2018-09-09 14:51 追加
全日本男子 中垣内祐一監督「世界選手権に向けた強化のポイントは、ディフェンス、サイドアウト、ブロック」(後編)
全日本代表 男子
――海外チームの高いブロック対策について。
中垣内:しつこくタッチをとり、リバウンドをとってやっていくしかない。言い方は悪いかもしれないけど、ある意味女子バレーのような、いろんな技を駆使しながらでもポイントをとるくらい、しつこいバレーをしていかなければいけないと思っています。
――サーブの評価について。
中垣内:いい時はいいけれど、サーブは水物なところもある。練習していく中で最も難しいもののひとつでもあるかもしれないですけど。いかに自信を持って打たせられるかというところですね。サーブが走っていけば、相手の攻撃枚数を限定することができ、ディフェンスにつながっていくケースが増え、サーブを起点とするディフェンスができます。
――サーブの自信を持たせるための取り組みは?
中垣内:いつも100%の力で打たなければならないのではなく、時には60%であったとしても、効果を発揮することがあります。例えば、「サーブレシーブをする選手がレフトに回った場合、打つコースがここに限定される」とか、「相手のここの場所からサーブレシーブが返ってきた時セッターはこの攻撃を使いにくい」とか、そういったことを考えた戦略的なサーブを打っていくことで、やみくもに強いサーブではなく、時には緩いサーブであったとしても相手の攻撃の幅を狭くすることにつながるのではないかと思っています。
例えば、西田(有志)や李(博)などには、いつでも思い切り打ってもいいと指示していますし、ミスもひとつのステップというか戦略のうちという考え方でいるので、ミスしても咎めることはありません。
――今日はありがとうございました。
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