2018-12-20 17:01 追加
パナソニックに完敗のFC東京 悔しさで山田、言葉が出てこず 天皇杯・準々決勝
天皇杯準々決勝 試合ご談話
SV男子
バレーボール全日本選手権(天皇杯・皇后杯)は12月16日、武蔵野の森総合スポーツプラザで準々決勝が行われた。V1男子のFC東京は、前回王者のパナソニックパンサーズ(V1)に0−3(13-25、17-25、18-25)で完敗した。先発出場したセッターの山田要平は、悔しさをこらえながら「もっと良いゲームをしたかった」と天を仰いでいた。一方、パナソニックは22日に、準決勝で東レアローズと対戦する。
試合後、取材に応じたセッター・山田要平は、感想を聞かれても思うように言葉が出てこない。何か答えようと絞り出そうとするが、なかなか出てこない。「え……そうすね……え……そうすね……あんまり……負けて悔しいのと、それ以外は出てこないです」と何度も言葉を反芻しながら、40秒ほどかけて答えた。よく見ると、山田は肩を震わせ、目から何かこぼれ落ちそうになるのを我慢していた。少しずつ落ち着きを取り戻したが、「(チームが)機能してないとかではないでんすけど……、そうすね……もっと良いゲームをしたかった。全然、相手になっていなかったというのがあって…」と悔しさとやるせなさでいっぱいだった。
相手は昨シーズンの3冠王者であり、今シーズンも強さを見せつけている。FC東京はリーグ戦で2試合戦い、いずれもストレート負け。もちろん厳しい相手なのはわかっていた。それでも「先週、結構良い練習をずっとやってきていて、それでチーム(の調子)が上がってきていると思っていた。(パナソニックとは)リーグでも2回戦ってきているので、もっと違った試合ができる、やろうとしてやっていました」と意気込んでいた。しかし、1セット目はわずか13点しか取れず、その後も力の差を見せつけられた。
山田は大分三好ヴァイセアドラーから移籍してきて4シーズン目。開幕にスタメンを得るなど、30歳にしてようやく出場機会を多く得ているシーズンだ。だからこそ余計に思うところがあったのかもしれない。
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