイクで日本が先制するが、傾いた流れは変わらず、6-8とタイが先行。
攻撃のリズムを変えようと佐藤美弥を投入、荒木が気迫のこもったサーブで連続得点し、12-11と逆転するも、タイのブロックに屈し、連続失点。逆転され、さらに点差を広げられた。
長岡、新鍋のスパイクや荒木のブロックで追い上げるも及ばず、最後は相手のスパイクが決まり、20-25。第3セットもタイが制し、日本は今大会初黒星を喫した。
■寺廻太女子強化委員長のコメント
第1セットは相手のサーブレシーブを崩していいスタートを切ったが、その後日本のサーブレシーブが崩れ、ミスも多かった。そのため、逆転でタイにセットを先取されたことが本日の大きな敗因である。
悪いなりにも試合を作っていかなければならない。メンタルの強さも必要であると実感した試合であった。
しかしながら、アジア競技大会が終わったわけではない。この1戦をしっかりと反省、修正し、予選リーグ最後の試合となるホンコンチャイナ戦(27日)で良い戦いができるように準備が必要である。諦めない気持ちを持って挑戦したい。
写真:AVC
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