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インタビュー

2018-09-03 08:04 追加

石川祐希・後編「開幕戦のイタリア戦がその後の試合内容にもつながる。勝てる、いや勝つつもりで練習している」

石川祐希インタビュー後編

全日本代表 男子

全日本男子バレーボールチームのエース、石川祐希選手のインタビュー後編。コンディションや世界選手権に向けての意気込みなど。

 

――膝の状態はどうですか。

石川:問題なく普通に合宿もフルでできていますし、2ヶ月間いただいたおかげでしっかりとリハビリトレーニングできたので、それに関しては自分は良い時間をもらえたかなと思いますね。

 

――今後の怪我との付き合いについてどう考えてますか。

石川:去年までは怪我が多かったのですが、今回は怪我で休んだと自分ではとらえていなくて、怪我をしないために時間をもらっただけなので、これから怪我をしないように継続してこのコンディションを維持できればいいのかなというふうに思います。

 

――ネーションズリーグを見ていてどのような印象を受けましたか。

石川:自分が実際に観戦した試合はネット以外では大阪ラウンドだけなので、そこに関してはあんまり時差ボケとかもあったので、動けていないなというふうには思っていましたね。でも他の、ネーションズリーグの最初の方の試合とかは非常にいい雰囲気でできていたと思います。西田だとか古賀さんが入ってスピードあるバレーができていたんじゃないかなというふうに思います。

 

――実際にチームに合流されてからの印象は。

石川:雰囲気も悪くないですし、印象として去年とすごい変わったなというふうには思わないです。

 

――新人の西田選手の印象は。

石川:非常にいいスパイクを打つ選手ですね。スピードもありますし、(相手ブロッカーが)1枚だったら安定して決めていく選手なので、その辺は安心してと言うか、バリエーションが去年よりは増えて、サイドアウトとかの確率も高くできるようになるんじゃないかなと思います。

 

――今年のチームでの役割をどう受け取られていますか。

石川:去年ともそんなに変わらずに、点を取るべきところでたぶんトスが上がってくると思うので、そこでしっかり点が取れればいいと思いますし、引き続きディフェンスも安定させれるようにやっていきたいなというふうに思います。ラティーナはどちらかというとパス(サーブレシーブ)中心でやっていたので、パスでって言われても準備はできています。福澤さんは、スタッツで見てジャンプサーブに対しては(返球率の)数字がそんなに高くはなかったと思うんですけど、フローターに関しては全部オーバーでいって強いので、それで(パスの)ラインが上がって自分もラインをあげてオーバーでいけます。そういうトライはできています。ずっとラティーナでディフェンスメインでやってきたので、シエナに行ってもそこも継続して(オフェンスもディフェンスも)どっちでもできるようにやっていきたいなと思います。

 

――やはりラティーナと全日本では役割は違いますね。

石川:そうですね、打つ選手がラティーナにはいたので、パスがしっかりと安定して返せるとかそういうディフェンスに重点を置いてやっていましたし、日本では打つ選手、西田とかいますけど、ここでは役割的に自分も打たないといけないので、そこはラティーナと全日本は違ってくるのかなと思います。

 

――世界選手権に向けてチームの課題はなんですか。

石川:サーブですかね。チームで出したデータでは、レセプションに関してはネーションズリーグは結構上位にいました。あとはスパイクの決定率・効果率を上げないといけないと思いますし、サイドアウト率の向上と、ブロックが最下位でディフェンスが良くなかったのでディフェンス。まあブロックで上位を取るというのはなかなか難しいと思うので、そういう意味ではブロックのミスというものを減らして、ディフェンスで拾っていくというふうに代えができると思う。そういうふうにチームの課題をひとつひとつクリアしていけばいいかなと思います。

 

――現時点で個人的な課題は何かありますか。

石川:ミスをもっと減らせる選手になりたいなというふうに思いますし、ディフェンス・オフェンスともに役割を与えられたポジションをしっかりできるように対応力をもっと身につけていきたいなと思います。

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