2021-11-12 13:00 追加
サントリー・柳田将洋「攻めたサーブに関してはまずメンタリティが大事」V1男子会見
SV男子
●山村宏太監督
山村:昨日の敗戦から、東レさんの強いサーブに対して、エースを極力少なくしようと臨みました。東レさんの強いサーブに苦しめられるシーンは多々ありましたが、我慢するところをしっかり我慢しました。
昨日とはマッチアップを変えて、謙也に意図を伝えた上でパダルと3回当たるようにしました。謙也が何度もリバウンドを取ってくれたり、献身的なプレーをしてくることによって他のメンバーが生きました。
その点では昨日の敗戦から学びを生かしたプレーをしてくれました。とはいえ今期のサンバーズのレセプション(サーブレシーブ)¥は安定していません。昨シーズンのフローターに対する高いレセプションの数字だとか取り戻せておらず課題はあります。
それでもこの試合を勝ち切れたというのは収穫です。東レさんの素晴らしいバレーボールをしている中、勝ち切れたのはサンバーズの利があると思うので価値のある試合だったと思います。
――メンバーを替えるという選択肢あったと思うが?
山村:メンバーを変えるという選択肢は今のところありません。変えるとしたらOPのところにバロッティ選手、栗山選手を入れる点です。謙也が崩れたときに秦耕介を入れていきたいのですが、コンディションが上がってきておらずベンチアウトの状態です。
そういう意味では変えようがありませんでした。変えてしまうとさらに荒いチームになります。当然そのようなチャレンジはしていきたいですが、今日の試合に関してはそういう選択肢はありませんでした。
――特に後半サーブが良かった点について
山村:第1セット機能の敗戦からいい形でスタートができました。東レさんに対してリードを許すとどんどんいいサーブを打ってきてしまうので何とかスタートの入りをやっていこうと思っていました。
理想的な展開はできましたが、第2、3セットは最初に東レさんに行かれてしまって、昨日と同じ展開になってしまいました。
そういう意味ではやらなければいけないのは分かっているのですが我慢しきれなかったシーンがあり、そうなるとサーブをもっと強くとなってしまいミスに繋がってしまいました。第2セットは特にそうです。
自分たちの良い、悪いが両方とも出ている試合でした。その中で最後のセット大宅が3本エースが取れたように勝負できるサーバーが揃っているので、いかに強いサーブをコンスタントに打ち続けていくかというのが今後のサンバーズの課題です。
――セットダウンの時どのような声をかけたか?
山村:レオ(レオナルド・カルバリョコーチ)がほとんどしゃべっていました。
なので選手にピンポイントで謙也やマサ(柳田将洋選手)には、パダル選手に対するブロックのポジショニングが行き過ぎていたりだとかブロックが前に出ず高さのほうに意識が行っている点、終盤パダル選手の打点が下がる点に関して自分のエリアを抑えに行こうと言いました。
今日に関しては相手の攻撃、サイドアウト率を下げることができたというのもサーブとブロックが機能したと思う点です。彭選手が入って、(サイドに寄るスピード、ブロックの高さにより)クロスに打ちたくないと思わせることができたというのもできたと思うので彼の功績は大きかったです。
――アライン選手の起用法について
山村:アラインはOPとしてではなくアウトサイドとして使いたいという思いがあります。ウチの懐事情的に他の選手に比べアラインがいい状態ですので急遽ですが使ってきました。
アラインが予想以上に早く対応してくれたというのが嬉しい点です。今年の9月からOPとしてやっているので、ミスやライト側のディフェンスなど修正しなければならない点ですがあまり「慣れてほしくない」というのが難しい心情です。
年明けからディマ(ドミトリー・ムセルスキー選手)が戻ってきたときには、アラインをサイドに、3人(藤中選手、柳田選手、アライン選手)の組み合わせをいろいろと試せるので非常に楽しみな存在です。
サイドの選手の疲労等も考慮して、後半戦に疲労を残さないようにするということも大事な点なので、併用しながら、コートに立たせる機会を増やしていきたいです。
写真:黒羽白
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