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会見・コメント

2018-10-15 09:30 追加

荒木絵里香「相手のフロアディフェンスが予想以上によかった」 石井優希「やられたというよりは日本が対応しきれなかった」 2018女子世界選手権 第3次ラウンドセルビア戦コメント

世界選手権 第3次ラウンド 荒木絵里香、石井優希コメント 

全日本代表 女子

 14日に日本ガイシホール(名古屋市)で行われた女子バレーボール世界選手権第3次ラウンド初戦セルビア戦後の荒木絵里香、石井優希両選手のコメントをお届けする。

■荒木絵里香

 セルビアは、前に当たった(2次ラウンドで勝利した)ときと同じようには来ないとわかっていましたし、ボシュコビッチ選手中心に決定力、攻撃力のある布陣で来るとわかっていましたが、相手に決められたこともそうですが、相手のフロアディフェンスが予想以上によかったので自分たちが攻撃で決めきれませんでした。どのセットも後半は追い上げましたが、その展開を前半から作れなかったのがすごく残念です。

 コンビに関してもかみ合わなかったケースがありました。相手のサーブがよく、ブロックも高くて、ブロックシステムも前回戦ったときと変えてきていました。そこに対して攻撃で迷った部分があり、それで攻め切れなかったところはあったと思います。前のときは(攻撃で)ライン(ストレートコース)を抜けていましたが、ラインをしっかり締めて抜かせないようにして、それで中に(クロスに)打ったらしっかりフロアディフェンスが上げるという状況を作ってきていたので、なかなか決定打が出せませんでした。

 ブロックでは、前回、クイックをすごく決められたので、そこは対応して少し抑えられた部分はあったと思いますが、ボシュコビッチ選手やブランキー(ミハイロヴィッチ)選手に対して、あれだけ決定打を出されてしまっては……。ブロックでどうにかなるボールをどうにかしきれなかったのが多かったと思います。自分自身、そこをもう少しブロックで追いかけずにまっすぐ残って、(バックに)拾わせるといった連携がやりきれなかった思いがあります。

 イタリア戦は全部出し切りたい。イタリアもセルビアと同じようにエースがいるのでしっかりそこに対応する。相手どうこうもありますが、自分たちがどういう攻撃をしたいのか、どういうバレーボールをしたいのかをもう一回表現できるようにみんなで頑張りたいと思います。

■石井優希

 序盤からセルビアの攻撃がよく、ボシュコビッチ選手に前衛から後衛から決められました。ボシュコビッチ選手はトスは高いですが、助走からテイクバック、スイングがすごく速いのでブロックのタイミングが難しく、フォームからどこに打ってくるかわからない。最後まで対応できなかった感じでした。ボシュコビッチ選手以外の選手に決めさせないように、と話していましたが、サーブで主導権を握れず、Aパスが入ることが多かったので、ラシッチ選手にクイックを決められ、ミハイロヴィッチ選手にもレフトから決められてしまった。ただ、やられたというよりは日本が対応しきれなかった感じでもう少しできたと思います。

 大事な1戦でスタートから起用してもらって、途中からでもスタートでも入るときの気持ちを変えずにいこうと意識して入りましたが、少し硬かったかなと思います。無理に打ちにいってしまったり、ブロックアウトも力んで強引にやってしまったり、ブロックがあると思ってクロスに抜いたら相手のリベロの正面にいってしまったり……。なかなか点数を取ることができなかった。仕掛けることがあまりできなかったように思います。前回当たったときよりブロックが高かったので、へんに意識しすぎたのかなと思います。同じことをやっていたら対応してくるので、攻撃の強弱やパターンを変えて攻めていこうと話していたのですが……。

 イタリアに勝てば次につながると思うので、切り替えて。イタリアもライトエースなので、しっかり対応して日本のバレーが展開できるようにスタートから頑張りたいと思います。みんな状態は悪くないと思うので、ポジティブに入っていきたいと思います。


写真:黒羽白

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